3月24日(日)、柏市洒井根にある下田の杜にて「日本の里山とSDGs体験」をテーマとした国際交流が行われました。
参加したのは
プリンスオブソンクラー国立大学(タイ)、
中山医学大学(台湾)、
東邦大学(日本)の学生、各校10名、計30名と引率の教職員8名。
前編では現地案内(田畑、文化資源、樹林地、野馬土手、谷津地形、湧水、ホタル水路)などの午前中の活動についてご報告しましたが、後編では、同日午後に行われた、観察池の葦刈り、外来種除去、綿繰り、タペストリー制作、障子張りといったアクティビティを中心にご報告します。
観察池の葦刈り
観察池は2つあって、そのうち一つは人手を入れず自然のままに、もう一つは人手を入れて管理しており、葦刈りは後者の観察池で実施されました。
メンバーは胴長を履いて観察池へ。
枝の根本、水面より下から刈るのがポイントだそうです。
外来種(植物)除去
外来種除去に臨むメンバーは長靴を履いて現場へ向かいます。
下田の杜里山フォーラムのスタッフより、除去対象の植物の特徴や除去が必要な理由、見分け方、刈り方の説明の後、実際の除去作業を行いました。
綿繰り
綿繰りは吉峰荘の中で行われました。
綿繰り機を使って綿と種を分け、その綿を使ってハンドメイドの工芸作品を作ります。
タペストリー制作
タペストリー制作も吉峰荘の中で実施。
どんぐりやまつぼっくりなどの木の実や枝、千日紅のドライフラワーといった自然素材を使っての制作です。
障子張り
障子張りは吉峰荘の庭にある小屋で行われました。
アクティビティの後
アクティビティの後は下田の杜里山フォーラムのスタッフも交え、お茶会。
折り紙をやっているチームもありました。
あるテーブルで、タイの学生と台湾の学生が英語で厚く議論しているので何を話しているのか聞いてみると、外国人が日本の土地を買って開発することの問題点についてでした。
乱開発による自然破壊に留まらず、水源地でもある山林が買い占められたらと思うと怖いような気もします。
土地の売買や利用に関する法制、税制なんかも持続可能性、SDGsの視点が重要なんだろうなと思いました。
学生さんたちに今後の予定を聞いてみると、明日はチーム別に行き先を決めて学習とのこと。
房総の海にいったり、千葉県内の学校・教育施設に訪問したりするそうです。
その翌日の最終日に各チームで発表して成果を共有、その後帰国の途に就くとのことでした。
下田の杜での「日本の里山とSDGs体験」国際交流のレポートは以上です。
学生の皆さん、引率の教職員の皆さん、スタッフの皆さん、お疲れ様でした。
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この記事を書いたのは…
koji-koji
柏市在住。四季折々の季節の良さ、歴史的な名所・史跡・行事、メジャーなのからマイナーのまで様々なイベントなどを巡ったりするのが好きな千葉県民・柏市民です。農園を借りて野菜や花を育てています。