【浜寺公園】5月18日(土)に祝2周年♪「Three Peace Market」の魅力に迫る!

今週土曜日に、2周年を迎える「Three Peace Market(スリーピースマーケット)」こと「スリピ」。

今までさまざまなイベントに参加してきましたが、「スリピ」って、なんだか他のイベントとはちょっと違う。

満ち足りた幸せな気持ちになって帰れる不思議な魅力があり

それが何なのかを探しに、イベントを主催する方々にお話を伺ってきました。

そもそもどうやって始まったの?

「スリピ」は月に一回、浜寺公園の一番西、ユースホテル前で開催されているのですが、

毎月イベントをするなんて、めちゃくちゃ大変じゃないですか。しかも出店数も結構多いんです。

どんな目的で、どういった人たちが関わっているのでしょうか。

お話によると、最初は地域の活性化を目指して3人の有志で立ち上がったそうです。

その頃にできた「スリピ」のテーマソングがあり、毎回必ずみんなで歌います。

ピースな自分とつながるよ

むずかしいことおいといて

想いのまま感じよう

からだゆらそう今わらおう

まぁるい世界つくるよ準備おっけー?

まだまだひろがれ この”わ”よ (一部抜粋)

平和や人と人の繋がりを願い、ずっと続けていくことが当初から想定されていたかのように感じられます。

今回お話を伺ったのは、メインの運営を手掛けるナナさんとサキさん。

ナナさんは、イベント立ち上げから関わっている会長の”山ちゃん”と共に「パン屋kotubu」を経営。

サキさんは、初回時に古着を出店し、ファッションショーまで行っていたそうで、(初回からぶっ飛んでました!)次第にイベント運営に関わるようになったそうです。

他にも、地域を盛り上げたい!

楽しそうだったからスタッフをしてみたい!

といった人たちが、ボランティアとして手伝ってくれているそう。毎月必ず来てくれるボランティアさんが11人ほどいらっしゃるそうで、その数にも驚きです。

ピースマネーってなあに?

イベントが続く秘訣のひとつとして、イベント独自の通貨「ピースマネー」が存在します。

イベント運営では、開催までにしなくてはならない各所への手続きなど細々とした事務的作業から、

警備や運搬など当日の人手も必要不可欠。

たくさんのマンパワーがかかりますが、イベント会社でもない限り予算は発生しないことが多く

ボランティアに頼らざるを得ませんが、

スリピでは、自分の働きが「ピースマネー」に変換される仕組みになっているんです。

ボランティアとして1日手伝ったら⚫︎⚫︎ピース。

警備をしたら⚫︎⚫︎ピース。

SNSをアップしたら⚫︎⚫︎ピース

さらには、備品を家で預かったら⚫︎⚫︎ピース

など、細かく「ピースマネー」が設定されていて、モチベーションにも繋がります。

「ピースマネー」は、スリピのイベントで使用できるので、

独自の通貨で買い物することで、出店者さんにも還元されイベント内で循環されるほか

お客さんのリピートにも一役買っています。

歌って踊ってゲームして、大人も子どもも大はしゃぎ。まるで村みたい?

以前、サキさんに、「スリピ」を一言でいうと何?

と聞いたことがあります。

その時に返ってきたのが「村」というワードでした。

2024年3月16日に開催した、スリピミニ運動会のパン食い競争の様子

「出店者さんと、お客さんの距離が近いことが”スリピ”らしさ。運営メンバーは村長さんみたいな役割かな。
商店街みたいにお店があって、自分たちの商店街を続けていくために、SNSひとつとっても広報をどうしたら良くなるか、
など常に模索しながらやってます。一体感を作れたら良いな〜」

とサキさん。出店者さんを村人として受け止めて、惜しげなく愛情を注いでいるからこそ

普通では考えられないアイデアが出てくるのだと感じました。

魅力のポイント

イベント会場の配置にも秘密がありました。

舞台やゲームなど、企画ものをセンターに配置して、それを囲むようにサークル状にお店が並んでいるんです。

「皆んなが一つの方向を向けるように、目線が同じところになるように」考えられています。

企画には参加してもしなくても、自然と目に入るような仕掛けになっていて

「あの人が食べてるもの美味しそう」「あのワークショップ楽しそう」など、お客さんが広告塔の役割をになっています。

出店者さんがお店を抜け出して、遊びに行っていることもしばしばあるそうで、

そんな時はお隣の出店者さんが「お客さん来たよ〜」と教えてくれるんですって。

そうして出店者さん同士の繋がりができるんですね。

変化するイベント

会場の玄関口にドーンと構えられていたアーチが、現在は「The Art」に形を変えてアートの精神が引き継がれています。

テーマソングの冒頭にも登場する「ワープのゲート」。筆者もファンの一人

毎回「The Art」のコーナーがあり、アーティストさんを招いたり展示会をしたり、アートを通したコミュニケーションができる場が設けられています。

今回は、ななし倉庫さんが2周年を祝したオブジェを作ってくださるそうで、撮影スポットとしても要チェック!

出店者や運営者のコンディションにも配慮して、この2年間で柔軟に形を変えていっているように伺えます。

「月一で開催することに意味があると思っています。雰囲気が定着できるから。

以前はオーガニックさやオシャレさを追求したりもしていましたが、コンスタントに開催するために、

より門戸を広げるようになりました」

そんなお二人のモチベーションはどこにあるのでしょうか。

「自分の素の部分を見せられる場所って限られているじゃないですか。会社だとなかなか出しづらかったり。
でもここだと素の自分を出せるんですよね。思ったことを伝え合うことで共存する、家族に近い感覚です。
人間味溢れる、それこそ村のご近所付き合いのようなことがしたいんだと思います」とサキさん。

ナナさんは「地元が盛り上がると素敵なお店が増える。自分にとって好きだなと思えるお店ができたら、
住むのが楽しくなりますよね。将来の自分が楽しくなる為にやっているのかもしれません」と教えてくれました。

今後について

ナナさんとサキさんは、住んでいる家もご近所同士。”山ちゃん”とも一緒に、時には夜更けまで語らいあい

スリピの魅力の一つであるステージは音楽に詳しいメンバーが出演者さんの募集を行い、ステージを盛り上げる為に動いたり

それぞれが、じっくりイベントについて考える時間を作っています。

毎月マーケットを続けて行く為には、メンバー同士が気兼ねなく顔を合わせて話し合える距離の近さも重要だといいます。

そうして、自分たちが自由にのびのびと、当日を楽しむためにも、しっかりと事前準備を行います。

毎月15日に出店者募集を締め切り、20日に確定→出店者の一人一人の紹介→総合告知

と予定が細かくシステマチックに決まっていて

試行錯誤して、このような形が出来上がったのだと納得。

今後は、

ステージを人力で回したい!

子どもマーケットがしたい!

大運動会がしたい!

などなど夢が広がります。

最後に

魅力について探っていきましたが、お二人から伺った中で印象に残った言葉があります。

「地域が良くなるということは、結局は自分の為にやっているんだと思います。

スリピに関わることで自分も成長できるし豊かになり、自分のことを好きになれる。

でもさすがに疲れたら休もう!その感覚が私たち似てるから続けられるのかな」

イベントだけでなく、チームとして行うすべてのことに繋がる言葉だと感銘を受けました。

等身大で頑張れて、共感できる仲間がいる。続けていくことが居場所作りにも繋がる。

そんな事を日々考えているメンバーが繰り出すアットホームな「スリピ村」に一歩足を踏み入れれば、

きっとその魅力を感じることができると思います。

 

最後に、明日のラインナップをサキさんお手製の出店表で一気見しちゃいましょう。

 

なんと出店数52店舗!

2周年を記念して和歌山のコミーダリンピアマーケットさんが応援出店で駆けつけたり、

お祝いの撮影ブースが設けられたりといつも以上にお楽しみ満載♪

ぜひ入村して1日どっぷりピースフルな空間に浸ってください。

「Three Peace Market(スリーピースマーケット)」

  • 5月18日(土)10:30〜16:00

    第3土曜開催in浜寺公園ユースホステル前
    "P"ower of the "P"eople for the "P"eace
    衣食住 アート音楽がテーマ
    主催Three Pieces Market実行委員会

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まちっと堺・泉北編集部さと

地域密着の生活情報紙「リビング新聞」を発行する株式会社サンケイリビング新聞社が展開する地域情報プラットフォーム「まちっと堺・泉北」の編集部、さとです。生まれも育ちも大阪で、結婚を機に泉北ニュータウンに移り住み、居心地の良さに気付けば早8年。緑豊かな環境に癒されながら日々を過ごしています。

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