【箕面】今日、10チャンネル、読売テレビ「かんさい情報ネットten.」で箕面高校ダンス部の活動が紹介予定!
こちらの記事でお伝えした「箕面高校ダンス部」。4月29日(祝・金)には「番組スペシャル放送 特別企画枠」として45分間放送されるそうなのですが、コロナ禍でありながら、昨年の夏の大会では引退後の3年生が優勝をつかみ取り、今年の大会でも活躍が期待されています。
近年の成績を拝見すると…高校ダンス部4大コンテストを制覇している!
【高校ダンス部 4大 コンテスト】= 全国優勝 合計14回 獲得
①⽇本⾼校ダンス部選⼿権ダンススタジアム(ダンスタ) 【全国優勝6回 準優勝2回】※大会史上最多
②⾼校ストリートダンス選⼿権 全国決勝⼤会(ストダン) 【全国優勝3回 準優勝1回】※大会史上最多
③全⽇本⾼等学校チームダンス選⼿権 決勝⼤会(チムダン) 【全国優勝4回 準優勝3回】
④HIGH SCHOOL DANCE COMPETITION(ハイダン) 【全国優勝1回】【高校生ダンサー 国内最高峰コンテスト】
DANCE ATTACK!! OSAKA ⾼校⽣の部(アタック) 【第5位 入賞】※高校ダンス部史上最高位
※箕面高校HPから引用
府立の進学校ながらダンス部の強豪校へと成長した箕面高校。顧問の先生は、長く同じ方が担当され、しかも教職員のリーダーでもある“首席”職。どのような方か興味が湧き、ご連絡をしたら快く取材を引き受けてくださるとのこと。善は急げとすぐにお伺いしました。
最初に指導した1年生が翌年全国優勝!?
箕面高校ダンス部、通称“みのだん”の顧問を務められている、高木克彰先生。創部から26年と聞いていたので、イメージしていた雰囲気より、随分お若く、物腰柔らかそう。
聞けば、先生ご自身が今のダンス部を受け持つようになったのは約12年前。当時は今のように活発な雰囲気ではなく、生活指導が必要な部分が多分にあったそう。しかも、高木先生は、当時は23歳~24歳の若手講師。いきなり“顧問です!”と現れたところで、すぐには受け入れられず。1年生のみを指導させてもらったところ、翌年いきなり全国大会優勝!翌年、翌々年と3連覇を果たしたのです。
学校や地域・保護者にも応援してもらえる姿勢を
そこまで生徒に情熱を注ぐ背景には、「生活指導につなげたい」という思いが。「もちろん、せっかく部活に取り組むのであれば、一番上を目指してサポートしてあげるのがベストですよね。ただ、先生だけではなく、学校や地域の方、保護者の方の応援も必要です。身だしなみ、礼儀、挨拶などどのようにすればいいか話し合いました。ダンスが日本一だけではだめ。“日本一の礼儀”も備えようと」。結果だけではなく、取り組む姿勢からテコ入れしたのです。
「部活を応援してもらうには、授業をちゃんと受け、テスト結果もしっかり残すこと。学業を優先し、模範生徒でなければならないと伝えています。私からではなく、部長や副部長が部員にしっかりと伝えていますので、部員は学業と部活の両輪を上手く動かしてくれていると思います」とダンス部は“文武両道”であると高木先生。フィジカルトレーニングも多いので、意外と華やかさがなく、びっくりされますとも笑います。
気になる指導方法ですが「何もしていません」(高木先生)・・・「え?」。いやいやまた~と思ったのですが、現在は首席という立場で、指導をする時間がないそう。生徒とも話し合いを重ね、高木先生が顧問として就けるように、先生とコンタクトを取るときは、部長・副部長から先生に依頼に来るスタイルなのだそう。
「顧問になった当初は、毎日スパルタに練習して、私が振り付けも考えて。でも何年か前からは平日はほぼ見ることができないので生徒が全て考えて、大会前に手直しがあれば指導して、足りていなければ技術指導。ほとんど生徒たちで作品を作り上げています」。
部活スペースは校内どこでも!まさにストリート
せっかくなので、練習の様子を見に行かせていただきたいと、教室から移動したのですが、なんと練習場所は渡り廊下。ダンスはどこででも練習できるので、空いている場所が部活のスペースになります。
この日は大会前ということもあって、卒業生が指導に来ていました!先生と生徒が直接話すことはなかなかないそうなのですが、こうやって、卒業生が先生に会いに来てくれたり、部員に指導してくれることは多々あるそう。縦のつながりが長く続くのも高木先生の存在が大きそうです。
今年の自主公演は5月4日(祝・水)
毎年5月に行われている自主公演は、3年生を中心に十数部署に分かれ、プレゼン資料作成やスポンサー集め、タイムスケジュール、ゲスト手配、警備、会計などなど、全て生徒たちが段取り。このような形になったのは、本業が多忙になり、高木先生1人で行っていた公演の準備ができなくなったため。公演を継続するために生徒と話し合った結果、「自分たちが動きたい!任せてください!」と頼もしい声が上がりました。「負荷はありますが、自分たちで考え公演を成功させる。生徒たちにはやり通す力が身に付きます。大学や社会に自身を持って送り出せる生徒たちですね」と高木先生は胸をはります。
今年の自主公演は5月4日(祝・水)。生徒たちのパフォーマンスはもちろん、手作りの公演がどのように成功するのか、見届けてあげたいですね。
箕面高校 ダンス部
- ◆4月24日(日)「高校ストリートダンス選手権 決勝大会」新3年生
◆第11回大阪府立箕面高校ダンス部自主公演
【日時】2022年5月4日(水)
[昼の部]開場 12:15~(チケット引き換え開始 11:30~)
[夜の部]開場 16:15~(チケット引き換え開始 15:30~)
【場所】
箕面市立文化芸能劇場 大ホール
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この記事を書いたのは…
まちっと北摂編集部りんご
大阪・北摂(豊中・吹田・池田・箕面・茨木・高槻)で地域密着の生活情報紙「リビング新聞」を発行する株式会社サンケイリビング新聞社が展開する地域情報プラットフォーム「まちっと北摂」の編集部、りんごです。 大阪生まれ、大阪育ち。結婚後、家族4人で北摂暮らしに。空が広く、緑が豊かで、子育てもしやすい北摂の街の雰囲気がとても大好きです。お気に入りの風景は、新御堂筋から見える夕焼け。アイコンの画像はお気に入りの2歳の頃の私です。