【泉北】SENBOKUスマートシティコンソーシアムってご存知ですか?

こんにちは!大阪大学共創機構の中村昌平です。

私は、「まちっと北摂」にて、まちのスペシャリストとして大阪大学の地域との共創活動について記事を書かせていただいています。

まちっと堺・泉北」では、堺・泉北地域で実施されている取り組みについてご紹介していきます。

 

SENBOKUスマートシティコンソーシアム

SENBOKUスマートシティコンソーシアムをご存知でしょうか?

堺市で公民(公=自治体、民=企業や大学などの民間の団体)が連携しながら先進技術を活用してまちづくりを進めるアツいコンソーシアムです。

大阪大学共創機構はいちアドバイザー会員なのですが、このコンソーシアムが非常に活発で、イケてる取り組みなのでご紹介します。

高齢化が進む現在、駅から遠い所では移動や買い物がどんどん難しくなっていきます。誰もが安心して健康に暮らせるようにするためには、新しい技術を活用しこれまでできなかったサービスを生み出していく必要があります。

SENBOKUスマートシティコンソーシアムでは、堺市の課題を踏まえて、モビリティ・エネルギー・ヘルスケア・スマートタウン・データ連携の5分野を軸に様々な取り組みを実施されています。

今回の記事では大阪大学が連携している2つの取り組みをご紹介します。

あんしん睡眠サポート

睡眠は健康にとって非常に大事な要素です。

あんしん睡眠サポートは、シート型センサーによる睡眠リズムを見える化する機器「Active Sleep Analyzer」によって睡眠リズムを計測し、認知機能の低下等の病気の早期発見を目指す取り組みです。

特にひとり暮らしの高齢者にとっては、寝ているだけでいろいろな気付きが得られるのはありがたいサービスになるのではないでしょうか。家族にとっても見守りの支援になりうると思います。

大阪大学は、精神医学の池田教授、老年看護学の山川准教授が連携し、睡眠のデータから病気の兆候を見つけるところで共同研究を実施しています。

アバター実証

アバター実証は、かわいい小型のアバターを分身として遠隔操作することで高齢者の社会参画を促す取り組みです。

ROBOHON ©SHARP

人手不足は様々なところで課題になっていますが、外出が難しくなってきた高齢者にその担い手になってもらおうという考えです。

外出ができなくなってくると社会から隔絶されて孤立してしまい、最終的には孤立死の可能性も高まってしまいます。アバターを通じて社会との繋がりがあれば、その様なことはなくなる可能性があります。

大阪大学は、アンドロイド研究の第一人者 石黒教授と西尾特任教授が連携しています。

11月21日には、光明池サンピアのアバター実証拠点を活用した取り組みについて堺市から報道発表されています。

光明池サンピアのアバター実証拠点

堺市のSENBOKUスマートシティコンソーシアムでは様々な取り組みを実施されています。大阪大学も上記の活動以外でも貢献できたらと考えています。

今後の取り組みにご期待ください!

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※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけ、サービス利用の際はHP等で最新情報の確認をしてください

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大阪大学共創機構中村昌平

大阪大学共創機構で共創プロジェクトのコーディネートをしています。市民、地方自治体、企業等との協働により、地域社会における課題の解決、新たな社会価値の創出に取り組んでいきます。

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