こんにちは。まちっと堺・泉北編集部のさとです。
堺市内で代表的なお祭りといえば、夏は堺大魚夜市、秋はふとん太鼓のイメージですが
大きな太鼓を吊るお祭りがあると聞いて、8月10日(土)に伺ってきました。
場所は陶器にある隱(かくれ)。東陶器と西陶器の合同の納涼夏祭りだそうで、 隱自治会館がメイン会場となります。
コロナの影響で、今までの内容からは縮小しつつ、新しいお祭りの形になっているようです。
会場にはすでに大きな太鼓が
会場の外では、トラックにこれから吊る大太鼓を乗せて町内を回っていました。
町内を巡った後は、会場にやってきて、トラックから大太鼓を下ろします。
一つ一つの工程は、この猛暑のなかなので、丁寧に時間をかけて行われていました。
屋台の準備も段々と整って、緩やかな時間が流れます。
その間に、展示されている隱地区の山車の見学もさせてもらいました。
会場では、大太鼓と担架をつなげる為に、縄をかける作業が行われていました。
力を合わせて太鼓を持ち上げ、
今度は担いで再び町内を回ります。
練り歩いては休憩を繰り返して、陽が落ちてきました。
太鼓を担ぐ面々の中で、海外の方もいらっしゃったのでお話を伺ってみると
参加するのはもう5回目だそうで、周りの皆さんがとても優しくサポートしてくれるので
すぐに溶け込むことができ、「チーム感や、みんなの喜ぶ顔が見られることが嬉しい」と楽しみを語ってくださいました。
「えーらやっちゃ えーらやっちゃ えーらやっちゃい」という掛け声とともに太鼓を鳴らしながらの練り歩き。
時間になると、今度は、会場へ入っては出てを繰り返します。
一段と大きな「よっしゃ、ほないくで〜!」という掛け声と太鼓の音とともに、再度会場に入っていよいよ太鼓を吊ります。
勢いよく吊り台に向い、縄をかけます。
全体重をかけて縄を引き、太鼓を吊します。
無事に太鼓が吊るされると、担いでいた担架を外し、今度は太鼓2台で音を鳴らし、大歓声のなか大盛り上がり。
メインイベントの太鼓吊りが終わった後は、東西の陶器自治会長や、西高野街道を挟んですぐ隣の狭山市長による挨拶、大道芸人によるパフォーマンス、盆踊りなどが行われ夜遅くまで賑わいをみせていました。
東陶器と西陶器、2つの地区が合同で開催されている隱納涼夏祭り。
コロナ禍の影響もあり、規模が縮小されての開催とのことでしたが、地元の方々が大切に受け継いで開催されている様子が、和気藹々とした雰囲気から伝わってくるとてもアットホームなお祭りでした。
次世代へとこれからも続いて欲しいと願わずにはいられない行事のひとつです。
隱納涼夏祭り
- 2024年8月10日(土)
18:00〜20:00
隱自治会館前
堺市中区陶器北1012
※終了したイベントです
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この記事を書いたのは…
まちっと堺・泉北編集部さと
地域密着の生活情報紙「リビング新聞」を発行する株式会社サンケイリビング新聞社が展開する地域情報プラットフォーム「まちっと堺・泉北」の編集部、さとです。 生まれも育ちも大阪で、結婚を機に泉北ニュータウンに移り住み、居心地の良さに気付けば早8年。緑豊かな環境に癒されながら日々を過ごしています。