昨年11月から4回を通して行われてきた連続ワークショップ『観る・知る・創る IKEDA』。

子どもたちがすごい勢いで写真を撮りまくっていたっけ。あれから4か月、すでに懐かしい気分です
2024年11月9日、第一回目のワークショップ『観る』では3チームに分かれて池田市内をチェキで撮影しました。
「ユキ」チームは本町通り・猪名川コース、「ワイン」チームは商店街・さくら通りコース、「フク」チームは五月山コースの担当でした。

写真の中から色を選んで、作って、名付けして。みんな夢中で作業しました
12月7日に行われた第二回目の『知る』編では写真をもとにそれぞれのチームでオリジナルカラーを創作しました。

オブジェクトのエッセンスを残しつつ、シンプルな形にデフォルメ。北欧柄みたいにオシャレになりました
そして前回、2025年1月25日開催の第三回目『創る』では写真の被写体をから「カタチ」を抽出しました。

チームごとに選出された5色のペンキがすでに準備されていました。みんなで撮って、選んで、作った色たち。感慨深い!

あらためて見ると、大きい!この真っ白い布が果たしてどうなるのでしょう
さあ、今回はいよいよ最終回!
総括的な『創る』ワークショップとして、3.5メートル四方の白い大幕布をペイントしていきます。
作り上げてきた「池田の色」を縦横無尽に

今回のワークショップは三部制
これまで同じメンバーが出席してきましたが、今回はワークショップの後半に初参加の方々が来られるとのこと。
ネットでも「予約不要で当日参加OKのペイントワークショップ」として紹介されていました。
参考URL:【イベント情報】3月15日(日)に栄本町コミュニティセンター跡地にて【観る知る創る IKEDA】のペイントワークショップ… [池田市の子育て情報]

3つの作業のうち、2番目と3番目の間に初参加の方々がペイントを楽しみました
今回のワークショップの内容は次の3つです。
1)白い大幕布にベースの色を塗る
2)布の中央付近に「カタチ」を描く
3)筆でスパッタリングをほどこす

レインコートは大人用から子どもサイズまで取り揃えられていました
「服についたら落とせないペンキを使うので、汚れてもいい格好で参加してください」と事前に通達されていましたが、会場でも汚れ防止グッズが用意されていました。
また、寒い日だったので、カイロもありがたかったです!

ペンキ塗りはほとんどの人が体験したことないんじゃないかな?ワクワクな時間♪
まずはペンキの塗り方を学ぶため、別の場所に移動しました。

先生はペンキでキレイなラインをするすると描いていきました。簡単そうに見えるけど、果たして・・・?
みんなが見守る中、アートディレクターのいとこ先生が実演しながら教えてくれました。
受け皿とローラーを使って、布の一辺から他の一辺を目ざして線を描くように。
たくさんの線で塗り重ねつつも、なるべく線の形を保つように心がけてください、とのことでした。

こちらは「フク」チーム(五月山コース)のカラー表。新緑を思わせる鮮やかさです
白い大幕布は3張り。
3チームそれぞれが1張りずつ、それぞれの選出カラーを使用します。

四方にスタンバイされたペンキセット。一度に4人がペイントできます
大幕布の4辺それぞれに参加者が1人ずつ立ち、ローラーと受け皿を手にしました。
まずは緊張の第一筆目。
・・・と思いきや。

みんな、後に続け~!
ためらうことなく、娘が駆け抜けていきました!
まるでそれが合図かのように

ペンキがかすれたり、線が途中で途切れたり。始めてばかりの時点ではたどたどしさが感じられましたがみんなすぐに上達
ローラーをどんどん滑らせて

お互い順番にペンキを交換しながらまんべんなく線を重ねていきました
ダーッ!と行って

直線に近いラインもあれば、カーブのかわいい曲線も
塗りまくる!

レインコートとスリッパで汚れをふせぎながらも夢中に塗り塗り。かわいい~♪
ペンキの線が折り重なって、白いすき間がどんどん埋まっていきます。

たっぷりのペンキがのった大幕布は沼のように足元を重くしました
みんなが交差を繰り返すほど色は輝き、足はすべり・・・尻もちをつく人、続出。

「なぜそんなところがそんな風に?」という汚れ具合の子もいて、思わず笑ってしまいました
楽しい~!!

4色のペンキだけで織りなしたとは思えないほど、味わい深くなりました
それでも色塗りはなんとか終了。
存分にペイントされた大幕布を乾燥させるため、私たちは一旦退出しました。
その間にスタッフのみなさんが一生懸命、大型扇風機で風を送っていました。
サイズ&カラーさまざまな「カタチ」を重ねて

スズキさんのクイズ大会、始まるよ~。今回は〇か×かの2択問題!
私たちが向かった部屋では、もはや恒例となってきたクイズタイム。

正解すると大喜び、はずすと「あ~あ」とガッカリする子どもたち。〇か×か、真剣に挑んでいました
今回も池田市にまつわる難問珍問で盛り上がりました。
クイズが終わった後は再びいとこ先生によるレクチャーです。

第三回目のワークショップで作った「カタチ」の型紙。次はこれを使って大幕布を彩ります
前回作った「カタチ」の型紙の中から好きなものを選びとり、手に持ったまま説明を聞きました。

ラインを描くよりもう少し難易度が上がります
一度に完璧な形を描く必要はないので、なぞればいいし、そもそも「失敗」なんてない。
サイズや色を変えて、たくさん描いてください!

同じように描いているつもりなのに、あれ? まあ、これもOK!

背景に馴染むカタチ、コントラストが美しいカタチ、いろいろ

大人も子どももずっと集中して描き続けました
色とカタチで埋め尽くされた大幕布もそろそろ総仕上げ。
「スパッタリング」という描法で表情をつけていきます。

みんなは隣の別室へ。ガラス戸越しに中の様子がうかがえました

ペンキを十分に含ませた筆にもう一本の筆をクロスさせて、カン!打ちつけるたびにしぶきが飛び散ります

一斉にスパッタリングの練習を始めた子どもたち。「開かずの踏み切りか?」と突っ込みたくなるほどずっとカンカンやってました

ペイントのしぶきが髪や顔にかかってもお構いなし。中はスゴイことになっていきました
「私たちの池田」フィナーレへ
一方、大幕布の方は初参加の方々が次々とやってきて、端のあたりを中心に思い思いのペイントをほどこしていました。

小さい子連れも多く見られました。「もういいよね?」とお父さんに絵筆をとられて大泣きしていた赤ちゃんも

商店街の方もお仕事の合間をぬって参加してくださいました
ほどなくして、スパッタリング練習の部屋からペンキまみれの子どもたちが出てきました。
2本の筆を誇らしげに抱え、各チームに戻っていく間も満面の笑みです。

初参加組が終わった後、ついにスパッタリングの本番スタート(ぎゃ~っ、こっちまで飛んでくる!!)

筆が打ち鳴らすカンカン音と四方八方から飛来するペンキつぶ。必死に逃げる私を尻目に娘は・・・

スパッタリング、まだまだやるで~♪
子どもが沸き立ち大人がとまどうテンションの中、息を吹き込まれたようなライブ感あふれる大幕布が完成!

猪名川の青、五月山の緑、さくら通りのピンク。「私たちの池田」です
思い起こせばこの1年間、たくさんの貴重な体験をさせていただきました。
長年親しんできた池田を新たな視点で見つめて、池田ゆかりの企業の方々と触れ合えて、池田クイズに感心して。
娘と一緒に学んで笑って、すごく温かな思い出となりました。

3張りの大幕布は2週間後にお披露目されます
この大幕布がお披露目される3月28日。
どんな景色が見られるのか、とても楽しみです!
IKEDAワークショップ「観る」「知る」「創る」
- 「観る」11月9日(土)※終了しました
「知る」12月7日(土)※終了しました
「創る」①1月25日(土) ※終了しました
②3月15日(土)※終了しました
各回 9:30〜12:30(約3時間) URL:https://www.city.ikeda.osaka.jp/soshiki/machidukurikankyo/toshiseisaku/toshikeikaku/18683.html
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※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけ、サービス利用の際はHP等で最新情報の確認をしてください
この記事を書いたのは…
ジモトミンイナリーバ
若いとき世界に向いていた目が今は地元に全集中。徒歩や自転車で見つける街の情報、楽しくてたまりません♪