こんにちは😊
大阪大学21世紀懐徳堂です。
皆さんは、「腹部大動脈瘤」という病気をご存じでしょうか?
「名前は聞いたことがあるけど、どんな病気かよくわからない」という方々もいらっしゃるのではないでしょうか?
現在、腹部大動脈瘤の薬による治療を目指して、
大阪大学大学院医学系研究科 中性脂肪学共同研究講座の樺 敬人(かんば たかひと)先生がクラウドファンディングに挑戦中です❗
◆クラウドファンディング:予兆なく命を奪う腹部大動脈瘤。臨床研究から治療法への光を見出したい◆
(クラウドファンディングの期間は、2024年10月31日(木)まで)
腹部大動脈瘤とは
腹部大動脈瘤とは、腹部の大動脈の一部が瘤(こぶ)状に膨れる病気です。
ほとんどの方に自覚症状がなく、前触れのないまま瘤が破裂することもあります。
万が一が破裂した場合、大量に出血し、命にもかかわる恐ろしい病気です。
腹部大動脈瘤の研究者である樺先生にお話しを聞いてみました
現在、腹部大動脈瘤は、手術(人工血管置換術・血管内治療)を行なうこと以外の有効な治療法が存在していません。
いつ破裂するかわからない強い不安の中でできる治療がなく、薬による予防や治療法が強く望まれてきました。
私たちは、母乳等に含まれる栄養成分で中性脂肪(TG)の一種であるトリカプリンに着目し、動物実験において腹部大動脈瘤の発症を抑制し、縮小させる効果を見出しました。
本臨床研究は、ヒトにおいて腹部大動脈瘤に対するトリカプリンの安全性や効果を確認することを目的とし、治療薬創出を目指す第一歩とするものです。
現時点では有効な治療が手術に限られている腹部大動脈瘤には、新しい治療法開発が必要です。
本研究への皆さまからのご寄附を、よろしくお願いいたします。
本クラウドファンディングの目的
本研究チームは、たくさんのスタッフに支えていただいておりますが、人員や資金はとても限られており、臨床試験の規模を大きくしたり、研究のペースを上げることが難しい状況です。
皆さまからのご支援があれば、今後臨床試験に参加できる人数を増やしたり、プラセボ(有効成分を含まない偽薬)を飲む方を試験に含めて試験の規模を大きくするなどができ、規模が大きいほどデータの質も高めることが可能になります。
また、検査の項目を増やしたり、より専門的・先進的な画像解析を外部に委託して質の高いデータを取ることにより、試験の結果次第では創薬へのスピードを加速させ、より早く腹部大動脈瘤で苦しむ患者さんたちの治療に結び付けることができるかもしれません。
みなさまのご支援をよろしくお願いいたします。
◆クラウドファンディング:予兆なく命を奪う腹部大動脈瘤。臨床研究から治療法への光を見出したい◆
(クラウドファンディングの期間は、2024年10月31日(木)まで
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この記事を書いたのは…
大阪大学阪大21世紀懐徳堂スタッフ
大阪大学豊中キャンパスにある「21世紀懐徳堂」は、地域の皆さんと共に考え、生きがいを育む社会を創ることを目指し2008年から講演、講座、カフェなどを実施しています。イベント情報を発信していきますので、ぜひご参加ください。