【泉ケ丘】駅から5分の南図書館①~ようこそ知識と感動のワンダーランドへ~

【泉ケ丘】駅から5分の南図書館①~ようこそ知識と感動のワンダーランドへ~

<目次>
【そもそも図書館って……?】
【南図書館の魅力】
【利用方法について】
【中の人に聞いてみた】
【おまけ】
【アクセス】

 

(駅の近くにあるのは知ってても今まで一度も行ったことなかったナァ……)

 

泉北高速鉄道「泉ケ丘」駅を下車して徒歩5分のところにある「南図書館」をご存知でしょうか。

 

十数年泉北に住んでいる私自身も冒頭の思いを持っていたひとりでした。
そんな人にこそ今回の記事を読んでいただきたいのです。

 

今回、知らなきゃもったいない! と思う「南図書館の魅力」を何回かに分けてご紹介させていただきます。是非最後まで読んでみてください。

 

さて、突然ですがここでクイズです。(ドドン♪)

堺市立図書館の数ってどれだけあるかご存知ですか?
1.7ヶ所
2.13ヶ所
3.15ヶ所

……はい、答えは?!

堺市立図書館の一覧はこちら

実は分館など(借りたり、予約取り寄せしたり、返却できる小さな図書館)も含めて市内には

なんと15施設もあります。知らなかった!!

堺市内26ヶ所を車両で巡回している移動図書館「くすのき号」というものもあります。
1台の最大積載冊数は3,000冊!! すごいっ……
「まちっと堺・泉北」の記事でもirodoriさんが紹介されていた新しい車両名称の募集記事

 

そもそも図書館って……?

さて、「図書館」ってどんなイメージがありますか?

  • 静か
  • 快適(夏は涼しく冬はあたたかい)
  • 貸し借りの仕組みが難しそう
  • はじめて入るのは敷居が高い!?

と、だいたいこんな感じだと思います。

 

南図書館の魅力

静か/快適、はその通りです。
南図書館の場合は、上記に付け足して「めちゃくちゃ広い!」んです。
私自身初めて施設の中に足を運んでみて、見渡す限りの図書の多さに心底びっくりしました。

 

では、堺市公式資料から南図書館を数字(令和4年実績)で紐解いていきましょう。

  • 蔵書総数は 212,538 冊(約21万冊って……)

  • 蔵書総数順位は堺市内で 3番目
  • 1日平均貸出点数は 1,323 点
  • 令和4年の受入資料点数は 4,108 冊
  • ご参考:堺市全体の図書館利用登録者数は342,583 人(一般319,017人、児童23,566人)

なんだかとてもたくさんの方々の利用実績があり、それに応えるだけの図書館だというのが見えてきました。

 

利用方法について

貸し借りの仕組みも実はとても簡単です。

まず、利用者登録について。

利用登録できる人

  • 堺市にお住まいの方
  • 堺市内に通学・通勤されている方
  • 相互利用が可能な市町村(和泉市、 泉大津市、大阪市、大阪狭山市、高石市、忠岡町) にお住まいの方

実は相互利用可能だったいうのを、今回調べてみてはじめて知りました!

 

利用登録方法は2通りあります。

1.堺市立図書館(分館含む)に行き、直接窓口で書類記載して申請

2.堺市電子申請システムを利用して申請(別途登録要)

※後者の場合は「堺市立図書館貸出カード」というプラスチックカードがありません。
→なくても借りられる仕組みとなっているのでご安心ください

申請時には必ず住所・氏名が確認できるものが必要となります。

  • 一般的には運転免許証、マイナンバーカード、保険証いずれか
  • 学生の場合は学生証など公的機関や学校が発行したもの

<詳しい利用申請の手続きはこちら>

 

あとは借りたい本を持って窓口に行く、端末検索した結果を元に自分で探す/窓口相談に行く。
(端末操作が難しいそうであれば窓口へどうぞ)

かりるところ

かえすところは入り口入ってすぐ! 返すだけなら早いですね。

 

返却も基本的には二週間(※夏休み図書課題本などは一週間)の期限があるので、読み終えたタイミングで窓口に返却に行くだけです。
※最大二週間だけなら簡単にWEBで延長申請可能です

図書館の開館時間に間に合わない場合は、返却ポストに投入するだけです。
(通勤/通学の早い時間に返却できるので、とてもありがたいサービスです♪)

同施設の1階にある入り口手前の壁際に返却ポストがあります。

はじめて入るのは敷居が高い!?

初めて入るのは敷居が高い、と思っている人に朗報です。

今回私自身が取材の後(開館営業時間内)で、ゆっくりと滞在させていただきました。
どんな本があるのか、どんな人たちが来ているのか。

自分の目で見てもすごいな、と思ったのですが本当に幅広い年齢層の方々が来られています。
小さなお子さんと同伴する親御さん、勉強する若者や調べ物をする幅広い年齢の方々。
中には週刊誌や新聞など普段使いされている、と感じる方々も多数おられます。

男女の偏りもないように見えました。

敷居の高さは思い込みかもしれません、行ってみれば気軽に入れることがよく分かるはずです。

そして利用できる時間帯は下記の通りです。

開館時間

※本の貸出・返却業務に絞って抜粋

  • 火曜日から金曜日 午前10時から午後8時
  • 土曜日・日曜日・祝日 午前10時から午後6時

休館日

  • 基本:毎週月曜日(月曜日が祝日と重なった場合は開館します)

その他の休館日もあるため、念のため下記ホームページを事前にご確認ください。

南図書館(堺市公式ページ)

中の人に聞いてみた

ここからは「中の人」である細川館長代理へのインタビューをご紹介します。
珠玉のお言葉をいただきましたので是非受け取ってください。

Q1. どうして今のお仕事(図書館司書)につくことにされたのですか?

細川さん:基本的にはやっぱり「本が好きだったから」ですね。本に関わる仕事はないかな? と探していたときに「図書館司書」というのがあると知ったんです。それから資格を取ろうと勉強しはじめたんです。

たつのこ:一般的に「図書館司書」というお仕事はあまり広く知られていないと思うのですが、インターネットがなかった時代に調べるのは大変だったんじゃないですか?

細川さん:大学図書館に行ってたとき、たまたま貼り出されていたポスターを見つけたんです。
「図書館司書の資格が取れます」と書かれてあるのを見て「こんなんがあるんか!」と。
その頃、就職活動し始めて割と早い段階だったんですが「コレだ!」と思ったのを覚えています。
すぐに申し込んで、自分が行ってた大学とは別の大学まで2ヶ月間通って集中的に勉強しましたね。
もう今から33〜34年前の話ですが……

たつのこ:すごいですね。ポスターを見て「コレだ!」と思った運命的なお仕事が、今も続いているのですね。

細川さん:まぁ、今まで続いてるのは「たまたま」かもしれないですけどね(笑)

(笑って謙遜されていましたが、質問冒頭で「本が好きだったから」をお聞きした私は「そのまっすぐな気持ちがあったからこそ、きっと天職に出会えた」のだと感じました)

 

Q2. お仕事のやりがいについて教えてください!

細川さん:図書館ではレファレンスサービスという「調べもの/本を探す」お手伝いがあります。
利用者の方とお話しして、我々図書館司書の知識を使って目的の本に辿りついて提供できたときが嬉しいですね。特に、今はインターネットでいろんなことをすぐに調べられる時代ですよね。
じゃあ、そうなると図書館の存在価値って何なのか? って話になります。
ネットでは出てこない情報まで本でたどり着けたら一番嬉しいですね。
本の知識がどの程度インターネットに載っているかは分かりませんが、全部載っていることはあり得ないので、AIには敵わない人間の能力が存在価値だと思います。

 

Q3. 利用者にお伝えしたいことはありますか?

細川さん:みんなで共有する本なので、丁寧に扱っていただければありがたいです。
あとは気軽に来てもらいたいですね。

たつのこ:図書館というのは空調も効いていて涼しいですもんね。

細川さん:そうですね。図書館は「クールスポット」としての意味合いもあるんですよ。
来てひたすら寝ておられるのはさすがに困るのでお声がけすることもあります。
でも、涼みがてら来て頂いて新聞や雑誌を読んでいただいたり、本と向き合ってもらえれば嬉しいです。

(館内では蓋つきの飲み物であれば持ち込んで水分補給して問題ありません)

 

★図書館の役割について

最後に話の流れの中で「図書館の役割」について、細川さんから下記の言葉をいただきました。

『図書館で分類されているたくさんの本からは「知識」を得られ、小説などからは「感動」を得られる、それが豊かな心を育むんだと思います。』

……とても感銘を受けました。

私が、本屋ではひとつの本から連想させる本が隣に並んでいたりして、どんどん興味の幅が広がって手に取って購入することがある、とお伝えしたのです。ただ財布事情が……と(笑)

すると、細川さんは図書館なら自分のものには出来ないけれど、2週間あるので読み切れると思いますよともおっしゃっていました。

 

知識と感動の両方をお手軽に得られる場所としての図書館。
そう聞くと少し見方が変わったのではないでしょうか。

 

本記事を読んで「あれ? 図書館いいかも?」と思っていただけたなら、是非そのまま足を運んでみてください。今まで知らなかった新しい世界に出会えて、「なんでもっと早く行かなかったのか」と後悔しちゃうかもしれません☆

 

今回取材の申し込みに快く応えていただき、営業時間外にも関わらず館内を丁寧にご説明いただきました。細川館長代理、誠にありがとうございました。

 

※別のご紹介ポイント記事も続く予定ですのでお楽しみに

 

おまけ

最後に、私たちが「堺市立図書館」を知る上で大切なサービス理念を見つけました。

堺市の公開資料の中から抜粋してご紹介させていただきます。

サービスの基本方針

  1. 【育む力】
    地域の知の拠点として、市民のくらしに寄り添い、役立つ資料・情報を提供します
  2. 【学ぶ力】
    生涯学習の場として、さまざまな学習機会を支援します
  3. 【創る力】
    「歴史文化のまち堺」の発信と継承に貢献します(堺市公開資料『令和5年度 堺市立図書館 概要(令和4年度 統計と活動)
    2ページ目より抜粋)

基本理念
『ひとを育み、共に学び、未来を創る力を、市民とともに生み出す知の拠点』

 

私たちの未知を知れる場所、自身を育み・誰かと学び・一緒に未来を創る一助となる場所、それが「図書館」なのです。

アクセス

泉北高速鉄道「泉ケ丘」駅の改札を出て直進し、T字路を右側(高島屋方面)へ直進します。
バス停前で「Izumigaoka HIROBA」の看板が見えたら右側の階段を登ります。

そのまま右側に向かって直進します。こちらだと日除けがあり車通りもなくて安心して歩けます。

日除けがなくなったあと直進すると左手に大きな建物が見えてきます。

こちらが南図書館(堺市立 泉ヶ丘市民センター)です。直進すると

登り階段があり図書館入り口へとつながっていきます。2階がGOAL!!

 

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※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけ、サービス利用の際はHP等で最新情報の確認をしてください

堺市立南図書館

  • 〒590-0115 大阪府堺市南区茶山台1丁7−1 堺市立泉ヶ丘市民センター 2階
    開館時間
     火曜日〜金曜日  10:00-20:00
     土・日曜日・祝日 10:00-18:00
    休館日
     毎週月曜日(休日の場合は開館)
     館内整理日(3月末日、並びに6月、9月、12月の各第1火曜日にする)
     ※詳細は公式ホームページをご参照ください

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ジモトミンたつのこ龍次郎(りゅうじろう)

AIには書けない、体温とユーモアを大切にした文章を書きたい四十歳代後半の男です。ジモトミンならではの超ローカルな有益情報だったり、面白いものを見つけたらここでシェアさせていただきます☆

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