「ちょいと散歩ついでに芝居でも」。そんな気軽な気持ちで観に行ける芝居小屋があります。その小屋は阪急宝塚線の庄内駅西口を降りてすぐ、庄内商店街入り口近くにあります。そんなところにあったかしら?と思うかもしれません。建物自体は中に入り込んでいるのですが、商店街に幟があってそのおかげですぐ目につきます。その名も天満座。もともとは尼ケ崎にありましたが、2015年にこちらへ移ってきました。
ほぼ休みなしの連続公演は昼夜の二部制
この芝居小屋は主に大衆演劇を上演しています。劇場主の吉田さんにお話を伺うことができました。吉田さんによると、大衆演劇の公演はなんと一年を通じてほぼ休みなしで行われるとのこと(しかも昼、夜の二部制!)。一つの座が約一か月ほど公演すると、今度は別の一座の公演が始まります。
その日も公演は行われていましたので、すこしだけ中をのぞかせてもらうと、お客さんもしっかり距離をとって観劇していました。声は出せませんが合間には拍手が入ります。その場の雰囲気からお芝居を観れることの嬉しさが伝わってきました。
誰でも気軽に観に行けて、通いやすい芝居小屋
ほぼ毎日の公演が、去年はコロナのために三か月休業を余儀なくされました。どうすることもできないため吉田さんも途方に暮れていたそうです。現在はようやく通常のスケジュールに戻りましたが(2022年1月26日時点)、三か月の休館がいかに大変だったかが容易に想像できます。
令和よりも平成よりももっと昔の昭和には、小さな町にも芝居小屋が一つはありました。芝居はもっと身近にあったような気がします。天満座のように気楽に立ち寄れる場所だったんじゃないでしょうか。ぜひお出かけついでに気軽に立ち寄ってみてください。気がづけばきっと毎日小屋通いしているはず!?
天満座
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この記事を書いたのは…
大阪音楽大学ミュージックコミュニケーション専攻みゅーこ
大阪音楽大学ミュージックコミュニケーション専攻公式アカウント。音楽で人と地域をつなぐスペシャリストを育てます。