「未来のミュージアムってどんなんだろう?」
大阪・関西万博をきっかけに、世界の文化や暮らしに興味を持ち始めた小学4年生の息子。
今回は、吹田市にある国立民族学博物館(みんぱく)で開催された夏休みワークショップに参加しました。
展示を見学しながら、「こんなミュージアムがあったらいいな!」を子どもたち自身が考えるワークショップです。
親は見ることのできない6時間。息子から聞いた話や発表の様子、後日展示された作品とあわせて、その1日をご紹介します。

ワークショップの会場、国立民族学博物館(みんぱく)へ。
「みんぱく」ってどんなところ?
「みんぱく」は、吹田市・万博記念公園内にある国立民族学博物館の愛称です。
世界各地の暮らしや文化を紹介する博物館で、民族衣装や生活道具、住まい、お祭りなどの資料を通して、まるで世界を旅するように学ぶことができます。
実際に住居の中に入れたり、楽器を演奏できたりと、見て・触れて楽しめる展示も多く、大人も子どもも夢中になれる、親子でのおでかけにもぴったりの博物館です。

世界中の文化や暮らしに触れられる博物館です。
「未来のミュージアムづくり」に参加!
今回参加したのは、「みんぱく夏休みこどもワークショップ『フィールドワークに挑戦!未来のミュージアムをえがいてみよう』」。
小学4〜6年生を対象に開催されたワークショップで、展示を見学しながら「こんなミュージアムがあったらいいな!」を子どもたち自身が考え、作品として形にしていきます。
「未来のミュージアムってどんなんだろう?」
大阪・関西万博をきっかけに、世界の文化や暮らしに興味を持ち始めた息子は、チラシを見るなり興味津々。「参加したい!」と話し、親子で当日を楽しみにしていました。
実は、チラシにはワークショップの詳しい内容は書かれていませんでした。
後日先生にお話を伺うと、子どもたちの想像が広がるよう、あえて詳しい内容を書かなかったそうです。
「どんなことをするんだろう?」というワクワク感も、このワークショップならではの魅力の一つだったのかもしれません。

今回参加した夏休みこどもワークショップ。
いよいよ、子どもたちだけのワークショップがスタート!
当日は10時過ぎにみんぱくへ到着。「今日はどんなことをするんだろう?」と、息子は朝からワクワクした様子でした。
受付を済ませてセミナー室へ向かうと、部屋には世界中のミュージアムの写真や本が並んでいます。乗り物が大好きな息子は、標識がたくさん写った写真を見つけて「これ標識ちゃう?」と大喜び。ワークショップが始まる前から興味津々でした。
参加した子どもたちがそろうと、いよいよワークショップがスタート。ここから先は保護者は退室し、子どもたちだけの時間が始まります。
私たちは発表まで見学することができません。「どんなことをしているのかな?」と思いながら、息子を送り出しました。

会場には、世界中のミュージアムの本や写真が並んでいました。
息子に聞いてみました!午前中はどんな探検をしたの?
お昼休憩は保護者と一緒に過ごします。お弁当を食べながら、「午前中はどんな探検をしたの?」と聞いてみると、息子は嬉しそうに教えてくれました。
まずは先生と子どもたちの自己紹介からスタート。世界のミュージアムを研究されている邱先生から、ミュージアムの役割や、誰もが楽しめるミュージアムをつくるために大切な「D・E・A・I」という考え方について教えてもらったそうです。
その後は、みんぱく館内を巡りながら、「D・E・A・I」の工夫がある場所を探検。展示場マップや多言語での案内表示、車椅子の人も利用しやすい設備、「さわる展示」、ベビールームなど、さまざまな人が楽しめる工夫を見つけていきました。
その中でも印象に残ったのが、館内を見学できる電動モビリティ「WHILL(ウィル)」や、車椅子の人も一緒に映像を楽しめるビデオテークだったそうです。
最後は、普段は入ることのできない収蔵庫も見学。「金庫みたいで、シャッターもあった!」と、目を輝かせながら話してくれました。展示されていない資料は収蔵庫で大切に保管され、修理や点検が行われていることや、海外から集められた今では作られていない貴重な資料も保管されていることを学んだそうです。
お昼休憩を終えて会場へ戻る途中には、「入口の天井って指紋になってるねん!」と息子。午前中に先生から教えてもらったことを、嬉しそうに教えてくれました。
息子の話を聞いているだけでも、午前中にたくさんの発見があったことが伝わってきました。午後はいよいよ、自分だけの「未来のミュージアム」づくりが始まります。

後日、館内もゆっくり見学。自動運転モビリティ「WHILL」は無料で利用できます。

車椅子のまま利用できる「ビデオテーク」で、世界各地の映像も楽しめます。

館内を見上げると、まるで指紋みたいな天井!
学んだことを生かして、「未来のミュージアム」づくりに挑戦!
午後は、いよいよ「未来のミュージアム」づくりです。
まずは、午前中にみんぱくで見つけた「D・E・A・I」の工夫や気づいたことを、先生やグループのみんなと振り返りました。
その後は、自分がミュージアムの館長になったつもりで、「どんなミュージアムにしたい?」「どんな人に楽しんでもらいたい?」を考えながら、アイデアを画用紙にまとめていきます。
テーマは子どもたちそれぞれ。好きなものを展示するだけではなく、午前中に学んだ「D・E・A・I」の視点を取り入れながら、「誰もが楽しめるミュージアム」を目指して作品づくりに取り組みました。
約1時間半かけて完成した作品は、どれも子どもたちの個性があふれるものばかり。いよいよ、一人ずつ発表していきます。

みんぱくを探検しながら、気づいたことをメモにまとめました。
発表!息子が考えた「乗り物ミュージアム」
息子が考えたテーマは、大好きな「乗り物ミュージアム」。
丸い形のミュージアムの中には、トラックや漁船、ブルーインパルスなど、陸・海・空の乗り物を展示。実物大の大きさを比べたり、VRで操縦体験や乗車体験ができたりと、乗り物好きにはたまらないミュージアムです。
そして、午前中に学んだ「D・E・A・I」の考え方もしっかり取り入れられていました。
「お母さんも一緒に楽しめるよ!」
発表が終わったあと、作品を見ながら笑顔で教えてくれました。
車椅子の人も体験しやすいよう椅子のないVRスペースを設けたり、日本語だけでなく英語などの多言語に対応した案内を用意したり、本を読んで乗り物について学べる図書館のようなスペースも考えられていました。
「車椅子の人も、車椅子じゃない人も、みんな一緒に楽しめるミュージアムにしたい。」
そんな思いを込めて、自分の言葉で発表していました。
午前中に学んだ「D・E・A・I」の考え方が、息子らしい「未来のミュージアム」としてしっかり形になっていました。

「乗り物ミュージアム」の工夫や見どころを、一人ずつ発表しました。
子どもたちの作品が、みんぱくで展示されました
ワークショップで制作した作品は、期間限定でみんぱく館内に展示されました。
会場には、子どもたち一人ひとりが考えた「未来のミュージアム」がずらり。それぞれテーマも工夫も異なり、子どもならではの自由な発想があふれていました。
息子も自分の作品を見つけると、「ここやで!」と嬉しそうに案内してくれました。自分が考えたミュージアムが博物館に展示されている様子を見て、とても誇らしそうな表情をしていたのが印象的でした。
作品が完成して終わりではなく、展示までがワークショップの一部になっていることも、とても素敵だと感じました。

子どもたちの作品が、みんぱく館内に展示されました。

「乗り物ミュージアム」が展示され、とても嬉しそうでした。
「みんぱく」がもっと身近な場所になりました
今回のワークショップを通して、世界の文化に触れるだけでなく、「みんなが楽しめるミュージアムってどんな場所だろう?」を親子で考える貴重な一日になりました。
息子にとっては、「未来のミュージアム」を考えるだけでなく、多様な人が一緒に楽しめる工夫について学ぶことができた、夏休みならではの特別な体験になったようです。
「みんぱく」は、展示を見るだけでも世界旅行をしたような気分になれたり、親子で新しい発見があったりと、大人も子どもも楽しめる博物館です。
今回のワークショップをきっかけに、わが家にとって「みんぱく」がもっと身近な場所になりました。
また親子でゆっくり訪れたいと思います。

また、世界に会いに行こう。
みんぱく夏休みこどもワークショップ「フィールドワークに挑戦!未来のミュージアムをえがいてみよう」(開催終了)
- ◾️日時:2026年7月25日(土)10:30〜16:15(受付10:00〜)
◾️場所:国立民族学博物館 本館2階 第3セミナー室(大阪府吹田市千里万博公園10-1)
◾️参加費:500円
◾️対象:小学4〜6年生(事前申込・抽選)
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※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけ、サービス利用の際はHP等で最新情報の確認をしてください
この記事を書いたのは…

ジモトミンゆっけ
太陽の塔が見える街で、車椅子生活をしながら子育て中。小学生の息子は警察・消防・自衛隊が大好きで、週末は北摂のイベントに出没しています!車椅子でも安心して楽しめるお出かけスポットや親子での体験を発信しながら、北摂の魅力を一緒に見つけていけたら嬉しいです!













