【豊中】薬局と本屋のコラボ！？本との出会いも提供する調剤薬局「ページ薬局」

2022年12月31日

SMILE編集部Ａです。
蛍池駅近くにある「ページ薬局」をご存知でしょうか。
2020年にオープンした調剤薬局ですが、足を踏み入れると、他の薬局とはちょっと違うと気づきます。
それは…「本が購入できる」ということ。
なぜ、調剤薬局×本屋なのか。オーナーである薬剤師の瀬迫さんにお話を伺いました。

オモテはいわゆる普通の薬局。でも、手書きの黒板にそそられます

きっかけは「１か月で100冊読書」

2019年。それまで月に４、５冊程度の読書ペースだった瀬迫さんが「なにか新しいことを始めたい」との思いから、後輩とインプットも兼ねて「１か月で100冊読書」に挑戦することに。オススメ本をSNSに投稿することで、周囲が読書をしている事に気づき、本の話題でコミュニケーションをとることが楽しいと実感したそうです。
その中で「本を通じてコミュニケーションを創り出したい」、「本への意識が高まる一方、出版業界の厳しい状況」などの思いが募り、ご自身の領域である「薬局」と組みあわせることで「偶然の出会いを提供できる」と開店を決意。

“たった 1ページが人生を変える”
「普段本屋に行かない人に、薬局に本を置くことで一冊との偶然の出会いを提供したい」と、店名を「ページ薬局」とされました。

本棚はおすすめの本を紹介するこだわりのディスプレイ。いろいろ読みたくなります

URL： note 「ページ薬局」

本を読まない人にいかにして本を届けるか…

調剤薬局も書店も、お店を選ぶ傾向はますます強くなっています。
調剤薬局×書店にすることで、差別化ができ、それぞれの相乗効果を生むのかもしれませんね。

瀬迫さんは、本を普段読まない人の割合は年々高くなっており、読まない人にいかにして本を届けるかが課題となっていると言います。
それでも、2020年6月、コロナ禍の中のオープン記念として「本屋に行きたくても行けない人の代わりに本屋さんで本を買ってプレゼント」を企画したり、オープン２周年には作家さん、出版社さんからの協力を得て調剤薬局ならではの「店長がバカすぎて」（早見和真著/角川春樹事務所）お薬手帳を本購入者へプレゼント（現在は終了しています）。

そのご縁もあり９月には調剤薬局としておそらく初となる作家の早見和真さんを招いたトークライブを開催。調剤薬局らしく白衣を着てのトークライブは、オンライン配信も含めたくさんの方が参加されました。
　今後は大人だけでなく、子どもたちにむけて絵本に触れてもらいたいとの想いから「絵本の読み聞かせ」にも力を入れていきたいとのこと。
10月には保育士さんを招いて読み聞かせイベントも。ギターに合わせて歌ったり、クイズに答えたり、大人も子どもと一緒に楽しめるイベントでした。
今後もイベント開催に意欲的な瀬迫さん。SNSなどでぜひご確認ください。

薬局初？！作家・早見和真さんを招いたトークショー

絵本専門士でもある保育士、うっちー先生の楽しい読み聞かせ会も開催

URL：ページ薬局　Instagram

子育て中のお父さん、お母さんにむけて

　子どものころに本に触れることは、後の読書習慣、読解力に関わってくるともいいます。
また、「お子さんを読書好きにと考えるなら、まず親御さんが読書を好きになって！」と、瀬迫さん。
寒い時期に、暖かい部屋でゆっくり親子で読書をし、本について話すのはいかがでしょうか。
ページ薬局にはたくさんの絵本もあります（SMILE編集部が作成した絵本も！）。
ページ薬局を訪れて、“本との偶然の出会い”を楽しんでみませんか？

ページ薬局ならではの絵本が並ぶ本棚。本を見るためだけの来店も歓迎だそう

ページ薬局

住所：豊中市蛍池東町2丁目3番6号　シャンティー今谷101
営業時間
月　9:30〜18:30
火　9:30〜18:30
水　定休日
木　9:30〜18:30
金　9:30〜18:30
土　9:30〜12:30
定休日：水曜、日曜、祝日
URL：https://page.friend-ltd.com/