【吹田】”カウンセラー芸人”に「笑い」とか「カウンセリング」とか「北摂」について聞いてきた件

【吹田】”カウンセラー芸人”に「笑い」とか「カウンセリング」とか「北摂」について聞いてきた件

「お笑い芸人」で「心理カウンセラー」??どゆこと?先日お話を伺ったKAID WORKSの海田さんご夫妻から、そんな友人がいるんですよ、とご紹介いただき、今回お会いしたのは吹田在住の“カウンセラー芸人”あゆかわヒロアキさん。「お笑い」「言葉」「コミュニケーション」の力ってすごいわと改めて感じることに。

お笑いの道に進んだきっかけとは?

江坂生まれ、ずっと吹田在住、純北摂民のあゆかわさん。お笑いの道に進んだきっかけとなる、小学校の3、4年生の頃のエピソードにさかのぼります。当時のあゆかわ少年。自分をうまく表現できない内気な子で、友だちもおらず。自分が何か発したらどう思われるんやろ…という思いが強く身動き取れなくなってたそう。そんな中、着目したのがクラスの人気者。見ていると、ずっとひたすたらギャグ言い続けてる。ウケても、すべっても。どんなサービス精神やねんと!憧れ、ある日その子の誕生日会があるという情報を得て、アポなしで訪問。どうなることやと思ったら、その子はあゆかわ少年を歓迎し、さらにはその会で、めちゃくちゃ引き立ててくれたそう。

「人に“与える”ことは“減る”ことだと思ってたけど、その子は違った。マイナスもプラスになるんや、”笑い”の力ってすごいなと思った」それをきっかけに、あゆかわ少年、人へ笑いを発信するようになったと。

その後、高校時代の同級生(観月ありさファン)が、どうしても観月ありさに会いたい、これは芸能界入らないと対等にあえへん、一緒にどうや?との誘いで、高校3年生の時にNSCへ。その友人とコンビを組み、baceよしもとなど、数々の劇場やテレビ出演で活躍。

なぜそこからカウンセラーへ歩むことに??

そんな「お笑い芸人」あゆかわさんが、なんで「心理カウンセラー」に?そのきっかけは、2007年。一目惚れした女性(今の奥さん)が抱えていたのはうつ病。交際が始まり、精神的な支えとなりながら、病院へ一緒に付き添われていたそう。そこでの先生のふるまい、トークに”自分もしゃべりの仕事をしているけど、これは芸術や”と感銘を受け、更には奥さんから「あんた、私にしてくれてることってカウンセラーちゃう?」との言葉があり、カウンセラーの勉強~資格を取った、これが「カウンセラー芸人」キャリアの始まりとのこと。2013年以降カウンセラー芸人として、トークライブに講演会、YouTubeやSNSでの実体験を基にした情報発信、更には今は大東市のNPO法人“セーフティネットワークおおさか”に所属し、中高年のひきこもりのカウンセリング、特に本人と共に、それ以上に悩みを抱える家族の方のケアをされているそうです。「笑い」と「カウンセリング」。”言葉の力”の共通項を感じます。

トークライブの一コマ

トークライブの一コマ

YouTubeライブの配信。他の芸人さんとのコラボ配信なども

YouTubeライブの配信。他の芸人さんとのコラボ配信なども

カウンセラー芸人はバリバリのイクメン芸人やった!

奥さんの心のケアをしながら、2人の子どものパパ業。一家の大黒柱として仕事をされるかたわら、子育て、家事などの多くを担う中で支えになるのが、子どもの同級生のお母さん達、いわゆるママ友。公園で子どもを遊ばせてたりするとママ友から「あゆかわさんとこ、今日の晩御飯なに作りますー?」と聞かれ「楽やし冷しゃぶですかね」なんて会話をするとか。自分のパパ業は市民権得たな、と感じる瞬間。世の中イクメンは目に見えて増えてきているけど、やっぱりお母さんたちは大変。特に働きながら子育てもしているお母さんたちを見ると”戦友や!”と思うそう。これで旦那に「飯まだ?」とか言われたらキレますよねwと。

子育て、家事、仕事、ひとり親、いろんな境遇で、課題や悩み、しんどさを抱えている人はたくさんいると思うけどそういう時は、自己肯定感を大事にすることが大事で、ちなみにあゆかわさんは「自己肯定感を高める牛肉の赤ワイン煮込み」という、家族に食べてもらうことでなく、特別な素材を使って料理を作っているという過程に自己肯定感を感じるレシピをもってはるそうです!

「笑い」「言葉」「コミュニケーション」の力で北摂を特別な地域に

そんなあゆかわさんと、北摂の話をしてみました。めっちゃわかる!と思ったのが

「最近の子、標準語ようしゃべるんですよ。変わったな、と。僕ら子供のころ、まわりみんな大阪弁やったやないですか。うちの子どもも影響受けて、●●だよ!とかいうんです。子どもを通じて、“北摂の独自性”を感じます」

北摂は転勤者が多く、伊丹空港や、新大阪も近いので、確かに僕の周りも標準語しゃべる人多いわ、これ大阪市内行ったら全然ちゃうよなと、共感。コテコテの大阪感が薄い分、独自の空気感、受け入れ感をもっともっと発信していったらもっと他地域とのつながり、人が行き交う開かれた大阪・北摂になるんじゃないかなとあゆかわさんもおっしゃってはりました。また、転勤者が多い北摂の独自性は、人と人との関係値の薄さも生み出す可能性があって、そういう時にもっともっと人同士が気軽に対話できるような状態になっているといいな、会話に結論とかいらないので、もっと開けたコミュニケーションができるような状態になればとっても住みやすい北摂になりますよね、とあゆかわさん。大変なとき、言葉を吐き出すことができる人、コミュニティ、大事ですよね。

話を聞かせてもらって、「笑い」「言葉」そして「コミュニケーション」に共通する人を幸せにする力、人を繋ぐ力を改めて感じました。その力を人と人で重ねることで、これからの北摂がもっともっと人と心を通わせる大阪、日本、いや世界でも特別な地域になっていけばと思うのでした。あゆかわさん、ありがとうございました!

YouTube 「カウンセラー芸人 あゆかわチャンネル」

あゆかわヒロアキ Instagram

あゆかわヒロアキさん、イェイ! ※撮影時のみマスクをはずしていただきました

あゆかわヒロアキさん、イェイ! ※撮影時のみマスクをはずしていただきました

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まちっと北摂編集部こんちゃん

大阪・北摂(豊中・吹田・池田・箕面・茨木・高槻)で地域密着の生活情報紙「リビング新聞」を発行する株式会社サンケイリビング新聞社が展開する地域情報プラットフォーム「まちっと北摂」の編集部、こんちゃんです。 北摂生まれ北摂育ち、一度北摂を出て、もうきっと戻ることはないと思っていましたが偶然のきっかけで北摂に夢のUターン! 北摂に縁と魅力と愛を感じ暮らす毎日。この愛を存分に発信できればと思っています! テーマは(レコードを掘って、音楽とオーディエンスを繋ぐDJのように) 「北摂の人・モノ」を掘って掘ってつなぎまくる! 「北摂の魅力ある人・モノ」を発掘して、「北摂」らしいか検証し、また別の「北摂」を教えてもらって「北摂の街・人・モノ・想い」を繋いでいこうと思っています!

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