【南区】泉北ライナーの新旧電車を比べてみた

【南区】泉北ライナーの新旧電車を比べてみた

西区在住のやっこです。

なんば・新今宮・天下茶屋と泉北ニュータウンを結ぶ特急「泉北ライナー」に乗ったことありますか?

とても気になっていたので、なんばから泉ケ丘駅まで乗車してみました。

旧型電車11000系はレトロで色の組み合わせがかわいい

私が乗車したのが、11000系という約30年前に作られた電車。外装は赤と白のレトロなデザインが印象的です。内装はグレーのシートにピンクのヘッドカバーがかけられ、色の組み合わせがかわいい。シートのクッションはふかふか。フットレストやメッシュ状の小物入れ、折りたたみのテーブルが設置され、座席の間隔は広く、足を伸ばしてリラックスできました。また、車椅子用のスペースもスタンバイ。

車内には自動販売機も。ドリンクの価格は割高かと思いきや、プラットホームなどに設置されている一般的な自動販売機の価格と同じなのもうれしかったです。

黄金を基調とした新型電車12000系は車両ごとにシートとカーテンの色が異なる

旧型電車11000系に乗ると、2017年運行を開始した新型12000系と比べてみたくなり、特別に光明池車庫を見学させていただきました。

新型12000系だけの特徴を紹介します。

外装もデッキも黄金

外装はマットな黄金。車内に入るとまばゆい黄金のデッキがお出迎えしてくれるのが大阪らしい。

●車両ごとにシートとカーテンの色が異なる

泉北ライナーのシンボルマークは、「新しさ」を表した星の周りを、泉ヶ丘、栂・美木多、光明池、泉北第2のニュータウンとも言われる、トリヴェール和泉のエリアを4色で表現。車内にも4色が取り入れられ、1両目は黄色、2両目は緑色、3両目は紫、4両目は赤と、車両ごとにシートとカーテンの色が異なっています。

●身体にフィットするシートには多彩な装備が

旧型に比べて新型はシートがやや硬め。身体にフィットし、眠ってしまっても隣席の人への寄りかかりを防ぐフォルムになっています。全席にコンセントがあって、スマホなどの充電ができるほか、各シートには、上部に通路を歩く際に揺れなどでバランスがくずれたときに支えてくれる握りやすいグリップ、傘やジャケットなどが掛けられるフック、ドリンクホルダーなど多彩な装備で快適な移動が叶います。

●空気清浄機「プラズマクラスター」を設置

各車両の天井に設置され、快適な空気が提供されます。

液晶ディスプレイ式の車内案内表示装置

日本語、英語、韓国語、中国語の表記や画像を用いた多彩な案内ができるので、アフターコロナになってからよく見かける訪日外国人にもわかりやすいですね。

●その他

すべての照明がLEDで消費電力の削減を図るほか、防犯カメラが設置され、電車内の安全を守ります。スーツケース置き場があるのも便利。

通は新旧の発車時刻を調べて乗車

快適に移動できる泉北ライナーは、疲れた日や自分へのごほうび、シニア層の利用が多いかと思ったら、移動がたいへんな子ども連れの家族にも人気。

通は新型、旧型のダイヤを調べて乗車しているとか。あなたは新旧どちらの電車がタイプかチェックしてみて。時刻表は下記か公式ホームページで確認を。

◆旧型11000系向け

●やわらかなクッションのシートが好き

●シンプルな機能だけで十分

●レトロかわいいが好み

◆新型12000系向け

●やや固めで身体の曲線に沿ったシートが好き

●電車の中で寝ることが多い

●多機能が好み

●スマホの充電がすぐなくなる

2023年度グッドデザイン賞受賞の車両は人と環境にやさしかった

泉北高速鉄道には「2023年度グッドデザイン賞」を獲得した車両があるのをご存じですか?「人と環境にやさしい車両」をテーマに作られた「新型通勤車両9300系」で昨年から導入されました。アイボリー×ブルーのこの車両も特別に見学させていただきました。

◆人と環境にやさしいポイント

●黄色のシートと床に描かれた大きなサインで優先座席がわかりやすい

●床面にピクトグラムを表示することで車いす・ベビーカースペースが一目瞭然。

●ラッシュ時や大きな荷物を持つ人などに適したスペースも

●一人分ずつ席が色分けされてわかりやすいシート

●木目柄を用いたゆったりとした空間だからか、車内が広く感じる

ほかにも泉北ライナーと同様に、車内案内表示器は液晶ディスプレイ式で、日本語、英語、韓国語、中国語の表記で情報を案内し、すべての灯具にLEDを採用することで消費電力の低減。

◆グッズも販売

9300系グッズがパンジョ2階サービスカウンターほかで販売。電車好きな子どもに喜ばれそう。

リュック2,000円、ファイル500円、キーホルダー500円、キッズくつした400円

いつもJR阪和線を利用している私にとって、泉北高速鉄道の魅力に触れることは新鮮に感じました。皆さんもいろんな仕掛けに注目しながら乗車してみてください。

泉北高速鉄道 特急「泉北ライナー」

  • ●特急料金 大人520円、6歳以上12歳未満260円 ※全区間同一金額。別途乗車券が必要
    ●新型電車12000系が乗れる時刻 
    ◆なんば発 平日 
    7:21
    16:55
    18:41
    20:17
    21:44
    23:02
    ◆なんば発 土・日・祝日
    7:37
    9:25
    16:44
    18:49
    20:21
    21:43
    ⚫️旧型電車11000系が乗れる時刻
    ◆なんば発 平日 
    8:17
    17:44
    19:24
    20:50
    22:19
    ◆なんば発 土・日・祝日
    8:25
    10:25
    17:44
    19:26
    20:50
    22:17
    ※時刻表の詳細はHPで
    ※予定が変更される場合もあります
    ●℡0725-57-3000(平日9:30~17:30)

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※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけ、サービス利用の際はHP等で最新情報の確認をしてください

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まちっと堺・泉北編集部やっこ

地域密着の生活情報紙「リビング新聞」を発行する株式会社サンケイリビング新聞社が展開する地域情報プラットフォーム「まちっと堺・泉北」の編集部、やっこです。 小学6年生から28歳までは美原区に、今は「堺っ子体操」で育った夫と西区に住んでいます。休日は近所を散策。新しいルートを電動自転車でめぐると意外な発見があって楽しいです。また、堺市は大きな公園が点在しているのも魅力。アイコンに写る活発な愛犬ともよく出かけました。そんな我が街を〝いいやん〟と思ってもらえるとうれしいです。

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