【豊中市】猪名川町の恵みを、蛍池から。地産地消の和菓子店「照月堂」

【豊中市】猪名川町の恵みを、蛍池から。地産地消の和菓子店「照月堂」

蛍池駅のすぐ近く、昔は阪急電車と並行して駅の西側にアーケード商店街があった。
その中ほどに「照月堂」はあり、今も健在である。

今回は先祖代々の生業を生かし、お菓子作りに邁進する二代目店主、辰巳 和彦さんにお話しを伺いました。

「照月堂」の外観

「照月堂」の外観

照月堂の歴史

御菓子司「照月堂」は昭和40年(1965年)、現在の地に開店。
当時は蛍池中央市場というアーケード商店街があり、その一角に店舗を構えた。

猪名川町で代々農業を営まれていたが、当時の情勢、農業の今後を見据え小売店舗経営を目指した。
丁度、現店舗の権利を親戚が持っており、それを先代(現店主の御父上)が譲り受け、和菓子店とした。
当然和菓子作りの修業をしたわけではないので職人を雇い経営者となった。

年季の入った餅つき機。自動ではないので餅は手で返す。微妙な塩梅が可能

年季の入った餅つき機。自動ではないので餅は手で返す。微妙な塩梅が可能

猪名川町の檀家の別注も

猪名川町の檀家の別注も

お菓子作りのこだわり

二代目の辰巳 和彦さんは跡を継ぐべく、高校卒業後、別の和菓子店に入り、4年間の約束で修業に。
が先代の体調不良により2年間で切り上げお店に戻り、お店の職人に指導を受け腕を磨いた。
そして時は流れ、、

約20年ほど前から材料を猪名川町産にこだわって和菓子作りを行ってきた。
元々農業をしてきたというバックボーンもあり、猪名川町に田畑が残っていたのでそれが可能となった。

お店の顔であるおかき「猪名のささ焼」に使うお米、あんこに使う小豆は自ら栽培。柏餅の柏の葉、草餅のよもぎも
猪名川町産、桜餅の桜の葉は大島桜という品種をわざわざ植え、育てている。
猪名川町愛に溢れていると思いませんか!

ちなみに今年は餡にする小豆をアライグマに食い荒らされ北海道産を使われているとか、、残念。

二代目であり現店主の辰巳 和彦さん

二代目であり現店主の辰巳 和彦さん

桜餅用の大島桜。花はつかない

桜餅用の大島桜。花はつかない

おかきは猪名川町の自社工場で製造。名物「猪名のささ焼」は道の駅 いながわフレッシュパークでも販売

おかきは猪名川町の自社工場で製造。名物「猪名のささ焼」は道の駅 いながわフレッシュパークでも販売

これからも、、

辰巳さんにはもう一つの顔がある。
それは猪名川町観光協会の会長という要職についていることである。
お菓子の素材をほぼ猪名川町産にこだわり、地元を知り抜いていればこそである。
理事を何年も勤められた上ではあるが、さもありなんである。

これからもいろいろな素材を発掘、商品化し、自然豊かな猪名川町の魅力発信に邁進されるだろう。

蛍池と猪名川町を往ったり来たりなので蛍池の店舗を訪れる際は電話で営業の確認をされるのが無難です。

猪名川町産の安納芋を使ったきんつばは本日売り切れ

猪名川町産の安納芋を使ったきんつばは本日売り切れ

こちらは能勢町産の新鮮な卵を使ったカステラ

こちらは能勢町産の新鮮な卵を使ったカステラ

自家栽培の大島桜の葉を塩漬けにした桜餅と猪名川町で摘んだよもぎの草餅

自家栽培の大島桜の葉を塩漬けにした桜餅と猪名川町で摘んだよもぎの草餅

御菓子司 照月堂

  • 〒560-0033
    大阪府豊中市蛍池中町3-9-22 
    TEL 06-6841-0007
    営業時間 9時30分~18時30分
    定休日 土曜日

道の駅 いながわ

  • 〒 666-0224 兵庫県川辺郡猪名川町万善字竹添70番地1
    TEL 072-767-8600
    営業時間 農産物販売センター9:00〜17:00
    定休日 水曜日

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ジモトミンM’ckirie

約20年箕面に住んでいました。現在は宝塚住民です 小学校から高校まで市内の学校に通学。 青春時代を過ごした箕面を中心に北摂の魅力を自分自身再確認しながら寄稿していきます!

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