【吹田】学生がオリジナルラーメン開発!社会貢献へ、世界にも展開

大学をおもしろく、そして社会や地域に貢献できたら…。こうした思いで、大和大学社会学部は2022年4月、学部内に「SDG研究推進室」と大学ベンチャー「株式会社ヴェリダス」を立ち上げました。この中では、チョコ、ラーメン、コーヒー、アパレル、子どもをテーマにさまざまなプロジェクトを動かしています。

万博記念公園でラーメン出店

今年3月17日から21日に万博記念公園で行われた「SAKANA&JAPAN FESTIVAL2023」(魚ジャパンフェス)では、ラーメンユニット「麺の下の力持ち」が出店しました。
全国の魚介料理が堪能できる魚ジャパンフェスは昨年5月に初めて開かれ、第2回目の開催。大和大学も昨年に引き続き2回目の挑戦で、プロのお店が集まる中、学生の出店は今回も私たちだけとなりました。

万博記念公園で出店

万博記念公園で出店

地元の吹田市にちなみ「すいたぶるラーメン」と命名

私たちが開発したラーメンは、地元の「吹田市」などから「すいたぶるラーメン」と命名しました。
学生が自ら食材集めに走り回り、調達したこだわりの一杯です。スープのだしは、フードロス削減へ取り組むため、規格外などで商品にならない舞鶴の煮干しを使用し、トッピングには、傷やサイズの規格外で商品にならない淡路島の玉ねぎを使用しています。そして、「麺屋棣鄂(めんやていがく)」から唯一無二の麺を提供してもらいました。

香港大学で学生が講演

メンバーの社会学部2年生(当時)、永井琉太さんは2月、香港大学で現地の学生相手に英語で講義もしました。
タイトルは「ラーメンの神髄:日本の麺の味わい方」(The soul of ramen, how to taste Japanese noodle)。その後、現地の学生とオンラインで交流が続いています。

香港大学で講演する永井さん

香港大学で講演する永井さん

SDGs賞も獲得。メディアにも続々登場

ラーメンユニットが立ち上がったのは2022年4月。活動が評判を呼び、淡路島でのイベントや近鉄百貨店などにお声をかけて頂き、数々の出店を果たしました。
この1年間で、フードロス問題や、地域の活性化などに取り組んできました。
こうした活動のおかげで、世界の国や地域におけるSDGs(持続可能な開発目標)の達成のため、実施している活動などについて表彰する「SDGs探究アワーズ」で今年3月、学生部門優秀賞を獲得しました。
SDGs探究アワーズは、一般社団法人未来教育推進機構が主催し、国連広報センター、文部科学省、外務省、日本国際博覧会協会などが後援。未来を担う世代の人たちが、SDGsを通じて世界の問題を学び、行動するきっかけにと、2019年に設立されました。今回は、総数1671件の応募から、学生部門は4件が優秀賞に選ばれました。

月に一度、吹田駅前商店街で出店

大和大学がある大阪府吹田市の地元商店街とSDGs協定を結んだり、食材のある舞鶴市や洲本市の人たちとの交流も深めてきました。
JR吹田駅前にある旭通商店街のレンタルスペース「tocotoco」で月に数回出店しています。
ぜひ、私たちの「すいたぶるラーメン」を味わってください!

吹田駅前の旭通商店街とSDGs協定締結

吹田駅前の旭通商店街とSDGs協定締結

tocotoco

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「すいたぶる」を目指して大和大学社会学部SDG研究推進室

チョコ、ラーメン、コーヒー、服などを用い、身近にある問題を解決するため、教員と学生が団結し、社会貢献やまちの活性化に向けて取り組んでいます。「進化し続ける」大和大学のヒミツも発信していきます。

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