こんにちわ。さえぴよです。
皆さんご存じ「勝尾寺」は西国三十三か所の二十三番札所としても有名ですが、箕面の山の中なのでアクセスには車やバスを使うのが一般的ですよね。
実はなんと歩いて行く参道があるのです!(地元では何を今さら?なんですけど…)
その起点となるのが、西国街道、新家にある勝尾寺の大鳥居。ここから北へ向かう道が表参道となるそうです。
参道沿いには距離をあらわす「町石」(1町は109m)が残されています。勝尾寺山門にある下乗石からこの大鳥居までの「三十六町石」中、現存の町石は20基あるそう。
約4キロの参道を町石をめぐりつつ子供と一緒に歩いてみました。
大鳥居からスタート♪
箕面の表参道です

立派な鳥居…ここより先は勝尾寺参道。気持ちがスンとしませんか?
現在の石の大鳥居は江戸時代に建てられたものですが、古く鎌倉時代から木の鳥居があり西国街道から勝尾寺へ向かう三十六町(約4キロ)の起点になっています。

起点の三十六町石(石柱右)⬆️
今日のルートは4キロの山道。往復で3時間はかかりますので、水分多めとおやつを持ってしゅっぱーつ♪
エイエイオー\(^^)/
171号線を渡り北へまっすぐ歩いていきます。なだらかにのぼっていく途中、歩道の脇に5つの町石発見!
<帝釈寺北(山麓線)>

帝釈寺北交差点
大鳥居を出発してから10分足らずで山麓線に出ました。帝釈寺北交差点から田畑を通りぬけて、山道へと進みます。

二十六町石
ここからいざ登山道へ!

山に入るゲート。閉めないでくださいとありますね。
<大畑下池>
いつもここは神聖な空気を感じます。

大畑下池。二十三町石
緑の香りが怒涛の如く押し寄せてきました。
池をすぎ、少し行くとのぼり坂が始まります。もちろん舗装はされていないので、滑ったり転んだりしないよう慎重に…と言いながら、日陰の落ち葉でズルリ!
「あっぶねー」(笑)

緑が繁りキラキラしています
<旧参道と古参道>
町石が道の真ん中に立っていて古参道と旧参道の二つに道が分かれます。どちらからでも勝尾寺にいけます。

十七町石?文字が読めない。

分かれ道には必ず案内板があります。
看板右手の旧参道にいきます➡️ ここからはしばらく町石は現れません。古参道にしかないので帰り道にまた探します。

ところどころ木のベンチが設置されています。
遠く生駒山まで望む絶景

手前には粟生団地、奥の山並みは生駒山です
行きは旧参道、帰りは古参道をあるきました。
旧参道は箕面の山のハイキングルートとしては東端になります。なだらかにのぼり下りを繰り返し、小川を渡ったり、途中野鳥の餌場があります。
小鳥のさえずりに包まれる癒し体験
野鳥がこんなに近くまでくるかも!?

ヤマガラがこんな近くまで寄ってきてくれました。

ソウシチョウ
小鳥のさえずり、うぐいすのホーホケキョ♪が絶え間なく聞こえます。
「ここでお昼寝したいね。」と小学生の娘が木のベンチにゴロン〜(笑)
小川を渡る
途中、小川を渡ります。
右手が崖になっていて道幅が細いところが続きます。
ちょっぴりドキドキ♡気をつけて歩きます
トレイルランニングのコースにもなっているみたいですね。風のように通り過ぎて行かれます、早いっ!

このあとランナーのみなさんは勝尾寺で折り返してこられて、再会しました。傾斜も崖もなんのその!感服です。
ただ歩いてるだけで息切れするんですが…アラフィフ運動不足を痛感です。
古参道と旧参道の合流地点
今回のルート勝尾寺まで残り4分の1にきました。

箕面の山なみマップ全景

箕面の山のハイキングコースすごい数です。いつか色々まわってみたい。
少し急な山道が続きます。大きな岩を横目にみながらさらに進むと、文化財エリアになります。
<文化財の町石>

七町石から勝尾寺下乗石までは勝尾寺に残る古文書の記録から、高野山の町石(鎌倉時代)よりも古く、日本最古の町石であることが確認されているのだそう。
「八天石蔵」国重要文化財
「八天石蔵」とは、勝尾寺が鎌倉時代の寛喜2(1230)年に寺領の境界を明示するために山中に造ったものだそう。
勝尾寺の周囲8カ所の石蔵に、仏像が1体ずつ埋められていて、
石蔵から出土した、青銅で造られた四天王像及び四明王像の仏像と、その仏像が納められていた信楽焼の陶製壺は国重要文化財に指定(現在は勝尾寺に保管・非公開されています)。
▽ 以前のイベント投稿 みのお八天石蔵ウォークトライアル

四町石まできました。石造りのラインで参道っぽくなってきましたね。

勝尾寺手前にあるグリーンの看板、ここから左(西)「自然研究路」方面へ行くと箕面ビジターセンターや箕面大滝へと続くコースがあります。
ラスト気が遠くなるほどの長い階段が続きます。何段あるの?帰りが怖い…
見えた見えたー♪ゴールじゃなくて折り返し地点デス
<勝尾寺>

門の右下にあるのは下乗石。
勝尾寺到着\(^^)/
3回ほど休憩しながら1時間半ほどで到着。勝尾寺を眺めながら、階段に座って水分補給とオヤツタイム✨
「勝尾寺ってなんか神ってるー」それを言うなら仏ってる?かな?そんなんない(汗)
今日は門にタッチしてUターンしまーす。
一町石

帰りはこれをのぼるのかー(⌒-⌒; )
<古参道>
みちが細くてのぼりが急です、崖のようになっているところもあるので、少しワイルドな道の印象です。
冒険気分を味わうならこっちがおすすめです。
どんぐりどんぐり…拾っていたら帰れません(笑)
おおー懐かしい!ただいまー♪大畑下池さま

戻ってきました。

今回確認した町石は14基。
自然を感じるハイキングにも楽しいコース。町石・文化財を巡る歴史体験もできたり、勝尾寺へ徒歩で参拝するのもまた一興です。箕面大滝まで行くルートにもつながっているので、一日たっぷり箕面の山を堪能してみてはいかがでしょうか?
いつもそこにある箕面の山、爽やかな季節に是非楽しんでみて下さいね♡
▽箕面の山なみマップはこちら
勝尾寺参り旧参道・古参道
- ◾️参道の起点:勝尾寺大鳥居(箕面市粟生新家1-2)
◾️ハイキングコース入口(山道ゲート):
・大鳥居から北へ徒歩約15分(約1km)、帝釈寺北交差点を経由
・または山麓線「外院」バス停より徒歩約7分
★この記事が気になったり、いいね!と思ったらハートマークやお気に入りのボタンを押してくださいね。
※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけ、サービス利用の際はHP等で最新情報の確認をしてください
この記事を書いたのは…
ジモトミンさえぴよ
北摂生まれの北摂育ち、年の差5人兄弟の子育ても24年目に突入。子育て世代からおじいおばあ世代まで、明日が少し楽しみになるもの見つかるといいな…