【茨木市】葉っぱが土になり、その土でインクを作る。「土に還す手紙を綴る」ワークショップに参加しました

【茨木市】葉っぱが土になり、その土でインクを作る。「土に還す手紙を綴る」ワークショップに参加しました

こんにちは!手づくり本屋のこころあそびです。

茨木市には、消防署近くの元茨木川緑地に「バイオネスト」というものがあります。
バイオネストとは、剪定で出た枝を鳥の巣のように組んで作る落ち葉のいれ物のこと。
葉っぱをたくさんそこへ入れておくと、やがて自然のちからで分解され、腐葉土として植物の栄養になっていきます。

これがその、バイオネストです

これがその、バイオネストです

その取り組みをしているのが、市民グループ「四季をめぐる」さん。
先日、この腐葉土を使ってインクを作り、そのインクでシルクスクリーンを体験するというワークショップが開催されました。
HUB-IBARAKI ART PROJECTの地域連携プログラムで、ワークショップを行うのは現代美術の分野で活動する小出麻代さん。
作った土のインクで手紙を書いて、再び腐葉土に埋め戻すのだそうです。

なんて興味深いワークショップ…!
茨木の葉っぱからできた土でインクを作るのが素敵で、シルクスクリーンもやってみたかったこと。
手紙を書いて、またもとの場所へ戻すというのも面白い!
すぐに娘を誘って申し込みました。

ちなみに2025年6月に見に行ったときは、こんな感じでした

ちなみに2025年6月に見に行ったときは、こんな感じでした

そして2025年11月には、お隣にバイオネスト2号が!

そして2025年11月には、お隣にバイオネスト2号が!

2号は巣に竹を使っていたり、いろいろ実験中とのこと

2号は巣に竹を使っていたり、いろいろ実験中とのこと

一週目:土のインク作り

二週にわたって開催されたワークショップでは、まず一週目に土のインク作り。
参加者みんなでバイオネストを見に行って、この土からインクを作るんだということを実感しました。

実際のインク作りは、クリエイトセンターの三階工芸創作室で。
(クリエイトセンターの三階って初めて行きました。まだまだ知らないところがいっぱいある~)

これがインク作りに使う腐葉土

これがインク作りに使う腐葉土

まずは乳鉢ですります

まずは乳鉢ですります

そしてさらに、ふるいにかけます

そしてさらに、ふるいにかけます

ココアパウダーのようにさらさらになるまで細かくして、それをでんぷんのりと合わせてインクに。
小出麻代さんから「日本画では膠(にかわ)を混ぜる」という話を聞き、小3の娘は何やらはっとした様子。
あとで聞くと、ちょうど小3の国語で「せっちゃくざいの今と昔」という話が教科書にあり、「にかわ」が出てきたとのこと。
(そういえば音読で聞いた覚えがあるような…)
「なんか聞いたことあるなと思ってたら、動物性たんぱく質って言ってたから、たぶんあれや、と思ったわ」と、つながったようで喜んでいました。

そんな娘も、シルクスクリーンにチャレンジ!

そんな娘も、シルクスクリーンにチャレンジ!

素敵な葉っぱ模様が刷れました

素敵な葉っぱ模様が刷れました

二週目:手紙を書いて、土に還す

二週目は、いよいよ土のインクを使ってシルクスクリーンの便箋を作り、手紙を書きます。
その話を娘にすると、「わたしが朝学校行って、また家に帰ってくるようなもんか」と納得した様子。(そうなのか?ちょっと違うか?)

シルクスクリーンのときは土にでんぷんのりを混ぜましたが、文字を書くときはちょっとインクがもたっとするので、膠を混ぜるとのこと。
「にかわ!」とまた反応した娘、匂いをかがせてもらったらちょっと渋い顔をしていました。

土に還す手紙ということで、小出麻代さんから「根付かせたいこと」や「芽吹かせたいこと」を書きましょうとお話がありました。
わたしも娘も何を書こうか、しばし悩みます。

なんとか書く言葉が決まったようです

なんとか書く言葉が決まったようです

わたしは、家族に対する懺悔

わたしは、家族に対する懺悔

そしてそれぞれに書いた手紙を手に、歩いてバイオネストへ。
娘は「今友達に会って何してるんって言われたら、紙埋めにいくねんって言わなあかんな」と、この状況を楽しんでいる様子。
たしかに、ほぼ初対面のみなさんとこうして歩いて、同じ場所に手紙を埋めにいくというのは不思議な体験です。

先週行ったバイオネストへ

先週行ったバイオネストへ

わたしの手紙も娘の手紙も、土の中に

わたしの手紙も娘の手紙も、土の中に

いろんな方の手紙といっしょに茨木の自然の中に還っていくのだと思うと、なんだかとても心強くなりました。
「おこらない」と書いた決意も、その力を借りてわたしの中に根付いていくといいなと思います。
(ひとまず今日は、お風呂なかなか入らない子どもたちを怒らずに誘えた!)

書いた手紙が、どんなふうに土に還っていくのかも気になるところ。
これからもちょこちょこバイオネストを見に行って、自然の循環を見守りたいなあと思います。

バイオネストいばらき 1号 2号

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ジモトミンこころあそび

10年間の石川生活を経て、生まれ育った茨木に帰ってきました。進化した茨木にわくわくしつつ、失われていく風景もここに残していけたらなあと思います。小さな手づくり本屋をしています。

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