社会貢献を目指して2022年に発足した大和大学社会学部のSDGsプロジェクトは2023年、大きな飛躍を遂げました。プロジェクトでは、フードロスを訴えるオリジナルラーメンの開発やチョコレートの販売、フェアトレードを考えるコーヒーの販売、そして子どもたちへの教育支援などさまざまに展開。2024年は次のステージへ向けて、さらに地域活性化や社会に向けてアピールする企画を考えています。
ポーランドの大学と提携。韓国にも出店
大和大学SDGsプロジェクトは2023年2月、ポーランドのワルシャワ大学日本語学科と提携しました。ポーランドは親日国であり、ワルシャワ大学はヨーロッパでも最も古い日本語学科を持つ大学の一つです。学生の人気も高く、入学試験は数十倍もの倍率があり、「ポーランドの東大」とも呼ばれます。SDGsをつながりにして、学生同士の国際交流が広がればと期待しています。
さらに、プロジェクトでは、コーヒーユニット「珈琲倶楽部Noir」を立ち上げ、フェアトレードに資するコーヒー豆を購入。和歌山の日高高校中津分校と協力して、規格外を含む備長炭を使って豆を焙煎しています。日本のコーヒー文化を発信するために、2023年10月には韓国の南海へ行き、出店することができました。2024年も中国やタイでのイベントへ出店することも考えています。
URL: 珈琲倶楽部Noir
SDGsラーメンの香港進出
SDGsプロジェクトの目玉となっているオリジナルラーメン「すいたぶるラーメン」は香港でのイベントに出店を果たすことができました。さらに、ラーメンを開発した社会学部の学生、永井琉太さんが香港大学に招待されて、日本のラーメン文化を伝える講演も行いました。学生は2024年に再び香港へ行き、学会に参加する予定です。
チョコでウクライナ支援
賞味期限が近かったり、箱が損傷したりして卸売りできないチョコを買い取って格安で販売するユニット「blanc」は、ウクライナの支援にも乗り出しました。ウクライナのチョコを仕入れ、募金活動を展開。募金は日本に在住するウクライナ人を通して、支援に行き届いています。
大阪・関西万博まであと1年へ。プレ万博にも出展
ワルシャワ大学と提携したこともあり、2025年大阪・関西万博に向けて、ポーランドの出展のお手伝いも検討しています。まだ具体的に決まっていませんが、構想としては、ポーランド出身のショパンの曲によるコンサートを吹田市のメイシアターで開くことも考えています。
そして、2022年と2023年に、万博会場のお隣で開かれた「咲州こどもエキスポ」に2024年も参画する予定です。これまで、私たちはNTTデータSBCと協力して、「宇宙での快適空間」を演出するブースを出展してきました。
2024年も新たな企画が目白押しで、学生の奮闘にご期待ください。
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この記事を書いたのは…
「すいたぶる」を目指して大和大学社会学部SDG研究推進室
チョコ、ラーメン、コーヒー、服などを用い、身近にある問題を解決するため、教員と学生が団結し、社会貢献やまちの活性化に向けて取り組んでいます。「進化し続ける」大和大学のヒミツも発信していきます。