【柏】「こども食堂・ぶるーむクラブ」で心も体もほっこり＊

2021年12月1日

こんにちは、くまがいみさです。

このトップの写真、一見図書館にも見えますが
ここ、「こども食堂」なんです。

大きな窓に高い天井。開放感溢れる空間。

誰でも暖かく迎えてくれる実家みたいな居場所。

子ども食堂ってどんなひとが行くんだろう。
気になるけど、私が行っていいのかな。

ってずっと思っていました。

ある日。勇気を出して「えい！」と飛び込んでみました。
正確に言えば、予約の電話をかけてみました。

ドキドキしながらかけた電話口から、とても明るい声が聞こえてきて

「お待ちしていますね。」の一言に、
ふと、「いつでも帰っておいでね。」と電話口で言ってくれた故郷の母を思い出す。

子ども食堂へ行く日は、
「今日は晩ごはんのこと、考えなくていいんだ。」
それだけで心が軽くなりました。

夕方子どもたち二人を車に乗せて出発。

10分もしないうちに到着。
こんな近くにあったんだ。

時刻は18時。すっかり日も暮れた中に光る灯りが暖かい。

外には木で作られた可愛らしいオブジェたちが。

木造りの建物に、大きな窓。
窓から溢れる優しくて明るい灯り。

中に入ると、おいしそうな匂いと、木の香りに包まれた。

中ではてきぱきとお母さんたちが何やらおいしそうな食べ物を運んでいる。

この日は30人分をボランティアさん3人で作ったそう。

ごはんを待っている間、本を読みながら待っていた。

まるで自分ちみたいにくつろいでいる子どもたちを見て、
私もワンオペ育児で張り詰めていた糸がふわりと緩んだ。

この日の献立は
・さつまいもご飯
・芋煮
・カブと水菜のサラダ
・クッキー

ごぼうとこんにゃくと調味料以外はすべて頂き物だそう！

社会福祉法人青葉会第三こだまの皆さんが作られた野菜や　
スタッフの方から頂いた防災公園で栽培された里芋など。

色んな方の優しさが集まってできた晩ごはん。

それを思うだけで、胸がいっぱいになる。

家では野菜を全然食べてくれない息子も

「これなに？！おいしい！！」

と、カブをたっくさん食べていてびっくり。

どうりで、スタッフさんいわく、採れたてのとても新鮮な野菜たちだそう。

「おかわりしてね！」「いっぱい食べてね！」の一言に
息子もすぐにさつまいもご飯をおかわり。

すっごい食いつき様！

おなかいっぱい。
そろそろ帰ろうか、と言いかけたその時。

「また来てね。」

と、優しい笑顔のボランティアさんが話しかけてくれた。

その方は、こちらで長くボランティアをしているそうで。

「私ね、ここに来てくれた人が「おいしいおいしい」って食べてくれて
その顔を見ると嬉しくてね。」

と。

ここには、どんな人が来ていいんですか？？

と聞くと

「誰でも来ていいのよ。」

「何回でも？」

「何回でも。」

「・・・助かります。」

月に一度でもこんな日があれば、
ワンオペ育児も頑張れそう。
感謝の思いでいっぱいの私に
ボランティアさんが

「だって大変でしょ。子どもいて、家事もして食事も作ってって。

大変よね。

また来てね。」

その言葉に、おもわずうるっとしてしまった。

そして、私が払ったお金はたったの100円。

「とてもおいしかったです。ありがとうございました。」と心からの感謝を伝えて
子どもたちは何度も何度もバイバーイ！と手を降ってお店を出た。

見えなくなるまで手を降ってくれていた姿は、やはり、故郷の母と重なった。

おなかが空いたあなた。

ひとりぼっちのあなた。

ごはんのこと、考えたくないあなた。

疲れちゃったあなた。

どんなあなたも待ってますよ。

まるで、ふるさとみたいに。

こども食堂・ぶるーむクラブ

住所：千葉県柏市中原1817-1
電話：04‐7136-2324（社会福祉法人ぶるーむ内）

・こども無料大人100円

現在こども食堂は月に一度開催されています。
ツイッターに開催情報が随時更新されます。

LINEの「柏市こども食堂連絡会」に友達登録すると
ぶるーむクラブも含め柏市内のこども食堂の情報が随時届きます。
URL：https://twitter.com/bloomclub_ks