【吹田】終了間近！大阪大学が自己回復力＝「レジリエンス」の見える化を目指してクラファンを実施中

2023年7月22日

「なんとなく気分があがらない」「体調がイマイチだなぁ」
そんな風に感じたとき、「ストレスが原因だから仕方ない…」と考えていませんか？
それって実は「レジリエンス」が弱っている状態なのかも。

「レジリエンス」とは、誰しもが持っているという、心や身体の変調を自分自身で回復し、健康な状態を維持しようとする力のこと。
自然災害や、突然の不幸など、個人ではどうしようもないストレスなどでダメージを受けても、レジリエンスがうまく働いていれば、ストレスを跳ね返し、健康な状態を維持することができるのだとか。
この力について、より多くの人に知ってもらい、見える化することで、毎日の健康維持に役立てようと、
大阪大学大学院医学系研究科では、クラウドファンディングを実施中です。

大阪大学大学院医学系研究科で今回のプロジェクトに関わっているみなさん。レジリエンスを見える化したい！と力強いポーズ

レジリエンス改善プログラムの充実を目指し、ネクストゴールの1200万円に！

このプロジェクト、同研究科　先進融合医学共同研究講座の特任教授（常勤）萩原圭祐先生、特任助教（常勤）の江頭隆一郎先生、竹内麻里子医員たちが中心となって進めているもの。
大規模調査研究を実施していくための調査員の雇用や調査システム開発、実施の実費を集めることを目指し、
6月に、目標金額1,000万円で立ち上がりました。

早々に第一目標金額をクリアしたことから、ネクストゴールに、1,200万円を設定。
レジリエンス改善プログラムの充実をうたっています。

プロジェクト充実に向けてのディスカッションも続けています

心と身体、社会とのつながりのバランスがとれているとレジリエンスも活性化

萩原先生は、
ー落ち込んだ時に、仲良しの友だちが声をかけてくれて元気になったり、
よく行くお店で浮かない顔をしていると、常連さんが声をかけてくれて、料理を食べているうちにやる気が出てきたりすることはありませんか？
実はそうした元気や笑顔の裏側に、レジリエンスの仕組みが働いていると考えられています。

レジリエンスは私たちの健康に欠かせず、これを働かせるには、健全な生活習慣と、何かあったときに温かい言葉をかけてくれる人と人とのつながりが重要です。
一方、目に見えない個人の心を評価するのはとても難しいこと。
その課題を打破し、レジリエンスを見える化できれば、
私たちが健康を維持・増進するために、健康的な食事・運動・人間関係などの具体的なアドバイスを受けることができるようになるはずです。
と、今回のプロジェクトの狙いを話します。

研究では、
・老化を見える化：JFS（Japan Fraility Scale）
・心の健康を見える化：J-RS (Japan Resilience Scale)
・身体の健康度を見える化：MDPS（Multi-Dimensional Physical Scale）

この３つを使って、立体的に心身を見える化していくのだそう。
大阪・神戸を会場とし、500名程度を対象とした調査を実施。
その後は、SNS・Webにおいて、研究結果を順次資料公開しながら、プログラム開発に取り組む計画。

プログラムが完成すれば、自分の心身の状態を正確に把握し、それぞれに適した生活アドバイスを受けられるようになるのだそうです。

診察中の萩原先生

プロジェクトページでは、「レジリエンス」の仕組みについても詳しく解説されています。
まずは、自分が持つ「回復力」って何かを知るためにも、一度チェックしてみて！
クラウドファンディングの期間は、
2023年7月31日（月）まで。終了間近です。

URL：誰もがもつ自力で回復する力「レジリエンス」大規模調査研究にご支援を

7月25日（火）にはみのおキューズモールで萩原圭祐先生のセミナーも

レジリエンスに興味がわいた人は、萩原先生のセミナーに参加しては？
7月25日（火）14時30分～15時30分に、みのおキューズモール　CENTER-2F「キューズリビング（Q’ｓLiving）」で、
大阪大学『21世紀懐徳堂出張セミナー』として、萩原圭祐先生による「レジリエンスを知って健康生活」が開催されるそう。
参加は無料。先着30人だそうなので、ぜひ！！

URL：申し込みはこちらから

「大阪大学×ＲＥＡＤＹＦＯＲ」では、ほかにもさまざまなプロジェクトを紹介

大阪大学では、ほかにもさまざまなプロジェクトを実施されているんですよ。
「大阪大学×ＲＥＡＤＹＦＯＲ」で紹介されています。

■大阪大学クラウドファンディング
大阪大学クラウドファンディング

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まちっと北摂編集部てんこ

大阪・北摂（豊中・吹田・池田・箕面・茨木・高槻）で地域密着の生活情報紙「リビング新聞」を発行する株式会社サンケイリビング新聞社が展開する地域情報プラットフォーム「まちっと北摂」の編集部、てんこです。北摂に住んだことはないけれど、北摂の街の雰囲気は大好き！　一番好きなのは、太陽の塔。定期的に会いに行きたくなる存在なんです。まちっとでは、北摂の街にまつわることを調査したり、ヒアリングしたりしながら、記事をアップして行きたいと思っています。プロフィール画像は１歳の頃のワタシです。