【豊中市】「絵本は楽しい」をもっともっと届けたい!豊中在住の絵本作家・きどまやさん

【豊中市】「絵本は楽しい」をもっともっと届けたい!豊中在住の絵本作家・きどまやさん

絵本が大好きな『とよなか子育て応援マガジンSMILE』編集部員のMです。
豊中にとても素敵な絵本作家さんがいらっしゃるのを見つけてしまいました!
豊中市出身、今も豊中を拠点に活動を続ける絵本作家・きどまやさんです。
きどまやさんの原画展に押しかけてお願いし、ぜひSMILE読者の親子の皆さん、そして絵本が大好きな人たちに紹介したくてインタビューさせていただきました。

絵本に出てくるタックとチックのぬいぐるみ。なんと、きどさんの手作り

絵本に出てくるタックとチックのぬいぐるみ。なんと、きどさんの手作り

絵本が好き。だからこそたっぷり楽しめる絵本を作りたい

お母さんが図書館で読み聞かせのボランティアをされていたこともあり、幼い頃から絵本が常に身近にあったというきどさん。
「中学生や高校生ってふつうは絵本からは離れていく年齢なんですけど、ずっと絵本が好きだったんです」
絵本作りを学びたいと、当時絵本コースのあった梅花女子大学へ進学し、絵本作家への一歩を踏み出されました。
「絵本のおもしろさがさらにわかって、もっと作りたいという気持ちになりました」
転機は2016年。『いぬのクニャン』(ジーグレイプ・刊)という作品が、ジーグレイプ賞を受賞。
そして2019年には、『ひっついた!』(ひかりのくに・刊)で第10回あたらしい創作絵本大賞の大賞を受賞され、作品が書店に並び、たくさんの人に手に取って読んでもらえるようになりました。
そんなきどさんの最新作は『なんじ なんぷん なんのじかん?』。
たくさんの猫たちの絵が場面ぎっしりに描き込まれているのが楽しく、しかも時計の時刻の読み方も学べる絵本です。

きどさんに絵本をつくるときのこだわりについてお聞きしました。
「“絵を読んで”ほしいと思っています。
そのために絵本の場面の中にいろいろな仕掛けを作っています。
何度もページをめくって繰り返し何度でも楽しんでほしいんです」
たとえば、『なんじ なんぷん なんのじかん?』で、主人公の猫がマラソン大会に出るページ。
街の中が細かく描かれているので、「あのページにいたこの子がここに!」「このお店、あのページにもあったね」とじっくり見ると発見がいっぱい。
親子で隅から隅まで見て楽しんでください。

きどまやさんの著作。ふと目に止まった面白い動物の写真からアイデアが湧いてきたりするそうです

きどまやさんの著作。ふと目に止まった面白い動物の写真からアイデアが湧いてきたりするそうです

『なんじ なんぷん なんのじかん?』(ひかりのくに・刊)の一場面。細かな絵を見るだけで楽しい

『なんじ なんぷん なんのじかん?』(ひかりのくに・刊)の一場面。細かな絵を見るだけで楽しい

「図書館をもっと楽しんで」の思いをこめてデザイン

実はこの夏、豊中市立岡町図書館で子どもたちだけにバッグのプレゼントの企画がありました。
そのバッグの絵をデザインしたのもきどまやさん。
「岡町図書館は、私も子どもの頃からずっと通っている場所なんです。
子どもたちに、図書館へ行って本を読む楽しさ、わくわく感が伝わるようにと願って描きました」
バッグのイラストは子どもたちや動物たちがみんなで一緒に本を読んでいる絵。
こんなバッグがあれば図書館に行くのが楽しくなりそうですね。
(バッグのプレゼント企画は8月1日から始まっており、終了していることがあります。詳しくは豊中市の関連サイトをご参照ください)

バッグのイラストは2種類。どちらもかわいくて選べないですね

バッグのイラストは2種類。どちらもかわいくて選べないですね

11月・12月、きどまやさんの原画展が開かれます!SMILEの読者交流会も要チェック

楽しい絵本を次々に出されているきどさんですが、まだまだつくりたい絵本はたくさんあるそうです。
今構想中の絵本は、『ひっついた!』『なんじ なんぷん なんのじかん?』の両方の絵本に出てくる「おとと町」という町を舞台にしたもの。
同じ町でいろんなストーリーを繰り広げていきたいとのこと。

「きどさんの夢は?」とお聞きしたら、「とにかくずっと絵本を作り続けること」。
ご自身がほんとに楽しんで絵本をつくっておられるから、読者の私たちにも楽しさが伝わるのかもしれませんね。
これからまたどんな魅力的な絵本が生まれるのか、読者としても目が離せません!
そして、原画展が11月・12月と続けて企画されています。ぜひ実際の絵を見に足を運んでください。
きどさんにもお会いできるかも?!

⚫︎11月6日(木)〜12日(水)「きどまや絵本原画展」豊中市立岡町図書館3階集会室2 
10:00〜17:00 (11月10日休館)※初日は13:30〜、最終日は12:30まで
⚫︎12月1日(月)〜24日(水)「なんじ なんぷん なんのじかん?原画展」豊中市立蛍池図書館
図書館開館時間

そして、きどまやさんがSMILE読者の親子のために「絵本を楽しむワークショップ」を開いてくださいます!
場所は豊中市立蛍池図書館のスペースソラ。
親子で時計の工作をしたり、絵本制作の裏話などたくさん聞かせていただける貴重な機会です。
応募締め切りは10月31日(金)。詳細は現在配布中のSMILE29号の裏表紙をごらんくださいね。

豊中市立岡町図書館での原画展のお知らせ

豊中市立岡町図書館での原画展のお知らせ

SMILE29号は豊中市内の図書館・市役所・子育てセンターなどの公共施設で配布中です

SMILE29号は豊中市内の図書館・市役所・子育てセンターなどの公共施設で配布中です

★この記事が気になったり、いいね!と思ったらハートマークやお気に入りのボタンを押してくださいね。

※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけ、サービス利用の際はHP等で最新情報の確認をしてください

  • facebookシェア
  • twitterシェア
  • LINEで送る

ライター一覧

この記事を書いたのは…

author avatar

ジモトミンSMILE編集部員(豊中ママ)

豊中市で子育てする親子を応援するフリーマガジン「とよなか子育て応援マガジンSMILE」。創刊から11年になりました。ボランティアのママ部員が地元豊中で見つけた子育て情報をシェアしていきます♪編集部員募集中。

公式LINEバナー

north