泉北に残る古墳時代の窯跡を巡るイベント「須恵器の窯跡を巡るハイキング」が12月2日(土)に行われます。泉北の歴史を学びながら運動不足も解消できるチャンス。ぜひご参加ください。
古墳時代の泉北は最先端の工業地帯
みなさんは、かつて泉北一帯が土器の一大生産地だったことを知っていますか?
今から約1600年前の古墳時代、須恵器(すえき)と呼ばれる土器が今の泉北地域で大規模に作られ、その後の日本の土器づくりの基礎になりました。そう、日本の器づくりは泉北から始まったと言っても過言ではないのです!
そんな泉北には須恵器を焼いた窯の跡がたくさん出土しています。その数、なんと約1000か所!
多くは泉北ニュータウンの開発とともに埋もれてしまいましたが、そんな窯跡を保存しようと活動している「陶邑濁池の窯跡を守る会」が今回のハイキングを開催。今回で7回目とのことです。
事務局長の新保さんは「地元の人でも窯跡のことを知らない方が多い。堺は百舌鳥古墳群で有名ですが、この古墳文化を支えたのも、泉北で作られていた須恵器なんです」と須恵器の魅力を語ってくれました。
栂・美木多から泉ケ丘へ約8kmのコース
今回のハイキングは栂・美木多駅を12:30に出発し、約8kmのコースを3時間で巡ります。途中、窯跡だけでなく、関連する古墳や資料館での展示も見学します。
<コース>
栂・美木多駅⇒牛石8号墳⇒野々井遺跡⇒大庭寺遺跡⇒多治速比売神社⇒TK73号窯跡⇒遊歩道⇒大蓮池⇒TG61号移設窯跡⇒泉北考古資料館跡⇒濁池⇒泉ケ丘駅
泉北高速鉄道が発行している泉北ぐるりんウォーキングの「荒山公園コース」に沿った行程です。
「窯跡は泉北が誇る遺跡で、考古学的にも貴重なものです。ハイキングを通じて多くの方に興味を持っていただき、窯跡の保存につながればうれしいですね」と新保さん。
ご家族と、お友達と、ぜひ気軽に参加してみてください。
須恵器の窯跡を巡るハイキング
- [日時]12月2日(土) 12:30出発
※雨天決行(当日朝NHK6:50の予報で午後に注意報・警報の時は中止)
[集合場所]泉北高速鉄道「栂・美木多」駅改札出口
[参加費]200円(保険料・資料代含む)
[定員]40名(先着順)
[持ち物]水筒・タオル・健康保険証・雨傘・手袋
[参加申込]090-9541-0686(新保)
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この記事を書いたのは…
ジモトミンフーキー
泉北でフリーライターをしています。町の小さな会社や、そこで働く人たちのストーリーを紡ぎながら町の魅力を紹介したいと考えています。泉北が「明るい未来に向かって積極的に挑戦する人」であふれる町になればいいなぁ、などと思いつつ。よろしくお願いします。