生活行動の中で「困っている人」と、「それを支援する人」の想いのズレって比較的起こってるんやないでしょうか。
困っている人にとっては「助けて欲しいと思った時になかなか声がけができない」「困っていることに気づいてもらえない」
支援をする人にとっては「声がけをしていいものなのかわからない、気が引けてしまう」「声がけのしかたがわからない」「困っていることに気づけない」
マタニティーマークや赤いヘルプマークなど、困っている人からの発信の手段は浸透してきているし、席を譲ったり声がけをしたりすることもありますが、ワタシもその声をかけるきっかけやタイミングは少し迷ったり、躊躇してしまうことがあります。
支援をもっと積極的にしたいと思っている人が見えるようになることによって、もっと自然に、もっと多くの、助け合いの関係が生まれるかも。
そんな社会を目指したクラウドファンディングのプロジェクトが豊中から生まれています。
聴覚障がい支援を広げるために作成した「ヒアリングマーク®︎」を全国に広げたい!
今回クラウドファンディングのプロジェクトを実行しているのは、豊中市市民公益活動団体「あいあい〜愛逢RADYONE」の滝水芳美さんと改発司さん。
今回のプロジェクトの他、子育て世代、シニア世代、女性に、環境問題など様々な社会課題の解決に向け、ボランティアで活動をされているそうです。
ご自身が左耳の難聴をお持ちの滝水さんが
◆聴覚障がいを持っている人の課題である”見た目では障がいがあることがわからないために、災害や、日常で困難が生じた時に助けてもらうことが難しい”ことを、ちゃんと認識してもらえるように
◆支援をしたくてもきっかけをつかめない人が、力になりたいという想いを、目に見える形で届けられるように
聴覚障がいへの理解を深め、支援の輪を広げていくことを目指して始動した活動「うさみみプロジェクト」
その一環で、聴障者と支援者の「お互いの想いを見える化」することにより、いざという時にも、命を守るための行動ができるよう2020年実行したクラウドファンディングにより、完成させたのが「ヒアリングマーク®︎」
このマークをもっと多くの人に、全国に、そのマークの持つ意味とともに広めたい、という想いで、今回2回目のクラウドファンディングを実行されているそうです。
URL: GoodMorning「聴覚障がいがあってもなくても,自然に助け合いができる「生きやすい」社会を目指して」プロジェクトページはコチラ
目指すは「支援の輪が広がり、困り感が軽減される社会」
「ヒアリングマーク®︎」の持つ役割は、聴覚障がいを持つ人と、支援者の、心の声や想いが「見える化」され、つながるきっかけとなること。
このマークは、マタニティーマークやヘルプマークのように、困っている人だけでなく、支援をしたい、寄り添いたいと思っている人が身に着け、支援の表現をすることができるもの。
これによって、お互いのコミュニケーションのハードルが低くなり、結果的に支援の輪の広がり、困りごとの軽減につながる状態ができるという役割があるということ。
聴覚障がいの支援を目的に始まったこのプロジェクトですが、ゆくゆくは障がいのあるなしに関わらず、困っている人・支援したい人が適切に繋がり助け合う、生きやすい社会ができることを目指しているそうです。
クラウドファンディングサイト・GoodMorningでプロジェクト実行中
現在、クラウドファンディングサイト・Goodmorningで、この活動を知り、仲間となってもらうことや、「ヒアリングマーク®︎」が購入できるガチャガチャの設置を実現するため、プロジェクトを実行中。
支援のリターンとして、「ヒアリングマーク®︎」の付いた、キーホルダーやシール、エコバック等が設定されています。
プロジェクトの応援は1,000円から可能です。
滝水さんと改発さんの想いや、リターンの詳細はGoodMorningのプロジェクトページをぜひご覧ください!
URL: GoodMorning「聴覚障がいがあってもなくても,自然に助け合いができる「生きやすい」社会を目指して」プロジェクトページはコチラ
豊中から全国へ。活動の広がりで地域に恩返し
「私の生まれ育った大好きな町、豊中。たくさんの方に支えられたくさんの愛情を頂き、温かい人が多いこの町に、ヒアリングマークを有名にすることによって恩返しができたらいいなと、思っています。
これからも、豊中だけではなく北摂の皆様に、応援していただけるように、楽しみながら頑張っていきますので、よろしくお願いします!」
プロジェクト実行者の滝水さんにコメントをいただきました。
北摂・豊中から、誰もが住みやすい社会、人の繋がり・支援の輪が生まれる社会となるきっかけが、このプロジェクトを通じて広がっていけばと思います。
URL: GoodMorning「聴覚障がいがあってもなくても,自然に助け合いができる「生きやすい」社会を目指して」プロジェクトページはコチラ
★この記事が気になったり、いいね!と思ったらハートマークやお気に入りのボタンを押してくださいね。
※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけ、サービス利用の際はHP等で最新情報の確認をしてください
この記事を書いたのは…
まちっと北摂編集部こんちゃん
大阪・北摂(豊中・吹田・池田・箕面・茨木・高槻)で地域密着の生活情報紙「リビング新聞」を発行する株式会社サンケイリビング新聞社が展開する地域情報プラットフォーム「まちっと北摂」の編集部、こんちゃんです。 北摂生まれ北摂育ち、一度北摂を出て、もうきっと戻ることはないと思っていましたが偶然のきっかけで北摂に夢のUターン! 北摂に縁と魅力と愛を感じ暮らす毎日。この愛を存分に発信できればと思っています! テーマは(レコードを掘って、音楽とオーディエンスを繋ぐDJのように) 「北摂の人・モノ」を掘って掘ってつなぎまくる! 「北摂の魅力ある人・モノ」を発掘して、「北摂」らしいか検証し、また別の「北摂」を教えてもらって「北摂の街・人・モノ・想い」を繋いでいこうと思っています!