今年は、平年より開花が早く、雨にしたたる紫陽花の姿を見る機会が少なかったのではないでしょうか。
紫陽花は英語で「hydrangea」と言い、「水の器」を意味するだけあって、雨が似合う花なんです。
先週末にやっと梅雨入りして、潤いを取り戻した紫陽花の、今年最後の姿を楽しんでほしい!
また、来年も無事に咲きますようにと願いを込めて、まちっと の記事の中から ジモトミン・編集部がオススメする「堺の紫陽花スポット」をご紹介します。
※紫陽花の開花状況は取材時のものです。
【栂・美木多】赤坂台「アジサイロード」でハートのあじさい発見!良いことあるかも♡
こんにちは。さとです。 例年より遅い梅雨入りも関係したのか、今年は紫陽花の開花が早かったですね。 まるで雨を心待ちにしているかのような、カラッと乾いた紫陽花を泉北のまちでたくさん見かけました。 もうそろそろ咲き終わりを迎えますが、堺の紫陽花の名所として忘れてはいけない、「赤坂台アジサイロード」をご紹介したいと思います。 私の住む地域とは少し離れているので、全く知らない絶景ポイントでしたが、友人から教えてもらって早速行ってみました。 どこにあるの? 場所は、赤坂台中学校から赤坂台小学校に向かって続く、約300mにも渡る緑道沿いです。 赤坂台中学校に差し掛かるところに看板がありました。 手描きの紫陽花がなんとも味のある、ハンドメイド感あふれるビジュアル。 アナベルのような、白い西洋紫陽花がたくさん出迎えてくれます。 柏の葉に似た葉っぱの形が特徴的な、「カシワバアジサイ」もありました。 幸福を呼ぶ!?スペシャルな紫陽花 どんどん進んでいくと、「青てまり」でしょうか。スカイブルーが鮮やかな紫陽花が。 よく見ると、ハート型になっていました!! ネットや画像ではよく目にするけれど、実際に見たのは初めて!! こんなに身近に存在することに驚きです。 幸せって、意外と近くにあるものですね〜。 「赤坂台アジサイロード」を歩き始めて、割とすぐに遭遇したので余計にビックリ! それにしても、こんなにもたくさんの紫陽花、どなたが管理されているのでしょうか。 いつから始まったの? 堺市公園協会が発行されている『緑の瓦版』によると、2002年頃に地域の方々が紫陽花の苗を植えたことから始まり、さし芽をして増やしていったそうです。2017年頃には徳尾野さんご夫婦がお二人でお世話をしてくださっていたと知り、さらに驚きました。 歩くだけでも結構な距離。300株以上もの紫陽花の手入れとなると大変な労力がかかります。 育ててくださっている方々の愛情を噛み締めながら、先へと進みます。 ダンスしているような咲き姿の「ダンスパーティー」を彷彿とする品種。上から見ると花火のようなフォルムに目が奪われます。 花火は、紫陽花をイメージして作ったのかぁ、なんて妄想しながら、まだまだ道は続きます。 赤坂第2公園を過ぎたところで、見たことのある看板が! 最初に見た看板は、こちらを撮影したものだったのですね! (気になった方は、冒頭に戻って見比べてみてください☺︎) お花をダイジェストで! そんな「赤坂台アジサイロード」で見つけた紫陽花の一部をご紹介。 日本ならではのガクアジサイや、アメリカアジサイ、八重咲きや手まり型のものなど、多様で色とりどりの紫陽花が道に沿って目を楽しませてくれます。 撮影したのは、何日も晴天が続く夕方。こんなにも立派に咲いている姿に感動しました。 小中学生の登下校や、通勤、散歩で多くの人が行き交う緑道に彩りを添えてくださっている方々のお陰で、この綺麗な景色が保たれていることに感謝しかありません。 地域の方のご好意で成り立っている「赤坂台アジサイロード」。堺の紫陽花の名所として誇らしい場所でした。
まちっと堺・泉北編集部さと
【泉ケ丘】ハーベストの丘で紫陽花が見頃です♡あじさいロードへGO♪
こんにちは。さとです。 先日、紫陽花愛を暑苦しく語ったのですが まだ堺市には、紫陽花スポットがあるのです! 「紫陽花 堺市」と検索すると出てくるのでご存じの方も多いと思いますが、 南区民にとって身近な存在のハーベストの丘でも、紫陽花がたくさん咲いてるんですね〜。 しかも、「あじさいロード」という道まであるそうです!! あじさいロードの場所は? 吊り橋を渡った村エリア、43番の野菜畑の近くにあります。 株数は約250株で、約60m続いているそうです。 ハーベストの丘のスタッフさんから、「あじさいロード」の紫陽花が今まさに見頃!という情報を教えていただきました。歩道に沿って続く紫陽花たちの可愛らしさと言ったら… ハーベストの丘では「あじさいロード」のほか、「センターガーデン」の紫陽花も綺麗に咲いているそうですよ。 「センターガーデン」は、入場ゲートから街のエリアに入り、「ウェルカムガーデン」を抜けて、次に出てくる大きな庭園になります。 夕陽に照らされる紫陽花も趣があって良いですね。 写真は6月10日現在のもので、今年は雨が少なく気温も上がっているので、例年より見頃が早まっています。 開花状況やあじさいの写真は、公式Instagram や公式Twitterにて随時公開されているので要チェック! 今がまさにピークを迎えているので、急いで見に行ってみてくだいね!
まちっと堺・泉北編集部さと
【堺区】三宝水再生センターの一般公開で、約100種の紫陽花を愛でる
こんにちは。さとです。 何を隠そう、私、紫陽花が好きなんです。 桜も、咲き始めから、花びらが舞い散るまで楽しみ 開花時期は桜の咲く場所を求めてはしごするほど好きなのですが 桜における造幣局の通り抜けのような場所が、 紫陽花で、しかも我がまち堺にもあると知り早速行ってきました! 場所はどこ? 以前、ジモトミンのじゅんさんが、ビーチクリーンキャンペーンで行かれていた 堺浜自然再生ふれあいビーチから大和川沿いに車で5分ほどの距離にある 生活排水を綺麗にして川や海に戻す役割を担う「三宝水再生センター」にて開催されています。 処理水を有効利用して育てられた約100種1200株の紫陽花が、 ベストシーズンの毎年6月上旬に一般公開されているんだとか。 HPによると、三宝水再生センターには、例年5月〜6月に多くの小学生が社会見学で訪れるそうで、 その小学生たちに、下水処理水で育てた紫陽花の花を見てもらうために職員の皆さんが植えたのが始まりなんだそうです。 平成3年に紫陽花の一般公開を開始し、今では人気スポットとなっているようです。 また、多くの方に紫陽花を楽しんでもらうとともに、下水道についてもより深く知ってもらえるように施設見学等も行っているそうですよ! どんな紫陽花があるの? 「三宝水再生センター」に到着すると、警備の方が会場へと誘導してくれました。 広い敷地内には順路が書いてあり、道順に沿って進んでいきます。 道に沿って咲く紫陽花は一見似ている様で、よく観察すると、ガクの数や形状に違いがあり、見たことのない種類もちらほら。花の名前が書いてあるコーナーもありました。 紫陽花を一株ずつ鉢植えにして、フェンスにハンギングされているコーナーもありました。 目の高さで見られるので、絵画鑑賞のように楽しめます。 立札がなく、名前は分からないけれど、思わず写真を撮りたくなる 珍しくて可愛い形の紫陽花があちこちにあって 時間が経つのを忘れて見入ってしまいます。 スロープへ出る突き当たりに、360度花が見られる場所があり どの方面から見ても紫陽花が綺麗に見えるように工夫して植えられていたり 屋根の下では、種類も色も様々な花が鉢植えで大事に育てられている様子が伺えました。 紫陽花にどっぷり浸かって忘れがちですが、スプリンクラーもさることながら、 所々で「あ!ここは水再生センターだったんだ」と思い出させてくれる設備に出くわします。 下水処理の勉強もできて、紫陽花も堪能できるとっても貴重な機会。 最終日の今日は、17時で終了だそうですので、 時間に余裕を持って、ぜひとも足を運んでみてください。
まちっと堺・泉北編集部さと
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この記事を書いたのは…
まちっと堺・泉北まちっと堺・泉北編集部
地域密着の生活情報紙「リビング新聞」を発行する株式会社サンケイリビング新聞社が展開する地域情報プラットフォーム「まちっと堺・泉北」の編集部です。 50年以上地域で培った取材力で、とっておきの堺・泉北情報、編集部からのお知らせを発信していきます!