どうしよう。あまりにステキで誰にも教えたくない・・・。そんな気持ちにさせられるカフェが豊中に誕生しました。
『この建造物は貴重な国民の財産です』by文化庁
阪急電鉄「岡町」駅から東へ約500m。商店街を抜けた先の住宅街に建つ、焼き杉板に覆われた黒も美しいお屋敷が「奥野家住宅」です。主屋や複数の蔵を含み、国の登録有形文化財に指定されています。
アート文化の一端を担う地域の名家
奥野家は江戸時代には庄屋を務め、明治時代には村長を輩出した名家です。阪神・淡路大震災の際には被害を被りましたが見事に修復改善され、「桜の庄兵衛」としてギャラリースペースやコンサートルームをオープン。由来は先祖代々受け継がれてきた名前「(桜塚の)庄兵衛」だそうです。
江戸時代の西蔵を改装した「cafe桜の庄兵衛+」
どこをどう切り取っても絵になる景色に感嘆しっぱなしの私。案内表示などが特になかったのですが、「きっとカフェはここのはず」と古い鍵穴のついた木戸の前へ。そして手を伸ばそうとしたとき「どうぞ、いらっしゃいませ」と若い女性が笑顔で出迎えてくださいました。
3種類のサンドイッチから選ぶランチメニュー
すっかり建物に夢中になってしまいましたが、そうそう、私はランチを食べに来たんだった!メニュー表には3種類のサンドイッチがあり、どれも好きな具材で迷いましたが、『定温熟成させた和牛』というメモ書きがとても魅力的!ということで「ローストビーフのサンドイッチ」をホットコーヒーのセット(1200円)にしました。
URL: cafe桜の庄兵衛+
音楽イベント会場としての新生「米蔵」
贅沢なランチタイムを堪能し、お会計に向かうとそこにちょうどご当家の奥様が。私はご挨拶を兼ねてこれまでの感動をお伝えしたところ、いろいろなお話をしてくださり、最後に「米蔵」を見せてくださいました。蔵内にはピアノや座席が設置され、しばしば音楽会が上演されているそうです。来月には「まちっと北摂」でも紹介されたように「豊中まちなかクラシック2023」が開かれ、その会場の1つにもなっています。カフェとしてもコンサートルームとしても貴重なこちらの環境。秘密にしておきたいけれど、やっぱり超おススメです!
URL: 【豊中】多彩な音楽にふれる「豊中まちなかクラシック2023」10月6日(金)~市内7会場で全8公演開催!申し込み受付中
cafe桜の庄兵衛+(カフェさくらのしょうべいプラス)
- 住所:豊中市中桜塚2-30-35
(「桜の庄兵衛」の敷地内)
電話番号:090-4569-5011
営業日時:火、水曜日
11:30~16:00(ランチはLO13:30 )
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※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけ、サービス利用の際はHP等で最新情報の確認をしてください
この記事を書いたのは…
ジモトミンイナリーバ
若いとき世界に向いていた目が今は地元に全集中。徒歩や自転車で見つける街の情報、楽しくてたまりません♪
ジモトミンイナリーバ
2023年09月28日 09時00分
昔から桜の庄兵衛をご存じでいらっしゃるのですね!以前がどんな外観だったのか、気になります。今も十分にステキですが、昔ま昔で、また違った趣があったのでしょうね。美術展もたびたびおこなわれているのですね。機会があれば行ってみたいです!
HAP
2023年09月27日 13時32分
「桜の庄兵衛美術展」を時どき訪ねています。魅力いっぱいの「和紙アート」、「ガラスアート食器」などを思わず入手して大切に使っています。国の登録有形文化財に指定とか、さすがに奥野さん邸は趣がありました。久しぶりに家屋を見たら外観が見事に変身してますね。今度はランチに行きたいです。