【吹田】創業の地でアサヒビールがSDGsの取組「適正飲酒セミナー」を開催

【吹田】創業の地でアサヒビールがSDGsの取組「適正飲酒セミナー」を開催

 すっかり汗ばむ季節に。初めて飲んだビールはスーパードライ。ビール好きには堪らない季節になりました。SUITAcolorsのイエローです。
 今回、アサヒビールさんが、SDGsの取組みとして、「適正飲酒セミナー」を吹田市内各地で開催されていることをお聞きし、この様子をレポートしてきました。

まずはじめに。吹田で誕生したアサヒビール。

 アサヒビールといえば、浅草のちょっと特徴的なモニュメントがある東京の会社…。ってみなさん思っていませんか。あっ、北摂で住んでる方にはそれはないか、そうです、1889年11月朝日麦酒株式会社(現アサヒグループホールディングス株式会社)の前身である大阪麦酒会社設立され、1891年10月吹田村醸造所(現アサヒビール吹田工場)竣工されています。
 吹田市のホームページには、「吹田の地がビール造りに選ばれたのは、神崎川の水運や駅からの鉄道輸送による原料や製品の輸送に便利であったことや、大消費地の大阪に近い、醸造に適した良質な水があること等が理由であると考えられています。」と記載されていますが、シティライフさんの記事には、初代社長の鳥井駒吉さんの言葉など、当時の想いがさらに掘り下げられています。ご興味ある方は、是非ご一読を。

「アサヒビール」誕生の祝賀写真(明治25年(1892年))。【公式ホームページ】アサヒグループホールディングス 歴史・沿革から引用。

「アサヒビール」誕生の祝賀写真(明治25年(1892年))。【公式ホームページ】アサヒグループホールディングス 歴史・沿革から引用。

完成した吹田村醸造所を描いた広告物。【公式ホームページ】アサヒグループホールディングス 歴史・沿革から引用。

完成した吹田村醸造所を描いた広告物。【公式ホームページ】アサヒグループホールディングス 歴史・沿革から引用。

新発売当時の中井芳瀧作の「引札」 (明治25年(1892年))【公式ホームページ】アサヒグループホールディングス 歴史・沿革から引用。

新発売当時の中井芳瀧作の「引札」 (明治25年(1892年))【公式ホームページ】アサヒグループホールディングス 歴史・沿革から引用。

 ちなみに、イエロー家の長男は、小学3年生で工場見学でお世話に。感想は、「ジュース、むっちゃ美味しかった」とドヤ顔でした。いやいや、もっといろいろ感想あったやろうに…。まっ、ビールが飲めるようになったら、お父さんから改めて教えてあげよう(笑)
 ちなみに、吹田工場の見学は、より付加価値の高いミュージアム体験を提供する空間に、2023年1月にリニューアル(有料化も)されています。あいかわらず大人気だそうです。イエローも一度体験したいです(#^.^#)

【写真】令和4年(2022年)4月25日リニューアルオープンしたアサヒビールミュージアム。アサヒビール営業企画部より写真提供。

【写真】令和4年(2022年)4月25日リニューアルオープンしたアサヒビールミュージアム。アサヒビール営業企画部より写真提供。

各イベントのようす

 前置きが長くなりましたが、本題です。
 SDGsの観点から、「責任ある飲酒」の取組みを社内外で進めるアサヒビール社員さんが、アサヒビール最初の工場の地のご縁もあり、吹田市に適正飲酒セミナーの提案したところ、今年、市内各所でセミナーとして実施するに至ったとのことです。提案を受けた市役所職員は、「ビール会社やのに、ビールの飲まさへんのやっ…」と少し驚いたそうですが、そのココロは後でまたご紹介します。
 現時点で、産業フェアのようなイベント、健康啓発の教室、これから飲酒する大学生、医療を学ぶ看護学生が対象と、多様なバリエーションでイベントが企画されています。

【写真】吹田産業フェアでのセミナー実施のようす

【写真】吹田産業フェアでのセミナー実施のようす

【写真】市民健康教室でのセミナー実施のようす

【写真】市民健康教室でのセミナー実施のようす

【写真】大和大学でのセミナー実施ようす

【写真】大和大学でのセミナー実施ようす

 各イベントに参加した参加者からは、「パッチテストを通して自分のアルコールへの適性が良くわかった」「正しいお酒の飲み方、付き合い方が分かった」「ビール会社が販売数を押さえてまで適量飲酒を勧めることに驚いた」など、様々な感想が寄せられていました。

アサヒビールが目指す世界観

 最後に、アサヒビールが目指す世界観を今回、吹田市に提案したローカルSDGs専任リーダーの牧野さんにお話しを聞きました。

Q そもそもビール会社なのに、「適正飲酒」を勧めるなんていいんですか。
A 現在、アサヒグループホールディングスは「責任ある飲酒」という考え方を進めています。確かにお酒を販売することが仕事ですが、「責任ある飲酒」として、不適切な飲み方は減らしていこうとアサヒグループ社員一人ひとりが、「責任ある飲酒のアンバサダー(大使)」としての自覚を持ち、行動しています。適量な飲酒は、コミュニケーションを円滑にしますし、もちろん僕はビール大好きな人間ですけどね(笑)

Q 今後の展望などあれば教えてください。
A 実は、「適正飲酒」の取組は、SDGsの取組なんですよね。項番3は「すべての人に健康と福祉を」があるのですが、世界でアサヒビールを愛飲していただくためにも、吹田市でのモデルケースを是非、全国各地へ広げていきたいと思っています。また、SDGsの取組として、吹田工場ではほぼ廃材ゼロを達成していますが、ビールを飲む際にも「使い続けるエコカップ」の取組も進めて行きたいを思います。

Q ちなみに、なぜ、吹田市と一緒にすることに?
A アサヒグループホールディングスの前身となる大阪麦酒会社は、1891年に最初の工場として「吹田村醸造所」(現在のアサヒビール吹田工場)を竣工しました。その関係もあり、アサヒグループと吹田市との関係は強いつながりがありました。企画書をもって、市役所に提案したら、後日、市内の大学や、市役所内の部門を紹介してもらったりして、ご一緒することに。調整事は沢山ありますが、吹田市内の皆さんは協力的で、凄くやりがいがありますよ。

【イラスト】吹田市に提案された資料から一部抜粋

【イラスト】吹田市に提案された資料から一部抜粋

【イラスト】吹田市に提案された資料から一部抜粋

【イラスト】吹田市に提案された資料から一部抜粋

【写真】市民健康教室でのセミナー実施でのローカルSDGs専任リーダーの牧野さん(写真左)

【写真】市民健康教室でのセミナー実施でのローカルSDGs専任リーダーの牧野さん(写真左)

 今回、色々調べてみて、先人の熱い想いに触れたり、SDGsの取組を進める熱い人と吹田市内で答える大学の先生、商工業者、市役所職員に触れることが出来ました。結論いいます。「吹田っていいまち!」

 以上イエローでした。
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