本日紹介させていただくのは、”うめばちも”こと金川泰輔さん。
パンを焼いて大蓮公園LiPや、庭代台の自宅店舗などで販売しておられます。
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5年目を迎えた大蓮公園LiPの、第一期からの出店メンバーでもあります(写真は提供です)
泉北でパン屋になるまで
関東出身の金川さん。
子ども時代は親御さんの仕事で海外生活も経験されたそう。
そのせいか独特のセンスを持ち、
パンにも反映されているように感じます。
東京のパン屋さんで働きながらパン作りの技術を学び、
そのお店で作っていたドイツ系のパンを今もよく作っておられます。
泉北へ住むようになったきっかけは、
おばあちゃんのおうちがあったため子どもの時から何度も遊びに来ていて
親しみがあったからだそう。
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5種類のフレーバーがあるドーナツ・クラプフェン。硬そうに見えて、シュー皮のようにふにゃりとした食感。見た目とのギャップがあります
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フレーバーをつける前のクラプフェン(写真は提供です)
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左)”うめばちも”さんのパンの中では珍しい、果物を使った甘いパン・シュトロイゼルクーヘン 右)食パン(写真は提供です)
”うめばちも”さんの美的感覚が垣間見えるお店
栂・美木多駅から車で約7分、
住宅街の中にある自宅店舗は
お庭に面したお部屋でやっておられます。
日当たりが良く、お庭の木や草花が目の前にあり
こぢんまりとしたスペースの中に
穏やかで丁寧な空間が整えられています。
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庭を横切って入ります。中を覗いてみたくなる空間
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懐かしい感じの家具がパンのディスプレイになじんでいます
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”うめばちも”さんが摘んできた野の花。天井近くには麦の穂を吊るしたり、自然のさりげない存在感が心地いい空間にひと役買っています
パンへのこだわり
”うめばちも”さんのパンに使われている小麦粉は国産のみ。
日本一の生産量は北海道ですが、
近年他県産も増えて選択肢が広がっているそう。
ここから産地が近い愛知県産をメインに、
佐賀県産や、なんと泉北産のものも使っているんだとか。
泉北で小麦粉が採れるなんて、ちょっと驚きですね。
今おすすめのパンは、
ライ麦パンだそうです。
私も食べてみて、香りがなんだか特徴的であとをひくなと感じました。
ご本人の作った中で一番好きなパンを尋ねると、
カンパーニュとのお答えが。
「食味、香り、食感、保存性など、細やかに自分で設計しているので
思い入れもひとしおです」との事。
まずこちらを食べてみたくなりますね。
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さちかおり(写真は提供です)
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右)カンパーニュ 左)プレッツェル(写真は提供です)
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クリスマスにはシュトーレンも(写真は提供です)
ライターのつぶやき
”うめばちも”さんのパンを初めて見た時は、
無骨な、飾り気ややわらかさのないハードめな印象を受けました。
屋号の意味が気になって尋ねると
「うめばちもというのは、バイカモという水草の別名です。
綺麗な水の中にしか育たないんです」と教えていただき、
植物にも詳しくてすごいなぁと感心しました。
写真を撮るのも上手、
映画や音楽にも詳しい。
聞けば柔和に教えてくれるお人柄もあり、
常連のお客さんも多いそう。
私が好きなパンは、
ひまわりの種などが入った、噛んでいて食感がもっちゃりとするやつ
(名前を忘れました…)、
チョコレートとベーコンなどが入った不思議な味わいのエルビス、
甘みの少ないクッキーなど。
”うめばちも”さんのパンは、
ほかのお店にない味わいがあって個性的で、思い出すと食べたくなります。
毎週水曜日は大蓮公園LiPに出店されているほか、
土日も不定期に出店されています。
庭代台の自宅店舗は、現在は不定期ですが今後注力していく
予定があるとか、ないとか。(笑)
他にも、堺市外のイベントなどへも出店しておられるので、
Instagramでスケジュールをチェックしてみて下さい。
またパンと別に写真のアカウントもあるので、
とっても光の具合が綺麗な、風景や植物の写真を覗いてみて下さいね。
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サワードウのハードトースト、フランスクブロ。全粒粉40%で旨味しっかりだそう。(写真は提供です)
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泉北のなにげない風景を切り取る写真(写真は提供です)
”うめばちも”店舗
- 堺市南区庭代台4丁27-1
大蓮公園LiP(Life is Park)
"うめばちも”写真アカウント
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※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけ、サービス利用の際はHP等で最新情報の確認をしてください
この記事を書いたのは…

ジモトミンにし
泉北ニュータウン(のはしっこ)生まれ育ち。約5年のブランクを経て泉北へ戻りました。子どもの頃は気づかなかった泉北のいいところを最近あれこれ発見して、毎日が楽しくなっています。 泉北で暮らす人に、もっともっと、このエリアのすてきな人・お店・場所が知られてここが好きと感じる人が増えていったらいな。





