〝オモロイ〟未来へ 大阪大学・中村昌平さん【北摂しあわせ2.0】

〝オモロイ〟未来へ 大阪大学・中村昌平さん【北摂しあわせ2.0】

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<Profile>

産学連携助教・特任研究員 中村 昌平さん
1985年 三重県鈴鹿市生まれ。O型。豊中在住。2008年 大阪大学工学部卒業。2010年 大阪大学大学院工学研究科機械工学専攻修士課程卒業。大阪大学共創機構 産学共創本部で産官学民共創プロジェクトの組成とイノベーション教育に携わる。

近頃なにかとよく聞く「産官学」。日本中の大学で、企業や自治体と共に、社会課題を解決するサービスや、新しい商品が開発されています。

大阪大学でも「共に創る頂」というテーマを掲げ、昨年4月「産学共創本部」を設立。 3本の柱を軸に取り組みをすすめています。

1つめ。 学内シーズの実用化に向けた支援
大学での研究成果の発信や、研究室の公的資金獲得のサポートなどを行っています。

2つめ。 企業ニーズを踏まえたコーディネート
「こんな技術を探している!」という相談や、共同研究、特許ライセンスなどの相談を受け付けています。

3つめ。産官学民共創イノベーションブリッジ拠点の構築
産業界(民間企業)、学校(教育・研究機関)、官公庁(国・地方自治体)、民間(地域住民・NPO)が一体になる架け橋を作り、アイディアやテーマを創出。

色々と難しいことを書いてしまいましたが、大阪大学の共創イノベーションの特徴は、
1対1の連携ではなく、複数の大学、企業、地域社会が連携する点。
国内外のステークホルダーをまとめて、イノベーションを加速させています。

オモロイ未来ってどんな世界? ワクワクする5つのアイディア

こちらの部署で、産学連携助教・特任研究員として勤務をされている中村さん。
「オモロイ未来」を創り出すサロン、「Joyous Future Salon」をコーディネートされています。
Joyous Future Salonは、オモロイ未来(Joyous Future)を創り出すために、研究者・学生・企業人がイノベーションを創る技法を学ぶところ。

 

昨年度のテーマは、「20年後のアクティブタウンを考える」
大阪大学、吹田市、ミズノ、竹中工務店、医療用医薬品のマルホなどが参画して、人と人が話したくなる街「ハイテク縁側」や、車がなく、エネルギーを自給自足する「ジャングルタウン」など〝オモロイ〟アイディアが集まりました。

↓ 成果発表ムービーはコチラ。

テーマパーク構想をカタチに 「池田市研究×まちづくりサロン」スタート

2018年度は、未来共創思考サロンとして「池田市 研究 × まちづくり サロン」を開催します。池田市で策定されているテーマパーク構想を背景に、市民・市職員・研究者・学生・ 企業が参加して、地域課題を共有。池田市でのフィールドワークなども行いながら、まちの未来をカタチにしていきます。

詳細はコチラ → http://www.uic.osaka-u.ac.jp/event/2920/

中村さんも〝オモロイ〟ヒトだった!

中村さんは、三重県出身。大学入学をきっかけに、豊中市に住むことに。
現在は、産学連携助教・特任研究員としての役割をこなしながら、国内・海外のデザインプロジェクトに複数参画。子供向けのデザイン教室もされています。

さらにさらに、サッカー教室の運営、コーチングと、本当にマルチプル! 三足のわらじをはきながら、それぞれの分野へのこだわりと、広がりがあるその姿は、
大阪大学の教育理念、「地域に生き、世界に伸びる」を体現されているかのよう。

ー人生100年時代、中村さんが考えられる「しあわせ感」とはどのようなものでしょうか。

「私にとっての、しあわせは、〝自分が好きなことができること〟〝その好きなことで人と尊重しあえる関係を築くこと〟です。
私は、さまざまな分野で、したいことをさせてもらっています。
とはいえ、デザインでも産学共創でもサッカーでも教育でも、独り善がりでは物事は進みません。人と人が相互に関係しあって初めて完成します。
その時に、尊重できる関係が生まれていることが重要だと思っています。
人生100年時代になってもそれは変わらないのではないでしょうか」

-「しあわせ感」を得るためのヒントがあればお教えてください。

「私は、一番身近にいる人にしあわせを感じてもらうことが、自分がしあわせを感じる近道だと思います。実践していることは、妻に毎日〝愛してる〟と伝えることですね」

-北摂で、好きな場所を教えてください。

「一番は、豊中の自宅です。妻の作る美味しいご飯とふかふかのベッドがあれば、だいたいなんとかなると思っています。
よく行くのは、EXPOCITYの「109シネマズ大阪エキスポシティ」。IMAX次世代レーザーをエグゼクティブシートで見て、〝たまの贅沢〟を楽しんでいます。
シンボリックで好きな場所は、やっぱり太陽の塔。最近、内部公開を見に行きましたが、もう衝撃的でした。あれは、一見の価値があると思います!!」

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