【豊中】人気店「野乃鳥」「のら」がコラボ!2店の代表が語る食の可能性とは

【豊中】人気店「野乃鳥」「のら」がコラボ!2店の代表が語る食の可能性とは

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 焼き鳥専門店・野乃鳥が運営する「炭焼きビストリッシュ」(豊中市)が、2月8日のリニューアルを機に、こだわり野菜を販売する「のら」とコラボ。野菜を中心にこだわりの食品を常設販売するマルシェ併設の店舗に生まれ変わりました。タッグを組んだ2店の代表、野乃鳥 代表取締役の野網厚詞さん、のら 代表取締役の河村賢造さんに話を聞きました。

webDSC08145▲野乃鳥 代表取締役 野網厚詞さん(写真左)、のら 代表取締役 河村賢造さん(写真右)

 

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炭焼きビストリッシュ×野菜ソムリエの店のら(豊中市玉井町1-9-3)の外観

- コラボのきっかけは?

【河村さん】 以前、のらの店舗は千里中央にありました。セルシーの閉館などで街の様子が変わっていく中、移転先を探していたんです。そのタイミングで、野網さんにビストリッシュのリニューアルの話を伺い「ぜひ、一緒に新しい挑戦を」と、産直の食材にこだわる2店が力を合わせ、新店舗を構えることに。

リニューアルしたビストリッシュの入り口周辺にマルシェコーナーを設置し、野菜を中心にみそや納豆、ドレッシングなどの加工品、北摂産をはじめとする全国の産直品を販売しています。

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▲商品のポップには、生産者の写真や商品説明を記載。淡路島産の「味こがねかぶ」などめずらしい野菜も

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▲塩だけで漬けた白梅や、しそと漬けたしそ梅など。梅は和歌山県南部産、添加物を使わない昔ながらの製法で、生産者自らが漬けています

¶食べる体験することで野菜への興味がアップ

- 新鮮な産直野菜が並ぶ空間でいただく食事。コラボによる相乗効果もありそうですね

【河村さん】料理を食べることで、野菜に興味がわき、買ってもらえる。生産者のエピソードや野菜が持つストーリーなどを、食べる体験を通して伝えられるのが、この業態の良さですね。今回のリニューアルを機に、ランチで提供することになったサラダビュッフェ  は、めずらしい野菜を日替わりで並べています。私やスタッフも交代で店に立ちますが、おいしいという声とともに、料理法などを聞かれることも。販売だけだった以前の店舗では、得られなかったうれしい体験です。

webDSC08106▲熊本産の塩キャベツや徳島県の紅くるり大根など、どれも味が濃くて、歯ごたえがしっかり

ー 新しい業態への挑戦。食を通じての地域とのつながりを教えてください

【野網さん】“おいしいランチがお得”だけではない、料理や食材を通しての提案や、人と人とのつながりを伝えるのが今回のコラボの目的。レストラン×マルシェという新しい業態に挑戦したのも、そのためです。ここを、全国の生産者や食材と、北摂の皆さんをつなぐ地域拠点のような場所に育てたいと考えています。

今後は、地域の人に参加してもらえるような料理教室や、生産者を招いての講座など予定しています。ハーブ塩の作り方のレクチャーや鶏肉の解体体験など、イメージをふくらませていますのでお楽しみに。webDSC08132
▲サラダビュッフェ(45分)付きのランチセットは1000円~(税別)。播州百日どりの煮込みハンバーグ(1200円・税別)は、朝挽きのとり肉のぷりぷり感と旨みがギュッ。こちらも「のら」の野菜とともに提供

 

¶北摂の人と築いた信頼と温かさ

ー 北摂で地域に向けて食通じての交流を目指す二人にとっての北摂の印象は?

【野網さん】都心や全国へのアクセスが便利で、住みやすく、安心安全なまち。人も上品な印象ですね。

【河村さん】人が穏やか。以前、状態の良くない野菜を販売してしまった時に、お客さんから遠慮がちにいただいた「クレームじゃないの、のらさんがいい野菜を売り続けてもらえるようにお伝えしてるの」との言葉。愛情と温かさを感じました。

ー 北摂で好きな場所はどこですか?

【野網さん】万博記念公園の日本庭園です。娘の成人式の写真もここ、私がカメラマンになりました。手入れもきちんとされていて、和を感じる良い空間です。

【河村さん】同じく万博記念公園。「太陽の塔」を手がけた岡本太郎さんと誕生日が同じ日なので、勝手に親近感を感じています。結婚式もこちらの迎賓館で挙げたほどの万博好きです。

─ リビング北摂では、「HOKUSETSUしあわせ2.0」を掲げています。二人にとっての”しあわせ”とは?
【野網さん】信頼関係を大切にしているので、顧客、家族、スタッフ、もちろん河村さんとも、長いお付き合いが続けられている今がしあわせです。
【河村さん】お客さんから「のらさんの野菜を食べて、子どもの野菜嫌いが治った」との言葉をいただいたときは、うれしかったですね。また、本物の素材に触れた時も。とある農家さんのプチベール(葉野菜)を食べた時、卒倒するかと思うほどの、甘さとおいしさを体験。野菜を扱う人間として、何物にも代えがたい幸福感を味わいました。
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ここを拠点に、地元企業や生産者とのコラボ商品の開発や情報発信、地域交流もしていきたいと、夢を語る二人。”最強の組み合わせ”が生み出す北摂の新しい食の形を楽しみにしています。
<Profile>
野乃鳥 代表取締役 野網厚詞さん(写真左)
大阪市出身、豊中市在住。大阪工業大学卒業後、25歳で焼き鳥専門店・野乃鳥(池田市)を開業。北摂を中心に鳥料理がメインメニューの飲食店を11店舗展開。ゴルフとおいしいものを食べることが実益を兼ねた趣味のら 代表取締役 河村賢造さん(写真右)
大阪市出身、在住。滋賀県立大学卒業後、サラヤ(本社・大阪市)に入社。退職後、日本野菜ソムリエ協会などを経て、2007年に野菜ソムリエの店のら(豊中市)を開業。子どもと出かけるライブや映画がもっかの楽しみ

炭焼きビストリッシュ×野菜ソムリエの店のら
住所=豊中市玉井町1-9-3
営業時間= 11:30〜14:00LO、17:30〜23:30、22:30LO。野菜の購入は、営業時間中であれば可能
定休日=火曜
電話=06-6858-7341

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