こんにちは。柏市在住の地元民(ジモトミン)、「まちっと柏」ライターのペンネームKOJI-KOJI(コジコジ)こと、小島です。
先日、柏市増尾にある伊藤家住宅で開催された「民話の里づくりフェスティバル」に行ってきたので、今回はそのご報告レポートです。
民話の里づくりフェスティバルとは?
「民話の里づくりフェスティバル」とは、増尾に伝わる「むかしばなし」をテーマに、地域の活性化を目指した企画であり、地域の魅力を再発見する機会となっています。
主催は増尾町会と民話の里づくりプロジェクト。
民話の里づくりプロジェクトは2021年の発足以来、増尾地域内に「むかしばなし」の案内板を設置したり、ウォーキングコースを整備したり、フェスティバルを開催するなど、様々な取り組みを行ってきました。
今回の「民話の里づくりフェスティバル」もそんな活動の一環で、フェスティバルの会場は伊藤家住宅の主屋や中庭。
伊藤家住宅は主屋や離れ、土蔵などの6棟の建造物が国の登録有形文化財となっています。
そんな歴史的・文化的価値のある場所でフェスティバルなんてすごいですよね。
最初に出演したのは廣幡囃子連によるお囃子。
獅子舞やひょっとこも登場し、場を盛り上げました。
獅子舞が頭を噛む行為は、邪気払い、厄除け、無病息災を願うための縁起物とされており、獅子舞が会場の中庭を回ると来場者の方が次々と頭を出して獅子舞に頭を嚙んでもらっていました。
といっても、本当に噛むのではなく、頭の前で獅子舞が口を開閉して噛む真似をします。
獅子舞の口が閉じられた時に上下の歯が当たって「カチッ、カチッ」と鳴る音が印象的でした。
増尾町会長の伊藤薫さん
伊藤家ご当主の伊藤泰彦さん
柏市文化課の吉田敬課長
廣幡囃子連の吉田正夫さん
吉田さんの演じる獅子舞
吉田さんの演じるひょっとこ
来場者を噛み歩く獅子舞
増尾地域の7つの民話を主屋で披露 by かしわ民話保存会
中庭でのお囃子が終わった後、11時からは主屋にて、かしわ民話保存会の皆さんが増尾地域の民話を披露してくれました。
柏市には50を超える民話が伝承されており、そのうち7つが増尾地域のものだとか。
今回披露された民話は、
①雪を降らせたキツネ
②カラス天狗と祭り見物
③鷲山のむじな
④厄病おん出し
⑤まれいど
⑥常使えのムジナ退治
⑦バクチぶちのシー
の7つ。
出演した語り手の方も7人で、1人1話を話していました。
話し方にも個性があり、話の内容と相まって民話の世界観に引き込まれました。
「雪を降らせたキツネ」を語る国政さん
「カラス天狗と祭り見物」を語る原さん
「鷲山のむじな」を語る石橋さん
「厄病おん出し」を語る市川さん
「まれいど」を語る齋藤さん
「常使えのムジナ退治」を語る飯田さん
「バクチぶちのシー」を語るかしわ民話保存会会長の中島貴洋さん
ヴィヴァンホームさんによる抹茶の野点
ヴィヴァンホームの井上圭介さん(左)と橘川祥子さん(右)。茶房「美舞庵」はヴィヴァンホームのヴィヴァンの当て字から作ったネーミングだとか。素敵なネーミングです。
「民話の里づくりプロジェクト」のリーダー、押味富士子さん(左)と増尾町会長の伊藤薫さん
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この記事を書いたのは…
koji-koji
柏市在住。四季折々の季節の良さ、歴史的な名所・史跡・行事、メジャーなのからマイナーのまで様々なイベントなどを巡ったりするのが好きな千葉県民・柏市民です。農園を借りて野菜や花を育てています。