こんにちは ジモトミンのモトタロウです。
北摂エリアのおいしい中華料理屋さんで中華をアテに一杯やろうのコーナーです。
今回はJR茨木駅近くの「水餃子の店 哈尓濱(ハルビン)」さんにお邪魔してきました。
JR茨木駅西口から線路沿いに大阪方面へと少し歩きます。
ハルビン市は、たしか日本史の旧満州で出てきためちゃめちゃ さぶい都市で・・・
などと考えてると、
すぐそこ、緑の看板に示された路地に「水餃子の店 哈尓濱(ハルビン)」さんはありました。
緑の誘蛾灯に誘われる蛾や蝶のように、ワレワレは店内に吸い込まれていきます
なぜハルビンか、水餃子か、茨木で店を出しているのか
到着したのがオープン時間の10分前。
入店を逡巡していると、少々強面(こわもて)のお店の方が登場。
『どうぞ』と少々こわもて気味に招かれました。。。
あとからこの少々こわもてさんが心優しいマスターだということがわかりました。
さて、なぜハルビンか?なぜ水餃子か?
ほんとはマスターにお聞きしたファミリーヒストリーを
みなさんにもご紹介したいのですが
残念ながら紙幅の限りがあるため(ないけど)、
まとめとして下の画像を参照ください ↓↓
義勇軍として旧満州で青年期を過ごした秋田正義さんが56歳で会社を退職し水餃子を修行・・・その後1983年に茨木で開業。すごいドラマチック&波乱万丈ですな。世界が広い
カウンターに陣取り、ハルビン体験スタート
奥のカウンターに案内され、早速ビールをオーダー。
こちらはサントリー ザ・モルツ。
グッとくるUMAMIに 「本日も乾杯!」
ザ・モルツ(中ビン 500円)。生ビールではサントリー ザ・プレミアム・モルツ<香る>エールもおすすめ
まず付き出しの「とうふ干絲(カンスー)=中国豆腐」が運ばれてきました。
いや豆腐ではないですよね、これは。
麵ですよね、麺~
初体験のいただきです。
むむっ
しっかり味がついたなめらかな舌触り、ごま油の香り・・・。
日本の豆腐とは同姓ながら
全く違う個性、あーせい、こーせい言わずこの味に感謝せい!(ラップ調でどうぞ)
※お付出しは、お一人様300円頂戴いたしております。ということですのでよろしくお願いいたします
主役の前に並んだメニューも逸品ばかり、ハルビンフェスティバル
早速 お料理をオーダー。
ハルビンさんは「水餃子の店」ですが、あえて水餃子はラストにオーダーすることに。
そうとう迷ったあげく、次の4品を注文しました。で、その感想
★色拉(セロリ入りサラダ)
彩りよく盛られたサラダ。さりげないセロリの主張。
サッパリ感を料理の合間合間にはさんでくれます。
セロリ入りサラダ 420円。あくまでサッパリね
★焼餃子(6ケ)
中国では水餃子が基本だということは知っていますが、日本ではやっぱり焼餃子。
丁寧に丸っこく可愛く包まれた焼餃子をいただきます。
お肉主体の餡で本場を思わせる味ですが
日本人の味覚をも納得させる味だと思いました。
モトタロウは『黒酢』好きなのでお店の『鎮江香醋』でいただきました。
焼餃子(6ケ)480円。可愛く端正に「せいれつ」
『鎮江香醋』好きなのよね。なお、酢醤油タレの場合はしょうゆ1に対して酢2の割合がお店の推奨
威風堂々。並び立つビールと香醋
★豚肉とネギ炒め
これはもう陽のあたる生徒会会長か影の番長か。
誰にも負けない美味しさという存在感のかたまりです。
町中華で食べることのできる職人(料理人)のわざのすばらしさが味わえます
・・・とにかくネギうますぎ!!
豚肉とネギ炒め 800円。メニューに◎がついているのでお店のおすすめメニュー。モトタロウもとうぜん大プッシュ
カウンターに囲まれた厨房で豚肉とネギ炒めを作っていただきます
あたりまえだけど家ではこれは無理。もし家でやたっら大騒ぎ。だから美味しいのよね
★豚の角煮
となりのお客さんがオーダーしてるのを見て、ガマンできずこちらも注文。
時間と手間をかけて作ったことが一口目から感じられます。
見かけに圧倒されますが、ヤッパリ優しいお味です。
豚の角煮 550円。すっごい分厚さに同居する、すっごい柔らかさ。お肉の上の山椒が味を引き立てます
♪ハルビンのお料理 称えるお酒たち~♪♪
で、さらに大切なこと
ハルビンさんには味わってほしいお酒もたくさん…てこと!
ということでこの日にいただいたお酒をご紹介。
★ハルビンビール
ジャパニーズビールに続いて「ハルビンビール」をオーダー。
これは相当珍しいです。
ビール愛飲歴約40年のモトタロウも初めて。
ビンは重いですが、
澄んだ空気と爽やかな風を感じさせてくれるテイストでした。
ハルビンビール 610ml 700円。これ飲んだらハルビンってすごく爽やかな風が吹く高原だろうな・・って思いました。知らんけど
★中国酒 クマダケリンゴ酒(16%)
「クマダケ」ってなんだ?なんとなくパンダを想像しましたが、
正解は「熊岳のりんご酒」で遼東半島にある熊岳というところの名産みたい。
ソーダ割でいただきましたが、爽やかでお料理引き立ててくれます。
クマダケリンゴ酒(16%)350円。プラス100円でソーダ割りに
「熊岳苹果酒」・・・苹の意味がわからんのよね
★紹興酒
やっぱりいただいてしまいました、紹興酒。
こちらはカメ出しで。
モトタロウの周りの若い人、あまり紹興酒 飲まないんだけど
ぜったい飲んだほうがいいよ。
で、飲み方いろいろあるけど、本日は燗でいただきました。
紹興酒(カメ出し 200ml)ロック・常温・燗でどうぞ。各700円
裏側を撮ったんだけど、あ~これ、だいぶお酒マワッてきてるね。完全にいがんでる・・・
とうとう主役の登場!ハルビン クライマックス
で、満を持して「水餃子」をオーダーです。
なんと!コチラ、作り置きではなく注文があるたびに、その場で
大きなかたまりの餃子の皮のもとを1個ずつのサイズに小さく小分けし
それを伸ばし、餡を包み込み、大鍋の中に投入していきます、1人前6個を!
その流れるような手さばき!
そしてほどなく水餃子のできあがりです。
いただきます。
ショウガがほどよく効きももちもちの皮(この皮が美味い)と餡が一体化。
黒酢または酢醤油タレで、これはいけます。
こちらのお店の水餃子に出会えてマジうれし!
水餃子(6ケ)420円。気品正しく白一色をまとった主役が目の前に・・・。
酢醤油タレでも香醋でもどちらもいいと思います
「この店」「この味」「この町」についてマスターとおしゃべり
「茨木が好き、この町が好き」マスターの秋田義人さんです。撮影の時だけマスクをとっていただきました。
餃子を包むことや調理など
お店の切り盛りをするのはマスターの秋田義人さん。
そう、冒頭の「一瞬こわもてさん」でした。
お店のヒストリー、餃子のこと、街中華としての矜持やご両親のことなど
熱いお気持ちをお話ししてくれました。
そして何より「茨木が好き、この町が好き」・・・
気がつけば店内はご夫婦や会社の同僚、恋人たちなど
多彩なお客様でいっぱい。
そんな皆さんの「おいしい」をつないでいるのがマスター秋田さんの笑顔でした。
本日はごちそうさまでした。
またきまーす。ありがとうございました
水餃子の店 哈尓濱(ハルビン)
- 住所:大阪府茨木市西駅前町8番5号
お問い合わせ:072-623-2500
交通手段:JR茨木駅から歩2分
営業時間:18:00~22:00 (ラストオーダー21:30)
定休日:月曜日
★この記事が気になったり、いいね!と思ったらハートマークやお気に入りのボタンを押してくださいね。
※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけ、サービス利用の際はHP等で最新情報の確認をしてください
この記事を書いたのは…
ジモトミンモトタロウ
1970年 6歳の時に見た太陽の塔内部の「生命の樹」。その衝撃を忘れることができず、今でもパワースポット「太陽の塔」に夢中です