川端組。川端寛之さん おおさか東線の新駅開業エリアで「南吹田琥珀街」が本格始動

川端組。川端寛之さん おおさか東線の新駅開業エリアで「南吹田琥珀街」が本格始動

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プロフィル用_川端さん<Profile>
川端寛之さん。京都市で不動産業を営む株式会社川端組。代表取締役。1977年京都生まれ、京都育ち。2001年大学卒業後、地元京都の不動産会社に就職し、2014年独立。https://kawabata-channel.com/
 3月16日、おおさか東線が開通し、吹田市には南吹田駅が開業しました(開業の記事はこちら)。
開業前、「南吹田エリアには何があるのだろう?」と調べていたときに、見つけたのが「南吹田琥珀街プロジェクト」。古い長屋やアパート並ぶ下町エリアで、建物をリノベーションし、まちを育てるプロジェクトです。

南吹田エリアの新しい動きを感じ、プロジェクトのHPから問い合わせをし、お会いすることになりました。そのとき、連絡をくれた“カワバタグミのカワバタさん”は言いました。「場所は京都ですが、大丈夫ですか?」。
吹田のプロジェクトなのに、なぜ京都?  でも、北摂のまちづくりに携わっているなら、カワバタさんは「北摂の人」。そもそも、カワバタグミって何!? たくさんのハテナを抱えて、京都で話を聞きました。

-「川端組。」というのは、川端さんが経営する不動産屋さんなんですね。事務所は京都ですが、吹田にはもともと、ご縁があったのでしょうか。
それが、ないんです(笑)。南吹田の長屋、アパートを所有するオーナー夫妻が設計士に今後を相談し、その設計士からの紹介で関わることになりました。

京都では毎年、「DESIGN WEEK KYOTO」という、モノづくりの現場を見ることができるイベントが行われています。その中で以前、京都の面白い建物や場所=ディープスポットを巡るまち歩きツアーを担当しました。

まちには外部の人には見せたくない、フタをしたいものがありますよね。そこに住む人たちの生活のリアルが垣間見えるところ。そのフタをしようとするところに真実が詰まっている気がするんです。

そんな“まちの本当の姿”が好きなんです。そういったイベントをきっかけに、「大阪でおもしろい場所があるよ」と声をかけてもらいました。

 

-川端さんは不動産屋さんでありながら、リノベーションの企画にも関わっているのが驚きでした。
家は建てて終わり、リノベーションをして終わりではなく、住む人が入ってゴールです。今回のプロジェクトは、リノベーションだけでなく、その“ゴール”を見つけておくことが大切ということになりました。そこで僕が呼ばれたというのもあります。どのような人に入居いただくかで、まちは変わります。そこでリノベーションの方向性など企画から携わっています。

南吹田のリノベーションは、すべてを潰すのではなく、古いものと共存することを大切にしています。時代ごとのレイヤーを重ねる、といったら良いでしょうか。

ここの長屋は増築しているケースが多く、新しい素材をどう足すかに心を砕いています。素材の木材や金属は、経年変化が美しいですから、外観はそのままに、雰囲気も残したまま、今の使い方に合わせたリノベーションを、設計士と相談しながら進めています。

1901改装工事リノベーション工事の様子(写真は「南吹田琥珀街」インスタグラムから)

 

-ノスタルジックな雰囲気に、「琥珀街」という名称がぴったりです。

コンセプトは「過去のような未来のような時空を超えたまち」。琥珀のように積み重ねた年月から生まれたものを大切にしたい。琥珀のようにあたたかで柔和な色でまちを包みたい。そんな思いから“琥珀街”と、ネーミングしました。そのために、プロジェクトメンバーには、ライティングデザイナーも参加しています。

また、僕はアジアの再開発されていない、混沌とした活気のある町が好きで、琥珀街もアジア感のある町になればと思いました。漢字の“琥珀”がアジアっぽいというのも理由の1つ。

プロジェクトは、ファンキーなメンバーの集まりですが(笑)、アーティスト的な視点を持つ女性に参加してもらうことにしました。彼女には基本、ロゴやWebデザイン、僕の言葉をわかりやすく伝えてもらう通訳(笑)などをお願いしていますが、プロジェクトの名称を考えているとき、「色を統一してみるのも面白いよね」と提案があったのも影響しています。
屋根リノベーションした長屋の屋根(写真は「南吹田琥珀街」インスタグラムから)

すでにリノベーションが済んだ長屋には、部分的にカラフルな瓦を使ったものがあります。これも彼女のアイデア。設計士や工務店といった専門家では思いつかない発想です。さまざまなジャンルの人が関わることで、まちづくりが広がるのではないかと思っています。

 

-今後の展開を教えてください。
昨年2つの長屋が完成し、フォトグラファーとシステム開発のオフィスが入居しています。そしてこの春、2期目として3軒の長屋と2軒の倉庫がお披露目になります。

3期目は「白ゆり荘」というアパートのリノベーションを手がけます。また、空きスペースには新築物件も建てられたら。もう少しプロジェクトが進んだら、僕も南吹田琥珀街にオフィスを構える予定です。

まちには、さまざまな世代の人がいるべき。居住、テナントとエリアが分別されるのは、まちのポテンシャルを殺すことになりかねません。“琥珀街”の建物は、ゆるやかに人がつながるものであってほしい。プロジェクトが南吹田琥珀街というまちを耕した先に、どのような人々の営みが生まれるのか、楽しみです。

◆南吹田琥珀街 http://kohakugai.com/
2019年4月13日(土)には、オープンハウス&交流会の開催も。建築や古い町並み、リノベーションやに興味がある人の参加もOK。詳細はHPを。

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