こんにちは。柏市在住の地元民(ジモトミン)、「まちっと柏」ライターのKOJI-KOJI(コジコジ)です。
増尾音頭のことを知りたい、踊りを覚えたいなどと話していたら増尾音頭を作曲した田嶋先生をご紹介いただき、お話をお伺いすることができましたので、そのご報告レポートです。
増尾音頭を作曲した田嶋勉さん
柏市内で盆踊り巡りをしていると、柏おどりや京北音頭などの定番曲がわかってくる一方で、ご当地踊りと思われる踊りに巡り合うことがあります。
増尾音頭がその一つ。
百年桜で有名な土小学校の校庭で行われた夏の盆踊りの時に見様見真似で踊ったのですが、曲ができた経緯を知りたくなり、また、練習して踊りをマスターしたいと思うようになりました。
ちなみに増尾音頭の歌詞にも百年桜が出てきます。
そんなこんなで増尾音頭に触れる機会を探し回っているうちに、「曲を作った人なら知っているよ」という話があり、作曲者にお会いする場を設けていただくことになりました。
増尾音頭を作曲したのは柏市出身の作曲家、田嶋勉さん。
Wikipediaによると田嶋さんは、
>専修大学松戸高等学校、東京音楽大学、上越教育大学大学院修士課程修了後、ピアノを笠井一郎、作曲理論を飯島英嗣・後藤丹、作曲を浦田健次郎に師事。
>数多くの吹奏楽曲を作曲しており、全日本吹奏楽コンクール課題曲にも過去4度(うち朝日作曲賞を1度受賞)選出されている。千葉県内の公立中学校・高等学校の音楽科教諭を務めており、柏市立柏中学校吹奏楽部顧問在任時には、全日本吹奏楽コンクール全国大会へ出場し、自ら作曲した課題曲「エアーズ」を演奏し、銀賞を受賞した。
という作曲家であり、元教諭。
そんな田嶋先生と、2025年5月某日、増尾の近隣センターでお会いしてお話をお伺いすることができました。
田嶋先生によると、増尾音頭ができたのは今から約15年程前のこと。
増尾町会長の方が田嶋先生のお宅に訪れ、この増尾地区のオリジナル音頭を作りたいので協力願いたいという話があったそうです。
地元の町会長直々の頼みでもあり、また、「音頭」の作曲は初めてで興味もあったので引き受けたという田嶋先生。
歌詞は町会の増尾音頭政策委員会が準備し、それに田嶋先生が曲をつけることに。
書き始めるとこれが意外に面白く、すぐに仕上がったそうです。
さすがプロですね。
曲ができると今度は早速レコーディングに取り掛かることに。
歌い手は教え子の高源麗美さん、合いの手と歌は市立柏高吹奏楽男子部員と地元の土小学校(ツチショウガッコウ)吹奏楽部のこどもたちでレコーディング。
増尾音頭の初演は増尾幼稚園園庭、納涼盆踊り大会にて披露。大好評だったそうです。
田嶋先生は吹奏楽で有名な柏市立柏高等学校に勤め、吹奏楽部の顧問をしていたということで、昨年12月に道の駅しょうなんで開催されたイベント(柏市制施行70周年記念事業「柏 de 吹奏楽PARTY♪!2024」)に出演していた同校の吹奏楽の様子等をお話すると、同イベントに出演していたPasso a Passo(パッソ ア パッソ)さんも田嶋先生の教え子とのこと。
Passo a Passoは、もともとは田嶋先生が依頼を受けて制作した楽曲の曲名だったと語ってくれました。
ちなみにPasso a Passoは“一歩一歩”という意味のイタリア語。英語で言うとStep by Step。
「一歩一歩,着実に歩みを進めて」の願いが込められているそうです。
それがその後ユニット名になったんですね。
田嶋勉さん。現在は柏市内の幼稚園(すみれ幼稚園)の園長をしているそうです。
写真右側の方は場を設けてくれた増尾ふるさと協議会の志水さん。
増尾音頭の歌詞は増尾ふるさと会館に掲示
増尾音頭の歌詞を知りたいという話をしたところ、増尾ふるさと会館に掲示されているとのこと。
ということで、近隣センターでのインタビュー終了後、増尾ふるさと会館に向かい、歌詞を探してみることに。
最初はロビーにでもあるのかなと思ったのですが、ロビーではなく1階の会議室内に掲示。
増尾音頭の歌詞が横長の額に収められており、その隣には、増尾音頭のCDやDVDが作詞作曲関係者のお名前と共に額に入って掲示されていました。
★この記事が気になったり、いいね!と思ったらハートマークやお気に入りのボタンを押してくださいね。
※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけ、サービス利用の際はHP等で最新情報の確認をしてください
この記事を書いたのは…
koji-koji
柏市在住。四季折々の季節の良さ、歴史的な名所・史跡・行事、メジャーなのからマイナーのまで様々なイベントなどを巡ったりするのが好きな千葉県民・柏市民です。農園を借りて野菜や花を育てています。