豊中市が進める「音楽あふれるまちづくり」を応援してきた豊中南ライオンズクラブが、阪急庄内駅前に地域拠点「サウンドステーションin豊南市場」を開設、4月18日(土)にオープニングイベントを予定しています。「活性化の起爆剤に」と話す同クラブ会長の草野善一さんに、話を聞きました。
¶市場の空き店舗を活用し1年間の社会実験
大阪音楽大学や地域住民と協力し、以前からイベントを開催するなど、音楽を通じての地域活性に取り組んで来ました。活動を重ねる中で、イベントだけでなく日ごろから音楽に触れられ、人が集う拠点を作ろうと場所を探していたときに、豊南市場の社長のご厚意で、空き店舗の提供を快諾してもらいました。1年間の社会実験として、取り組みをスタートすることに。
- どのように活用していく予定ですか?
ライブなど音楽イベントを開催するほか、希望者に貸すことも予定しています。大阪音楽大学から寄贈されたグランドピアノを設置し、舞台として利用できるステージもつくりました。
通常はオープンスペースを想定しているので、市場に立ち寄った人が気軽にピアノを演奏するなど、音楽に触れる機会を持ってもらえれば。また、来場者には市場や地域で買い物を楽しんでもらうなど、地域経済の活性化につなげることも、もうひとつの目標です。
¶子ども、学生、高齢者…多世代が音楽で集う場に
- 人と人をつなぐ。必要とされるのが地域の協力ですね。どのような連携を考えていますか?
市や大阪音楽大学、地域住民・グループなどとともに運営委員会を立ち上げ、イベントなどを仕掛ける予定です。中でも、大阪音大は南部の地域財産。コーディネーターとしての役割を期待しています。例えば、大阪音楽大学がピアノを弾いて子どもや高齢者が歌うワークショップ、市民グループや地元店とともに市場グルメを楽しむ音楽バル、歌声喫茶市場版など、夢はふくらみます。既存の市場のお客さんや地元住民はもちろん、市内外から人が集まり、新たなコミュニティーが形成されることを期待しています。
¶「地域を何とかしたい」
同じ思いのメンバー活動できることがしあわせ
ー 草野さんが育ち、働き、今も活動する庄内はどんなまちですか?
市内でも庄内は少子高齢化が著しく進み、人口もピーク時の半分に。寂しい限りですが、地域住民が気さくで仲が良いのがこのまちの魅力。力を合わせて、かつてのにぎわいを復活させたいと思っています。
ー リビング北摂では、「HOKUSETSUしあわせ2.0」を掲げています。草野さんにとってのしあわせとは
「地域を何とかしたい」という、同じ思いの人たちと活動できることがしあわせです。クラブのメンバーがとにかく仲が良い。会や行事の出席率がこれほど多いクラブはないのでは?
「ここから発信し、街のいたる所に音楽を広げたい。市との共催イベントなど楽しい企画を予定していますのでお楽しみに」と話す草野さん。市場を舞台に、音楽を通じての地域の活性化というめずらしい取り組み、リニューアル後の豊南市場とともに要チェックですね。
<Profile>豊中南ライオンズクラブ第52代会長・草野善一さん
ショッピング施設・サンパティオ(豊中市庄内西町)を管理する草野実業の代表取締役。豊中市立野田小学校から同第六中学校、大阪府立桜塚高等学校に通い青春時代を豊中で過ごす。学校帰りに、友達と食べ遊んだ、岡町商店街(豊中市中桜塚)が思い出の場所。将棋はアマチュア4段の腕前。
サウンドステーションin豊南市場
住所:豊中市庄内東町1-7-19、豊南市場内
利用時間:10:00~18:00
HP (豊中南ライオンズクラブ)
※利用に関する制約があるので、申込みなどはHPの問い合わせフォームから
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リビング北摂Web
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