つかの間の秋を感じたと思ったら、早くも12月になりましたね。皆様、お変わりありませんか?ジモトミンの乙女です。
こちらのサイトで7月にご紹介した「堺こども狂言クラブ」が、2024年12月7日(土)に、堺能楽会館にて「公開稽古」を行います。
当日は、一般の方が狂言のお稽古を観覧できます。そしてなんと「能舞台に立つ」という貴重な体験をしていただくことができますよ!
全国で唯一、個人所有の能楽堂「堺能楽会館」
わたくし乙女、今年7月から子どもと一緒に堺こども狂言クラブに参加しています。
狂言クラブに参加するまで、堺能楽会館の存在はまったく知りませんでした。名前を聞いても、公的な施設なのかと思っていたくらいです。
ところがこちら、全国で唯一という「個人所有」の能楽堂なのだそうです!
江戸時代から昭和にかけて、酒造業や堺の伝統工芸品である湊焼で発展した大澤家により、堺能楽会館が創設されました。
ビルの建設とともに、55年前に能楽堂を建てたのが、大澤美代さんでした。その御子息である92歳の大澤徳平さんが、現在の館主でいらっしゃいます。
このような立派な建物が、個人の手によって造られたものだとは、想像もできませんでした。
堺能楽会館は来年いったん閉館ののち、移築予定
こちらの堺能楽会館はビルの中に造られており、建物の老朽化のため、来年いったん閉館されることになりました。
その後、能舞台は別の場所に移築される予定だそうです。
「移築される前に、子どもたちに堺能楽会館の能舞台に立ってもらいたい」という、狂言師・安東元さんの思いから、堺こども狂言クラブが実施されるに至りました。
12月7日(土)は一般の方が能舞台に立てる貴重な機会
来たる2024年12月7日(土)には、堺こども狂言クラブの公開稽古に合わせて、一般の親子の方にも堺能楽会館にお越しいただくことができます。
こども狂言クラブのお稽古風景を観覧するほか、ご希望の方には、能舞台に上がっていただくこともできるんですよ!
当日は13時から15時30分の間、出入り自由です。舞台に立つ体験を希望される方は、白足袋(お子さんは白い靴下でもOK)をご持参くださいね。
歴史あるこの場所で、舞台に立たせていただける、またとない機会になると思います。
現在の堺能楽会館の最後の姿を見届けるべく、ご来館いただければ、わたくし乙女もとてもうれしいです。
堺こども狂言クラブの発表会は12月22日(日)に開催、クラブは来年度も実施予定
今年度の堺こども狂言クラブでは、2024年12月22日(日)に、奈良県桜井市の大神(おおみわ)神社にて発表会を開催します。
大阪の枚方、奈良の生駒、和歌山の橋本のこども狂言クラブの合同発表会に、堺こども狂言クラブも新たに加わることになりました。
大神神社での発表会は、一般の方にもご来聴いただくことができます。
また、来年の2025年度も、堺能楽会館とは別の場所(堺市堺区)で引き続き堺こども狂言クラブを実施する予定です。
小学生から高校生までのお子さんやお孫さんと、8回のお稽古と発表会に無料で参加できます。(発表会費など実費負担あり)
堺こども狂言クラブに関するお問い合わせは、以下の連絡先にお願いします。
〈連絡先〉
電話:080-3152-5642(SEJ 松永)
matsunaga@toursakai.jp(SEJ 松永)
sakai.nohtheatre@gmail.com(安東)
12月7日(土)に堺能楽会館で、堺の歴史と古くて新しい文化の世界に触れてみませんか?
文化庁 令和6年度 伝統文化親子教室事業「堺こども狂言クラブ」公開稽古
- 【日時】
2024年12月7日(土)13時開場
13時30分開始〜15時30分
【場所】
堺能楽会館
大阪府堺市堺区大浜北町3丁4-7
【アクセス】
南海本線「堺駅」から徒歩8分
南海バス「堺駅南口」から徒歩7分
【持ち物】
舞台体験ご希望の方は白足袋(お子さんは白靴下でも可)
【主催】
Sakai Experience JAPAN
【連絡先】
sakai.nohtheatre@gmail.com(安東)
matsunaga@toursakai.jp(SEJ 松永)
*タイトル写真:やまぐち千予
画像は主催者提供(一部筆者撮影)
大和いこまっこ狂言クラブ他合同発表会
- 【日時】
2024年12月22日(日)13時30分開演
【場所】
大神(おおみわ)神社 三輪山会館 能舞台
奈良県桜井市三輪1422
【アクセス】
JR桜井線「三輪駅」から徒歩5分
参拝者用駐車場あり
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この記事を書いたのは…
ジモトミン乙女
泉北ニュータウンの近くに住む子育て中のお母さんです。泉ヶ丘らへんが好きで、日々通っています。自然の豊かさや美しい緑道に心惹かれ、自転車で走ったり、歩いたり、草花の写真を撮ったりしています。