＜箕面発＞こんにちは！北摂特派員のボルダーです。桜の開花が待ち遠しい季節となりましたね。店内から桜を眺めながらゆったりとおいしいランチをいただけるお店をご紹介します。
桜並木に面した素敵なロケーション！
箕面中央図書館の東、閑静な住宅地にあり、お店の前を通るたびに気になっていた「季節といなり 豆椿」さん。
大きな窓があり、明るくすっきりとした店内。
こちらのお店は「大阪府緑の100選」にも選ばれている箕面桜並木通りに面しています。取材時はまだ桜が待ち遠しい時期でしたが、満開の時期ともなればそれはそれは美しい桜のトンネルとなります。こちらの窓が桜並木に面しているので、桜を眺めながらランチをいただけるという、なんとも素敵なロケーションなのです！お店の方がおっしゃるには、ソメイヨシノ、八重桜とあともう1種桜があって、少しずつ時期をずらして桜が楽しめるそうです。
1日1組（3人）限定の完全予約制のランチ「結」
店内の空間を貸し切りでいただけるランチコース「結」3850円は、メインのいなりと地元でとれた季節の野菜を生かした7品が出てきます。
まずは【序】。その日に出される野菜の皮や種等、普段は捨ててしまうような部分からゆっくりと取ったお出汁です。お出汁というよりスープ？これから出てくるお野菜を想像しながら、かつ自分の体調と向かい合いながらゆっくりいただきます。味は体調に合わせて、お塩で調整。
ほのかに甘くて、青菜のような香りもして…甘みは玉ねぎやジャガイモ？ 小松菜の緑の香りかな？ と舌で転がしながら想像していましたが、結果全然違ってました。使用している野菜は次の品でのお楽しみ！ キッチンからはじゅわじゅわ～と揚げ物の音がしてきました！
【八菜皿（ヤサイザラ）】 12～13種類の野菜や果物の盛り合わせ。
中央から、紅芯大根と赤大根・菜の花・ブロッコリー・キンカンと文旦・お豆腐のディップ・えびいも・白菜・人参・祝蕾（しゅくらい）・あかねぎ・かぶら・菊芋・ふきのとう。
それぞれ、生でたべるもの、漬けたもの、揚げたり煮たり蒸したりと調理法が違い、いろんな食感や野菜の甘みや苦みも味わえます。特に驚いたのは素揚げニンジンの甘さでした。おいしいうえに美しく、知らないお野菜の説明を伺いながらの楽しい一皿です。
【椀】春キャベツのステーキ風と菜の花のソース
春キャベツはとっても甘く、菜の花のソースもなんともまろやかでおいしい！キャベツの上にレモンの甘露煮がのっていて、これがさわやかで合うんです。
【いなりと清汁】いよいよメインのいなり登場。
定番の三角形の古代米いなりとくるりと揚げをまいた季節のいなり2種。この日ははっさくと菜の花でした。甘みを抑えて炊き上げたお揚げを使った優しいいなり。果物といなり？ とびっくりしましたが、揚げのほんのりとした甘さと果物の酸味が合うのですね。ほかの時期の果物のいなりも食べてみたいものだと興味津々になりました。清汁は、のりとショウガ。木のお椀が可愛いです。
【茶】季節ごとの中国茶を出してくださり、この日は辰年にちなんで「白龍珠（はくりゅうじゅ）」。緑茶を摘みたてのジャスミンの花と一緒に7日間おいて香りをつけたお茶です。
店主さん自ら説明しながら目の前で淹れてくださいます。茶葉が広がるごとにジャスミンのいい香りが広がります。足し湯をしながらゆっくりいただきました。
【菓】和風クレープ包み。生地はヨモギで、あたたかくてもっちもち！あんこはたっぷり！上にきな粉がかかっています。緑龍珠のいい香りとともに余韻に浸ります。
「いなりを通して季節と出会う」
豆椿さんのテーマである「いなりを通して季節と出会う」。こちらでお食事をいただくまで正直、「どうやっていなりで季節と出会うのだろう」と思っていました。でも実際にお食事をいただき、店主さんとも楽しくお話させていただいて、旬の野菜や果物を使い、見た目や口に含んだ時に広がる味わいで季節の移り変わりの感じ方を大事にされているのだなあと思いました。目にしたことのないものや、口にしたことのない野菜の説明を聞かせていただいたり、可愛らしくもアイデアのつまったいなりをいただいたり。驚きとおいしさと楽しさのまじった素敵なひと時でした！
いなりは店頭で予約なしでも購入できます（なくなり次第終了）。
ぜひ古代米と季節2種を召し上がってみてください。
ランチコース「結」は完全予約制です。
季節といなり 豆椿
住所：箕面市箕面5-10-11
TEL：080-4989-0625
営業時間：午前10時～午後5時
定休日：月・火・水曜
※現金のみ
※完全予約制。予約についてはインスタグラムで確認を
https://www.instagram.com/mametsubaki_inari/
（リビング北摂Web特派員：ぼるだー）
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