吹田・珈琲オーダー焙煎 まめとも「この店が新しいコミュニティの場に」おおしままりこさんに聞いたコーヒーと地域のコト

吹田・珈琲オーダー焙煎 まめとも「この店が新しいコミュニティの場に」おおしままりこさんに聞いたコーヒーと地域のコト

mrs

店主のこだわりが光るコーヒーショップが大阪 北摂エリアにも増えてきました。そこで、コーヒーで地域をつなぐ人たちをフォーカスして紹介! 今回は、2019年11月に吹田市で「珈琲オーダー焙煎 まめとも」を開業した、おおしままりこさんに話を聞きました。

¶焙煎の10分間が交流の時間に変身

DSC08025「珈琲オーダー焙煎 まめとも」の入り口で迎えてくれるのは、ずらりと並ぶ約20種類のコーヒーの生豆。「上の透明ボックスはスペシャルティコーヒーで、全生産量の5%しか取れない豆です」。おおしまさんによると、コーヒーのカッピング(テイスティング)をするプロが80点以上を出した豆を中心に同店では扱っているそう。一方で、「下の樽(たる)に並んでいるのは、デイリーで飲んでいただきたい豆お買い求めやすいものです。当店のオリジナル”まめともブレンド”もあります」

選んだ豆は、約10分かけて店頭で焙煎してもらいます。待ち時間はサービスのコーヒーを楽しみながら、おおしまさんと話したり、ときにおおしまさんが、居合わせたお客さん同士を話に巻き込んで”井戸端会議”になったり。取材中も、常連のお客さんが「取材なの? え、リビングさん?」と気さくに話しかけてくれ、和気あいあいとした雰囲気に。

●DSC08049▲火にかけない”熱風焙煎”で雑味が少なく仕上がるそう

 

飲料メーカーからコーヒー豆の焙煎店へ

おおしまさんは、大手飲料メーカーで営業を20年間、その後、社内のコーヒーコーチとして6年間、研修や商談をサポートしてきた経歴を持ちます。コーヒーの抽出方法やそのメカニズムなど、コーヒーに精通していく中で、「コーヒーの奥深さを知り、コーヒーの見方が変わりました」とおおしまさん。

DSC08043▲おおしまさんは、J.C.Q.A.認定コーヒーインストラクター1級を保有。コーヒーの奥深い話が次々飛び出します

また、コーヒーに真剣に向き合う人から刺激を受けたとも。「日本スペシャルティコーヒー協会が主催する大会に出たい!と思い、挑戦しました」。同協会の大会(チャンピオンシップ)には、サイフォンやラテアートなど、さまざまな部門があります。この中の1つ、ハンドドリップ部門に出場したおおしまさんは、「3回目の挑戦で関西大会2位になり、念願の全国大会に出ることができました」。

会社で充実した日々を送るも、「鮮度のいいコーヒーを、多くの人に飲んでもらいたい」という思いが強くなり、独立開業することに。「生豆を焙煎すると豆の油が出て、アロマの元になります。でも、この油は時間がたつと酸化し、コーヒーの風味が落ちてしまうんです。なので、まめともでは生豆200gから焙煎し、購入いただけるようにしています」

 

¶コーヒーで寂しい人を1人でも減らしたい

まめとものコンセプトは、「伝えたいのは、コーヒーがもつ魅力の数々」「広げたいのは、自分で淹れて出会う感動の一杯」、そして「大切にしたいのは、コーヒーから生まれる新しいコミュニティ」の3つ。

「豆の種類によって、お湯の入れ方も違うんですよ」「焙煎した豆は、店内でひくこともできますが、ご家庭でひく体験を提案しています。お店でひいたら、豆の香りの約半分を、店に置いてしまうようなものです」と、おおしまさんの話には、体験することでわかるコーヒーのおいしさと魅力があふれています。では、”コーヒーから生まれる新しいコミュニティ”とは?

「コーヒーによって、最終的に”寂しい人をなくしたい”という気持ちがあり、コンセプトに盛り込みました」と、おおしまさん。「1人暮らしの方だけでなく、家族と暮らしていても、会社勤めをしている人も、寂しい人はいると思うんです。今は会社での雑談も少なくなり、ちょっとした交流も減っていますから。コーヒーを通じて、そんな人を1人でも笑顔にしたいですね」

DSC08029▲店内では3種類のスペシャリティコーヒーの試飲ができます。味の違いに驚くはず

「まめとも」では月2回、セミナー開催。「2時間のセミナーのうち、最後の30分はおいしいコーヒーとお菓子を食べながら、おしゃべりの時間(笑)。参加いただいた方の距離が縮まり、笑顔と会話が生まれます」。ある日、89歳の男性が”ドリップコーヒーを上手に入れたい”とセミナーを受けに来たことも。「男性が入れたコーヒーは、甘くてやわらかくて、人生の深みを感じるような味。そのセミナーには30代のご夫婦も参加していたのですが、”年を重ねても、勉強をしようとする気持ちが大切ですね”とおっしゃっていて、本当にその通りだと思いました」

「毎日、コーヒーをドリップで入れる時間ができて楽しみになったという方や、高校生のお嬢さんがウチのコーヒーを飲んでコーヒーにハマったという話も。人生のちょっとした変化ですが、ここがなければ芽生えなかったと思うと、うれしいですね」。そう話すおおしまさんに笑顔が広がりました。

まめとも
住所:吹田市山田西1-2-14
TEL:06-7182-0002
https://mametomocoffee.osakazine.net/
Facebook https://www.facebook.com/mametomo1/

オリジナルサイトで読む

★この記事が気になったり、いいね!と思ったらハートマークやお気に入りのボタンを押してくださいね。

※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけ、サービス利用の際はHP等で最新情報の確認をしてください

  • facebookシェア
  • twitterシェア
  • LINEで送る

ライター一覧

この記事を書いたのは…

author avatar

リビング北摂Web

豊中、吹田、池田、箕面、高槻、茨木エリアのグルメ、イベント、お出かけ情報が満載の「リビング北摂Web」。地元在住の「リビング地域特派員」が街ネタを発信する「地域特派員レポート」のほか、「北摂のニュース」など地元密着のニュースやトピックスを盛りだくさんに発信しています。 ※公開日、公開内容は「リビング北摂Web」に掲載された時点の情報です。既に内容が変更されている場合がありますので、お出かけの際はHPなどで最新の情報を確認してください

north