【豊中市】服部天神駅すぐ！無添加無化調の高級ラーメン「ZENITH RA-MEN 日の丸(ゼニスラーメンヒノマル)」

2025年6月5日

みなさん、こんにちは！豊中商工会議所の下垣です。

ずいぶんと過ごしやすい季節になって来ました。
といいつつ暑い日もあり、すぐそこに夏の訪れを感じますね。

ところで唐突ですが私、大のラーメン好きでして、若い頃は関西を中心にずいぶん食べ歩きをしました。

思えば中学生の頃、学校で回し読みをしていた松本零士先生の名作「銀河鉄道999」に、「これが…人類の口の永遠の友と謳われたラーメンの味！」と主人公が感涙しながら麺を啜る場面があるのですが、これが強烈に美味そうでして、食べ歩きに目覚めたのはここが始まりだったかのかもしれません。若い方はご存じない方の方が多いでしょうが。

前置きが長くなりました。今回は服部天神に美味しい店があると聞いたので喜び勇んで行ってみました。

服部天神駅に到着

いざ入店

岡町から服部天神駅へ。下車して西へ向かい踏切を渡るとすぐにお店に到着。
白が基調の綺麗な外観。まだ新しそうなお店です。

ふむふむ、お店の扉には「天然素材100％無添加無化調スープ健康によりそう一杯をどうぞ」とあります。

こんにちは～、と入店。お店の中に入ればスープでしょうか、魚介系のよい香りが。本当にいい匂い！
店内はカウンター席4席と奥に3席あり、今回は手前のカンター席に腰かけました。

宝塚方面ホーム改札口からすぐ、パチンコ服部会館の向かいにお店があります

お店外観

カウンターは左が4席、奥が３席

ラーメン着丼

早速、特製魚介出汁・大和肉鶏鶏油の「白醤油朝陽(あさひ)」と「日の丸丼」を注文。

しばらくしてラーメンが着丼！
本当にフォルムが美しいです。
まずはスープを啜ってみます。ズズっ。

これは美味い…本当に美味い…
上品な味だけれども、決して薄くない。これをコクというのでしょうか。素材の味が伝わってきます。
煮卵もメンマも九条ネギも同じくです。

私は決して化学調味料で旨味を出されているラーメンを否定はしませんし、流行の二郎系や家系も良く食べるのでどちらかと言うと美味しければ良いという考えです。

しかし本当にここのラーメンは凄いと思いました。
天然素材だけでこの味を編み出し、提供されるまでどれだけの情熱を注がれたことか、と想像を馳せてみます。

テーブルの上の説明を見ると、スープは「奈良の大和肉鶏を6時間煮込み香り・旨味を凝縮したもの」＋「北海道産あさり・利尻昆布・煮干しをベールに鰹節・鮭節等4種の節をブレンドしたもの」とあります。本当に飲みやすく、飲み干した後も喉が渇きません。いくらでも飲めそうです。

そしてチャーシューはお肉に甘味があるような気がします。
これも説明によると島根の石見ポークを使っておられるとのこと。世界で最も健康な豚として知られるケンボロー種で、抗生物質等を抑え日本では7％しかいない希少な品種らしいです。

美味しいですね～
こうやって食べながら新しい知識を得るのは楽しいですな。
味付けは青森産ニンニク・ローズマリー・福岡は糸島市の無添加醤油のみとのこと。

ランチメニュー

白醤油朝陽(あさひ)

日の丸丼も着丼

続いて、店名も入っている日の丸丼が着丼。

チャーシュー、旨味赤卵目玉焼き・無添加マヨ・九条ネギ。キムチがご飯の上に乗っています。
やはりこのチャーシューが味を引き立たせますね。お米も美味しい。
ラーメンを食べながらあっという間に丼も空になりました。

食べながら、そして食べた後も店主の西さんにいろいろとお話を伺いました。

特に興味深かったのが、チャーシューにも使われている「みりん」のお話。
こちらは静岡県で生産されている、もち米由来の濃厚で上品な甘味が特徴の純米本みりん「飛鳥山」。醸造アルコールや飴等の醸造用糖類等は一切不使用とのこと。

実は何年か前、都電荒川線のチンチン電車に乗って王子という駅で途中下車し、山頂まで無料モノレールでのぼり渋沢資料館に行ったことがありました。

なので「飛鳥山って確か東京都の北区にあったはずじゃ…」とうっすらと思っていると、西さんから、渋沢栄一翁のお名前が出てきたので、思わず反応してしまいました。日本の醸造研究の元祖と言われている滝野川醸造試験所が飛鳥山にあり、それにあやかって命名されたとのこと。余談ですが渋沢翁は商工会議所とも関りが深いんです。

色々とお話を伺う中で、ここのラーメンの後ろにはたくさんの生産者がおられ、その集合体の一杯をお客様に繋いでおらるということが良く分かりました。

そして西店主、まだお若いですがお孫さんがおられ、次やその次の世代にも身体に良くて健康に良いものを食べて欲しい、という想いを持っておられます。

「天然素材100％」「無化調無添加スープ」嘘偽りなし、高級ラーメンの分類にカテゴライズされるかと思いますが、話を聞いて納得です。
私はどちらかというと大食漢の方ですが、それでも半世紀も生きていると、若い時と違ってラーメンを食べるとしばらくは食べたくなくなるのですが、ここは不思議なことにすぐに食べたくなりました。

まず一度行って、ご自身で体感して欲しいですね！

なお、こちらのお店では中学生以下で、おうちに帰ってもご飯が無いお腹が空いている子供に向けた、無料で食事を提供する子ども食堂を営んでおられます。

素晴らしい取り組みだと思います。店主さんの想いに共感される方も是非行っていただきたいお店です。