あびこ de 香るサンドイッチ

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食パン専門店のサンドイッチ、ちょっと前に「カフェ付きのパン屋さん」が多数出現したように、萌え断サンドと食パン専門店のハイブリッドが頻出しているようです。

美味しいサンドイッチを作りたくて、それに合う食パンをまず作った、という東京の食パン店を数年前に取材させていただいたことがありますが、思えばあの店は時代の先端を行っていたのでしょう。

「美味しいサンドイッチ」が先にあったのか、「美味しい食パン」が先にあったのか、ニワトリなのかタマゴなのかは分かりませんが、「美味しい食パン」で作ったサンドイッチはやはり美味しい♡

手賀沼沿いの道にある「食パン専門店 まきば」でも、自店の「美味しい食パン」を使ったサンドイッチを併設する「食パンカフェ 手賀のモリーノ」で提供し始めました。

柏駅近くの第一号店が2020年6月にオープンしてから、8月に成田表参道店、10月に我孫子店、そしてこの手賀沼店が2021年2月と速い展開で出店を進めてきた「まきば」の新業態です。

入店は「食パン専門店 まきば」側から、入ると右手に「食パンカフェ 手賀のモリーノ」への入り口があります。

左手にあるショーケースには作り立てのサンドイッチが並びます。売れ行きを確認して厨房に伝え、少量ずつ補充されるので常に、そして嘘偽りなく「いつでも」作り立てなのが嬉しいところ。

例えば…私は「ひじきとトマトの和風サンド」、「紅茶パンのミックスサンド」、「苺大福とバナナムースのサンド」の3種を選択しましたが、これで残りが1組ずつになった「ひじき…」と「紅茶パン…」は、カフェで食している間にも補充されていました。

これらにドリンクセット、シェフの気まぐれスープ・サラダセットを付けたのですが、特におすすめしたいのが「シェフの気まぐれスープ・サラダセット」。ドリンクを付けて200円というのも、単品で400円程度なのでとてもお得なのですが、スープとサラダで350円という設定で想像したサイズ感、出来栄えを、斜め上な感じで超えたものが提供されたのです。

↓まずサラダが…見た目がどう考えてもおかしいです。こんなボリュームでこの値段で大丈夫?と思わず心配してしまうほど大きなお皿に山盛りでした。

蓋を取らずに写真を撮ってしまいましたが、サラダの奥の茶わん蒸しのような器がスープです。具だくさんのミネストローネ、トマトベースでゴロゴロの具がいっぱいで食べ応え満点!

パンを食べているとなんとなく栄養素が糖質に偏っている気がして罪悪感を感じる方も多いかもしれませんがこのセットを選択すればなんの心配もないと断言できるくらいの超サービスセットでした。

葉野菜はシャキシャキで、地元野菜ならではのフレッシュさを感じました。それを調理したキャロットラペは素材感を残しつつ調味されて絶妙なおいしさ。トマトの酸味と野菜の甘味が調和したスープも、最低でもカフェオレボールでは食べたい絶品でした。

そしてサンドイッチはお店も一押しの「紅茶パン」を使ったサンドをおすすめします。

私はたまたましょっぱい版、甘い版の両方を選択しました。甘い方は合わないはずがないと思っていたのですが、意外にもしょっぱい方も…合う。
サンドイッチの新しい進化系と言えるかもしれません、ぜひ体験してみてください。

 

食パン専門店 まきば 手賀沼店
千葉県我孫子市我孫子新田22-30
営業時間:10:00~18:00(売り切れ次第終了)
定休日:月曜日
TEL 04-7193-8031

(リビングかしわWeb「1日3食365日パン日記」:福地寧子)

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