【豊中】地域の宝「奥野家住宅」その一角の「cafe桜の庄兵衛+」で味わえるのは至極のカフェタイム

【豊中】地域の宝「奥野家住宅」その一角の「cafe桜の庄兵衛+」で味わえるのは至極のカフェタイム

どうしよう。あまりにステキで誰にも教えたくない・・・。そんな気持ちにさせられるカフェが豊中に誕生しました。

江戸時代から続く威風堂々とした日本家屋。カフェはこの中です

江戸時代から続く威風堂々とした日本家屋。カフェはこの中です

『この建造物は貴重な国民の財産です』by文化庁

阪急電鉄「岡町」駅から東へ約500m。商店街を抜けた先の住宅街に建つ、焼き杉板に覆われた黒も美しいお屋敷が「奥野家住宅」です。主屋や複数の蔵を含み、国の登録有形文化財に指定されています。

「登録有形文化財」のプレートがこの上なく似合います

「登録有形文化財」のプレートがこの上なく似合います

表の大きなクスノキは豊中市の保護樹木。昭和50年に指定されています

表の大きなクスノキは豊中市の保護樹木。昭和50年に指定されています

かわいいイラストと温かな手書き文字風の看板。おかげでなんとか入る勇気が出ました

かわいいイラストと温かな手書き文字風の看板。おかげでなんとか入る勇気が出ました

アート文化の一端を担う地域の名家

奥野家は江戸時代には庄屋を務め、明治時代には村長を輩出した名家です。阪神・淡路大震災の際には被害を被りましたが見事に修復改善され、「桜の庄兵衛」としてギャラリースペースやコンサートルームをオープン。由来は先祖代々受け継がれてきた名前「(桜塚の)庄兵衛」だそうです。

ドキドキしながら開けられた門をくぐると

ドキドキしながら開けられた門をくぐると

左手前には銅色の扉の「米蔵」

左手前には銅色の扉の「米蔵」

右手側はカフェとなった「西蔵」

右手側はカフェとなった「西蔵」

目の前に広がるのは中庭。ここに外のと同じぐらいのクスノキがそびえていたそう

目の前に広がるのは中庭。ここに外のと同じぐらいのクスノキがそびえていたそう

でも、中が空洞化して取り除くことに。その切り株の一部は記念のオブジェとして

でも、中が空洞化して取り除くことに。その切り株の一部は記念のオブジェとして

江戸時代の西蔵を改装した「cafe桜の庄兵衛+」

どこをどう切り取っても絵になる景色に感嘆しっぱなしの私。案内表示などが特になかったのですが、「きっとカフェはここのはず」と古い鍵穴のついた木戸の前へ。そして手を伸ばそうとしたとき「どうぞ、いらっしゃいませ」と若い女性が笑顔で出迎えてくださいました。

歴史を感じる佇まいの中に新しさが共存。2023年6月6日に開店したばかりです

歴史を感じる佇まいの中に新しさが共存。2023年6月6日に開店したばかりです

木をふんだんに使用した内部はゆったりと落ち着く空間

木をふんだんに使用した内部はゆったりと落ち着く空間

カウンター席とテーブル席あり。中庭に面した席に座らせていただきました♪

カウンター席とテーブル席あり。中庭に面した席に座らせていただきました♪

2階は見学自由のギャラリースペースです

2階は見学自由のギャラリースペースです

芸術に造詣の深いご主人が管理されていて、展示物の入れ替えもよく行われているのだそう

芸術に造詣の深いご主人が管理されていて、展示物の入れ替えもよく行われているのだそう

3種類のサンドイッチから選ぶランチメニュー

すっかり建物に夢中になってしまいましたが、そうそう、私はランチを食べに来たんだった!メニュー表には3種類のサンドイッチがあり、どれも好きな具材で迷いましたが、『定温熟成させた和牛』というメモ書きがとても魅力的!ということで「ローストビーフのサンドイッチ」をホットコーヒーのセット(1200円)にしました。

「ドリンク」と「本日のデザート」でカフェタイムを楽しむことも◎

「ドリンク」と「本日のデザート」でカフェタイムを楽しむことも◎

お庭とランチと私。この見晴らしを愛でながらいただきます♪

お庭とランチと私。この見晴らしを愛でながらいただきます♪

新鮮なお野菜と味わい深いローストビーフが美味。パンのしっとり感がまたよき

新鮮なお野菜と味わい深いローストビーフが美味。パンのしっとり感がまたよき

『りんご酢とオリーブオイルを使ったドレッシング』のかかったサラダ。ツンとせず、まろやかです

『りんご酢とオリーブオイルを使ったドレッシング』のかかったサラダ。ツンとせず、まろやかです

くちどけなめらかなパンナコッタは食後にちょうどいいサイズ感

くちどけなめらかなパンナコッタは食後にちょうどいいサイズ感

今まで飲んだ中でトップスリー入り!それくらい気に入ったコーヒーです

今まで飲んだ中でトップスリー入り!それくらい気に入ったコーヒーです

音楽イベント会場としての新生「米蔵」

贅沢なランチタイムを堪能し、お会計に向かうとそこにちょうどご当家の奥様が。私はご挨拶を兼ねてこれまでの感動をお伝えしたところ、いろいろなお話をしてくださり、最後に「米蔵」を見せてくださいました。蔵内にはピアノや座席が設置され、しばしば音楽会が上演されているそうです。来月には「まちっと北摂」でも紹介されたように「豊中まちなかクラシック2023」が開かれ、その会場の1つにもなっています。カフェとしてもコンサートルームとしても貴重なこちらの環境。秘密にしておきたいけれど、やっぱり超おススメです!

以前は開けるのにも一苦労だったという扉も今は磨かれてスムーズに

以前は開けるのにも一苦労だったという扉も今は磨かれてスムーズに

かかっていた南京錠も年代物

かかっていた南京錠も年代物

3年がかりの改修を終えて昨年10月に杮落としコンサートが開かれました

3年がかりの改修を終えて昨年10月に杮落としコンサートが開かれました

cafe桜の庄兵衛+(カフェさくらのしょうべいプラス)

  • 住所:豊中市中桜塚2-30-35
    (「桜の庄兵衛」の敷地内)
    電話番号:090-4569-5011
    営業日時:火、水曜日
         11:30~16:00(ランチはLO13:30 )

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※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけ、サービス利用の際はHP等で最新情報の確認をしてください

  • ジモトミンイナリーバ

    2023年09月28日 09時00分

    昔から桜の庄兵衛をご存じでいらっしゃるのですね!以前がどんな外観だったのか、気になります。今も十分にステキですが、昔ま昔で、また違った趣があったのでしょうね。美術展もたびたびおこなわれているのですね。機会があれば行ってみたいです!

  • HAP

    2023年09月27日 13時32分

    「桜の庄兵衛美術展」を時どき訪ねています。魅力いっぱいの「和紙アート」、「ガラスアート食器」などを思わず入手して大切に使っています。国の登録有形文化財に指定とか、さすがに奥野さん邸は趣がありました。久しぶりに家屋を見たら外観が見事に変身してますね。今度はランチに行きたいです。

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ジモトミンイナリーバ

若いとき世界に向いていた目が今は地元に全集中。徒歩や自転車で見つける街の情報、楽しくてたまりません♪

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