【柏市】令和7年(2025年)正月初詣レポート塚崎・高柳・藤心編

2025年1月30日

こんにちは。柏市在住の地元民（ジモトミン）、「まちっと柏」ライターのKOJI-KOJIです。

今回は、令和7年（2025年）正月の初詣レポートの塚崎・高柳編です。

巳年ということで弁財天にまつわるところと、柏市指定文化財の天然記念物があるところを中心に回りました。
（蛇は弁財天の化身である、とか、弁財天の使いである、といった説より）

無量山寿量院長福寺

まず最初に向かったのが柏市若塚崎にある無量山寿量院長福寺。

「長福寺」ではなく「寿量院」の方が通称になっている、柏市塚崎にある真言宗豊山派のお寺です。

ざっくりとした位置は、柏市の南部、逆井駅とセブンパークアリオの間であり、ニッカ通りと県道8号船橋取手線の合流点の数百ⅿ手前になります。

同寺院のＨＰによると、

＞緑繁る森に囲まれ、野鳥のさえずりや花の多く咲く、心安らぐ聖地です。

＞また、近辺に「沼南の森自然公園」等があり、ご家族揃っての行楽もお楽しみいただけます。

とされ、環境に恵まれた地にあります。

境内には、柏市指定文化財の天然記念物「玄圃梨（げんぽなし）の喬木（きょうぼく）」があります。

説明板によると、「目通り幹囲1.5メートルの大樹で、樹齢も190年以上」とのこと。

ちなみに目通り幹囲とは、樹木の幹の周長をいい、地際より1.2ｍの位置で測定したものです。

1978年（昭和53年）に当時の沼南町の天然記念物に指定され、当時は樹高24メートルの高木だったものの、1996年（平成8年）に台風で主幹が折れてしまったとのこと。

時節柄、葉っぱも落ちて冬の姿でしたので、葉の茂る際にでもまた見てみたいと思います。

柏市指定文化財の天然記念物「玄圃梨」。写真中央の葉っぱのない折れた樹。

独特の世界観を感じさせるユニークな形状の本堂

きらびやかな本堂内陣。ご本尊の阿弥陀如来がおられます。

塚崎の弁財天社

次に向かったのが同じく柏市塚崎にある弁財天社。

寿量院から南へ約550ⅿのところにあります。
（自転車で3分程）

県道8号、船橋取手線沿いにある神明社の駐車場の奥にある、こじんまりとした神域です。

池の中央に石づくりの祠があり、橋である程度近くまで行けますが、島がないのでそれ以上近づくことはできません。

説明板によると、御祭神は多紀理毘売命（たぎりひめのみこと）、市寸島毘売命（いちきしまひめのみこと）、多岐都比売命（たぎつひめひめのみこと）。

「福徳　知恵　音楽　技芸を授ける神」とのことで、あやかりたくよくお詣りさせていただきました。

弁財天社の鳥居

橋の向こうに祠があります。

祠は２つあります。

神明社の弁財天

続いて向かったのは、神明社の弁財天。

神明社は弁財天社のすぐ隣で、階段を上り、本殿に向かって右側の方向に進むと弁財天の像があります。

かしわ七福神の一神でもあるここの弁財天像は、8本の腕をもつ八臂ではなく、琵琶を奏でる天女タイプ。

近くには大黒天の像もあります。

大黒天は手に持った打ち出の小槌に象徴されるように財や富の御利益があると言われています。

大黒天様にも御神徳をいただくべく、よくお詣りさせていただきました。

神明社の弁財天像

「かしわ七福神」の赤いのぼりが立っています。

近くには大黒天の像もあります。

高柳山龍正院善龍寺

神明社の次に向かったのは、高柳にある善龍寺。

神明社から南へ約600ⅿ、塩どっけ道と呼ばれる古道（舗装されています）沿いにあり、自転車で2分程の近さです。

裏側は小高い森で、整った景観に趣を感じます。

本堂の横に植えられているのは、柏市文化財の天然記念物に指定されている五葉松。

四方に伸びた枝ぶりが立派でした。

この五葉松は、上野寛永寺の輪王寺宮公現法親王より文久元年（1861）に下賜されたされたものだそうです。

柏市文化財の天然記念物に指定されている五葉松

善龍寺の本堂

引いてみると景観が素晴らしいです。

藤心山延命院慈本寺

善龍寺に続いて向かったのは、柏市藤心にある曹洞宗のお寺、慈本寺。

善龍寺から北北西に約850ⅿ、自転車で3分程のところにあります。

このお寺には、かしわ七福神の一神、大黒天が祀られています。

他のかしわ七福神は屋外にありますが、ここの大黒天様は屋内で、本堂の中にあります。

色は金色で金運向上を感じさせます。

ということで、こちらもよくお詣りさせていただきました。

以上、正月初詣レポート塚崎・高柳・藤心編でした。

慈本寺。葉の落ちた銀杏の樹が目に留まりました。