本日紹介させていただくのは、”パーラー102”鈴木有美さん。
これまで複数のメディア、書籍にも取り上げられている泉北の有名人です。
パーラー102が出店しているのは、泉北高速鉄道「泉ケ丘」駅から徒歩数分の大蓮公園。
その一角で開かれている、LiP(Life is Park)と名付けられた、テントでの飲食や物販ブースの中です。
この日はトワイライト営業。
夕方、愛車の自転車屋台を漕いで登場。現場に着いたらキッチンに早変わり。
その場で焼き上げる看板メニューのキューバサンドは旨みたっぷり!
そんなオリジナルのスタイルで営業されています。
あれ、どこかですれ違った…。見かけた事ある…。という方もおられるかも?
”パーラー102”が誕生するきっかけ
鈴木さんは、東北の宮城県ご出身。
高校卒業後は、東京でコックとしてさまざまな現場で経験を積み、
料理の腕を磨いていました。
2015年、ご主人の実家である泉北へ引っ越してきます。
子育てのかたわら、堺市の小学校で給食の調理員をされていたとき
友人から「マルシェに飲食ブースで出店してみないか」と誘われ、
自転車屋台というかたちを思いついたそうです。
当初は、違う屋号を使っていたそうですが
「”パーラー”=社交場、休憩室」
という意味合いから、
食事に加えてお客様との会話や、お客様同士の交流が生まれるイメージで
”パーラー”を屋号にしたんだとか。
”102”は、
団地の部屋番号から着想を得て、
3桁の数字で表現したいと思いついた鈴木さん。
"101"が1番大切なものという意味合いから、
「101は家族との時間、仕事は2番目に大切という自戒を込めて”102”とつけました」
と笑って言われる、仕事大好き!パワフルな鈴木さん。
来店されたお客様に気さくに話しかける姿は、
公園の空気を楽しく、いきいきしたものに変えてくれます。
味がおいしいのははもちろん、鈴木さんの人柄に惹かれる常連さんも多く
いつも鈴木さんのかたわらで注文受けと会計を担っている「103号」こと古川さんは、
元々お客様だったそう。
家族でも、お友達でも、ご近所さんでもなく、
「ただ、食べてあんまり美味しかったから、手伝いたくて!」と
自主的に屋台営業のお手伝いを買って出るようになったとか。
鈴木さんとの素敵な関係がよくわかるエピソードですね。
ライターのつぶやき
鈴木さんを知ったのは、約4年前。
大蓮公園がリニューアルオープンし、
LiP(Life is Park)が立ち上がった少し後でした。
創立初期メンバーだった鈴木さんは、
周りの顔ぶれを見て
「パンを作る人が多い」と気づき、
それならと売れ残り=ロストを減らし活用するため、
パンを使った商品としてホットサンドを提供する事を思いついたそう。
自分が作りたい商品ありきでなく、周りの人の事を考えてメニューを決めるところに
鈴木さんの懐の深さが表れています。
ちなみに、キューバサンドという看板メニューは
「シェフ ~三ツ星フードトラック始めました~」という映画からアイデアをもらったそう。
映画好きの鈴木さんらしいエピソードですね。
キューバサンドがいつ食べられるのか、気になった方は
”パーラー102”のInstagramで出店情報をご確認ください。
先日まで、高倉台にあるまちいえきっちんでも定期的に出店されていて
そこでは季節のサラダ箱、キッシュやグラタンなどが味わえたほか
晩御飯を作る余裕がないときに大助かりのおかずデリも製造・販売されていました。
(現在は、堺市南区城山台にある泉北BASE1階の「でんでんカフェ」で
"アンジー店長"として腕を振るうのが忙しくなり、卒業されています。
そちらでも鈴木さんの作るハンバーガー🍔や、
日替わり定食などのランチが食べられますのでチェックしてみてくださいね♬)
根っから世話焼き気質(個人の感想です)の鈴木さんは、
料理以外にも地域の活性化に精力的に取り組んでおられます。
堺市南区竹城台団地内の集会室で、
未就学児向けの遊び場や
寺子屋&子ども食堂、
高齢の方向けイベントといった様々な活動を始め、
地域の人を巻き込んで続けている姿に
頼もしさと親しみを感じます。
そちらは、団地に住んでいなくても参加可能だそうなので、
お近くの方は遊びに行かれてみては?
今後の目標は、
自分の家の近くにお店を構えること
と話す鈴木さん。
お店を持っても、
この自転車屋台はふらっと続けて欲しいなあ。
だって、鈴木さんと対面でおしゃべりするのが楽しいから。
と思うライターでした。
LiP(Life is Park)
- 堺市南区若松台2丁5
”パーラー102”さんのInstagram
泉北BASE(でんでんカフェ)
- 堺市南区城山台2丁2−8
竹城台東校区(寺子屋&子ども食堂、モンキークラブ、でかけま笑)
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この記事を書いたのは…
ジモトミンにし
泉北ニュータウン(のはしっこ)生まれ育ち。約5年のブランクを経て泉北へ戻りました。子どもの頃は気づかなかった泉北のいいところを最近あれこれ発見して、毎日が楽しくなっています。 泉北で暮らす人に、もっともっと、このエリアのすてきな人・お店・場所が知られてここが好きと感じる人が増えていったらいな。