こんにちは。柏市在住の地元民(ジモトミン)、「まちっと柏」ライターのKOJI-KOJI(コジコジ)です。
今回は、名戸ケ谷、増尾、北柏のビオトープ巡りをしてきたので、そのご報告レポートです。
ビオトープとは?
ビオトープとは、ドイツ語で「特定の生物群集が生存できるような、特定の環境条件を備えた均質なある限られた生物の生息空間」を指します。
つまり、野生生物が生活する場所、例えば池、湿地、草地、里山林などがこれに該当します。
ということで、必ずしも水辺を対象とするものではないですが、実際には水辺を含んだ場所で使われることが多いような印象があります。
そんなビオトープですが、柏市内ではどこにあるのかあらためてグーグルマップで調べると、名戸ヶ谷、増尾、北柏、大室にあるビオトープが出てきました。
調べて場所がわかると今度はそこに出かけたくなるもので、新緑眩しい5月に、名戸ヶ谷、増尾、北柏のビオトープ周りをすることにしました。
名戸ヶ谷ビオトープ
まず最初に向かったのは名戸ヶ谷ビオトープ。
ここは、名戸ヶ谷にある谷津と湧水を活用したビオトープです。
様々な生物が生息しており、保全管理を行っている名戸ヶ谷ビオトープのHPによると、その数なんと165種類。
ヨシが生い茂る水辺の生き物ゾーンには、シロサギ、トンボやチョウ、ホタル等がおり、稲が植えられた水田生態系復元ゾーンにはドジョウやアカカエル、トンボ等がいるそうです。
いずれも木道が整備されていますので、その上を歩きましょう。
市街地近くながら自然に親しめる貴重な場所となっています。
名戸ヶ谷ビオトープ
真っすぐな木道
増尾城址公園ビオトープ
次に向かったのは増尾城址公園のビオトープ。
名戸ヶ谷ビオトープから自転車で5分程で着きました。
増尾城址公園は自然に囲まれた広大で静かな公園で、
・鎌倉時代から戦国時代にかけて築かれた城山の跡地とされる「森のお散歩ゾーン」、
・アスレチックやバーベーキューを楽しめる「森と丘の冒険ゾーン」、
・湧水があり水辺の生き物も観察できる「水辺のいきものゾーン」
と3つのゾーンに分かれています。
この水辺の生き物ゾーンが増尾城址公園ビオトープと呼ばれるエリアで、増尾湧水や池、水田があり、水辺の植物が育成しています。
訪れた時にはザリガニ捕りをしている親子がおり、水の入ったプラスチック製の飼育ケースにはザリガニがいました。
こんもりとした増尾城址の森が間近で、豊かな自然を満喫できる場所です。
増尾湧水
ザリガニがいます。
北柏ふるさと公園ビオトープ
増尾城址公園ビオトープの次に向かったのは、北柏ふるさと公園のビオトープ。
増尾城址公園から自転車で20分程です。
大津川沿いを手賀沼方面に向かい、ヒドリ橋からは手賀沼沿いのふれあい緑道を北上。
やがて大堀川との合流地点に至るので、柏ふるさと公園を抜け、柏ふるさと大橋を渡って北柏ふるさと公園に到着しました。
手賀沼や大堀川に面した景観のいい公園です。
ビオトープは公園の東側にあります。
花菖蒲田があり、木道が整備されています。
散策していると、他の来訪者の方々から「尾瀬みたいだね」という声が聞こえました。
湿地に木道、新緑と爽やかで快適な場所でした。
北柏ふるさと公園ビオトープ
黄色い花菖蒲が咲いていました。
名戸ヶ谷ビオトープ
- 住所:柏市名戸ケ谷671
増尾城址公園ビオトープ
- 住所:柏市増尾783
北柏ふるさと公園ビオトープ
- 住所:柏市北柏5丁目1−2
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この記事を書いたのは…
koji-koji
柏市在住。四季折々の季節の良さ、歴史的な名所・史跡・行事、メジャーなのからマイナーのまで様々なイベントなどを巡ったりするのが好きな千葉県民・柏市民です。農園を借りて野菜や花を育てています。