【豊中市】京都伏見の酒蔵を移築したクラシカルな和食レストラン「新免館(しんめんかん)」

【豊中市】京都伏見の酒蔵を移築したクラシカルな和食レストラン「新免館(しんめんかん)」

皆様、こんにちは!豊中商工会議所の下垣です。本年もどうぞよろしくお願いします。
寒さも本格的になって参りました。この日は一年で最も冷え込む大寒直後の1月24日。駅にいると、待ち合わせをされていたのでしょうか、電車から降りてきた人が「今日はさぶいな~、三田は雪が積もってたで!」と話しているのが聞こえました。この日は特に底冷えがし、豊中駅構内も寒いです・・・しかしここ数日は最高気温が10℃を上回る日もあり、少しではありますが春の訪れの兆しを感じますね。

豊中駅北出口を出てお店を目指します。

豊中駅北出口を出てお店を目指します。

能勢街道沿いのお店に到着!

さて今年は仕事始めが豊中駅からすぐのホテルアイボリーさんでの催事だったんですが、そこが運営するお隣の新免館に当日お世話になった方を案内したところ、「こんなところが豊中にあったんですね!」と大変気に入ってもらえたので、ぜひ皆様にもご紹介したいと思います。
場所は阪急豊中駅北出口からだと徒歩3分、国道176号を渡り、グルメシティの前を過ぎるとお店があります。

能勢街道沿いにある、ホテルアイボリー入り口横の別棟にあるお店の前に到着。ちなみにこの能勢街道、大阪市の中津から豊中・池田を経て能勢方面に至る旧街道ですが、今でもところどころに常夜灯や道標などを風情が残っています。

国道を渡るとすぐにホテルがあります。

国道を渡るとすぐにホテルがあります。

ホテルアイボリー玄関前

ホテルアイボリー玄関前

お店外観

お店外観

クラシカルな店内へ

「こんにちは~」と杉玉の下をくぐって入店。駅前の喧騒が嘘のような落ち着いたレトロな雰囲気のある店内。
なんとこちらのお店、京都伏見の招徳酒造の酒蔵を移築した建物とのこと。
今回は1Fの「木賊(とくさ)」というお部屋にいれていただきました。
ちなみに隣のお部屋は「玉葛(たまかずら)」、2Fのお部屋は「巻絹(まききぬ)」と、趣ある名前がつけられています。これは源氏物語にちなんでつけられているのだそう。
ホテルアイボリーの玄関前の壁や石畳には、平安時代に貴族の間で流行した、香合わせの遊び「源氏香」の符号を文様化した「源氏香文(げんじこうもん)」があります。
20年近くこちらのホテルにはお世話になっていますが、この日社長に教えていただくまで知りませんでした…

今回お世話になる「木賊(たまかずら)」

今回お世話になる「木賊(たまかずら)」

2F「巻絹(まききぬ)」の前から1Fを望む。梁も素晴らしい。

2F「巻絹(まききぬ)」の前から1Fを望む。梁も素晴らしい。

ホテルの前にある「源氏香文(げんじこうもん)」。今まで知らなんだ!

ホテルの前にある「源氏香文(げんじこうもん)」。今まで知らなんだ!

実食!

今日は松花堂弁当を注文。
二段のお重が出てきました。お重箱って食べる前は宝箱を空けるみたいでどきどきしますよね。
それではいざオープン!
上の段にはお刺身(鰤、鮪、鯛)、小鯵の南蛮漬け、オクラの胡麻和え、
下の段には蕪の炙り田楽、海老芋の唐揚げと彩りしんじょうのそぼろ餡かけ、
別皿には天婦羅(穴子、海老、南瓜、茄子)、洋梨のコンポート蜜柑ゼリーがけ。
お刺身、特に鰤は脂が乗ってて美味いですね~。小皿のお醤油につけると脂がパッと散り、食欲をそそります。
そぼろ餡かけ、海老芋を揚げてあるので食感に変化があり、さらに出汁が効いてて素晴らしい。特におじさんになると、日本の出汁文化の良さをしみじみ実感します。
次は天婦羅。海老もプリプリで美味ですね~。硬めに炊かれたご飯とよくあいます。

オープンザセサミ~と独白からの一段目

オープンザセサミ~と独白からの一段目

天婦羅盛り合わせ。美味!

天婦羅盛り合わせ。美味!

二段目

二段目

歓送送迎会やお祝いの席にぜひ

メインを堪能し、洋梨のコンポートをいただいた後、折角なのでデザートセット(¥550)も注文しました。
どうでもいい話ですが私は左党であり甘党でもあります。さらに余談ですが、ネットによると昔の大工さんは右手に槌(つち)、左手に鑿(のみ)を持ったことから、酒「のみ」を左党と言うらしいです。記事を書いてると色々調べるので勉強になりますね。
ワラビ餅と白玉小豆、おかわり可の珈琲も堪能しました。食後の甘味も最高です。

さてこちらの新免館さん、毎月1日限定の「お客様感謝DAY特別会席」(4,950円税込)を2月に限り、1カ月にわたって開催されます。(※要予約)
ノーベル受賞晩餐会でふるまわれた名酒「神戸酒心館 福寿」の新酒、純米吟醸・大吟醸・純米生酒を楽しめる福寿の新酒利き酒3点セット(1,210円税込)もあるようです。仕事帰りに来ていれば私はこれもいただいてたと思います。
またお隣のホテルアイボリーの中庭に樹齢600年の榧(かや)の木があるのですが、豊作の年はこの木から採れた実油で鯛の天婦羅を販売されているのだそう。
徳川家康も好んで食べた榧の油の天婦羅、森林の薫りが加わり甘みもあるとのことです。(※生産量が少ないので無い年もあるようなので詳細はお店にお問合せを)

ちなみにこちらのお店、人数が多いと貸し切りにも出来ますし、さらに大人数だとお隣のホテルアイボリーで宴会も出来るようです。
個室もありますので、これからの歓送迎会をはじめ、ご家族、お友だちなど大切な人との会食やお祝いの席にぜひ!
行かれる前はご予約をおすすめします。

デザートセット。白玉がほんのり温かくて優しい。

デザートセット。白玉がほんのり温かくて優しい。

中庭にある樹齢600年の榧(かや)の木

中庭にある樹齢600年の榧(かや)の木

2月限定の特別会席

2月限定の特別会席

新免館(しんめんかん)

  • [住  所]豊中市本町3-1-16
    [電話番号] 06-6849-3051(直通) 06-6849-1111(ホテル代表)
    [営業時間] 【ランチ】11:30 〜 14:00 (L.O. 13:30)【ディナー】17:30 〜 20:00 (L.O. 19:30)

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豊中商工会議所豊中CCIスタッフ

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