箕面駅から箕面大滝へ向かう滝道を1㎞ちょっと行ったところ、瀧安寺を過ぎ山本珈琲館の手前の橋を渡ったところに、「時習堂」はあります。滝道側から立派な書を見ることができる趣のある建物。
門から入り口までの通路も長く1人で入るには少し勇気がいりますが、中に入るとスタッフが気さくに声を掛けてくれます。
入口で記帳すればOK。観覧無料の施設です。
※時習堂の正式名称は「學問の道・時習堂」です。
時習堂はこういうところ
ここは株式会社日本創造教育研究所というビジネスセミナーを行う会社が創業20周年の記念として平成18年(2006年)に建てた施設。
明治時代以降に日本の近代化に貢献した人々の写真、著作などがあり、また古今東西の古典書を収蔵、誰でも
自由に閲覧でき、また数々の心に響く言葉も掲げてある。
第二次世界大戦の敗戦によって失われた残しておくべき良いもの、人間として何が大切かということを改めて
考えることを目的とした施設なんです。
※[ご来館の皆さまへ]というチラシから抜粋
明治期以降の偉人や、考え方の源泉にある論語など、も学べる
教科書やお札で名前を知っているような偉人の足跡をさっと見ていきながら、興味を持った人やキーワードに出会ったら、スタッフに聞いてみるのもおすすめ。
この施設に常駐されているのは3人の方々。みなさん週に2日ずつお1人で駐在されています。
今回お話しを伺ったのは木村 隆文さん。知的好奇心旺盛で勉強熱心な方でした。蔵書されている本から偉人たちの
エピソードや足跡を覚え、コンパクトにまとめられ、教えていただけます。
てっきり前出の株式会社日本創造教育研究所のOBの方と思っていましたが、シルバー人材センターから派遣されているとのこと。
様々な古典の知識や時代時代の考え方を体系的に捉えられていることには驚かされます。
少し教えていただいただけで賢くなった気がします。(気だけですが、、)
ぜひ気軽に時習堂へ!
わずか数時間の滞在で分厚い本を読み終えることはできませんが、印象に残る言葉、エッセンスは学べそう。
ここを入口に興味を持った偉人、教えを深掘りしていくことにもつながるだろう。
もっとハードルを下げて、お庭を眺めているだけでも落ち着いた気持ちになれる。
自然に囲まれたこの施設で静かに偉人の言葉に触れ、ゆったり過ごしてみるのも充実した休日になるのでは
ないでしょうか?
學問の道・時習堂
- 大阪府箕面市箕面公園2-27
TEL&FAX 072-720-5868
開館時間 午前11時~午後4時(1月~3月:水・土・日・祝日のみ開館 / 4月~12月:火曜日定休)
※令和7年(2025年)1月は5日(日曜日)から開館
入館無料
★この記事が気になったり、いいね!と思ったらハートマークやお気に入りのボタンを押してくださいね。
※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけ、サービス利用の際はHP等で最新情報の確認をしてください
この記事を書いたのは…
ジモトミンM’ckirie
約20年箕面に住んでいました。現在は宝塚住民です 小学校から高校まで市内の学校に通学。 青春時代を過ごした箕面を中心に北摂の魅力を自分自身再確認しながら寄稿していきます!