箕面山の紅葉も徐々に色づき、道すがら目にする草木にも深まる秋を感じる日々です。
秋の草花と言えば、コスモスや彼岸花、菊などが思い浮かびますが、野山や道端にひっそりと自生する名もなき植物(実際にはなんらかの名前がついているのですが)のなかにも、四季の移ろいを感じさせる風情に満ちたものが少なくありません。
明確な定義はないようですが、そうした植物の多くは山野草と呼ばれ、愛好家のあいだで親しまれています。
箕面には、36年の歴史を持つ「箕面山野草の会」があり、毎年春と秋に展覧会を開催しています。
コロナ禍で中断を余儀なくされていましたが、今年の秋は 10 月 14 日(土)・15 日(日)に「秋の山野草展」が無事開かれたため、私も足を運んできました。
展示会は長年、みのおサンプラザ地下1Fにある箕面文化・交流センターを会場にしています。
会員の方々が育てられた作品がずらりと並び、多くの人で賑わっていました。
草木はそれぞれに個性を持ち、素朴ななかにも力強さを感じさせます。
鉢や台の色形にもそれぞれのこだわりや世界観が反映されていました。
花や木はもちろん、実や苔、シダなど、植物のバリエーションの豊かさも見所です。
会場では熱心に写真を撮る人、色々と質問している人などの姿も多く、山野草の世界への関心の高さが伺えました。
即売のコーナーもあり、気軽に山野草に親しむきっかけにしてほしいと、良心的な価格で鉢植えが販売されています。
おすすめを尋ねてみると、育て方や環境の向き不向きなど、会員の皆さんが丁寧にアドバイスをしてくださいました。
秋展は終了しましたが、4 月には「春の山野草展」が開催予定で、秋とはまた違った味わいを見せてくれることでしょう。
スケジュールは、箕面市の広報誌「もみじだより」にも掲載されますので、気になる方はぜひチェックしてみてください。
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この記事を書いたのは…
ジモトミンSunnie
箕面在住 25 年 +。身近な自然から季節の移ろいを感じられる長閑な暮らしを満喫しています。食べる、走る、自然を愛でる、歴史を紐解く etc. いろんな趣味の目線から街の魅力を発信していきます。