こんにちは。まちっと堺・泉北編集部のさとです。
堺市南区を拠点に、地域コミュニティの再生と活性化を目指して活動しているNPO法人 SEIN(サイン)さん。
超少子高齢化や経済成長の鈍化、新しい生活様式など、
現代の多様な地域課題に取り組んでいるSEINさんが、
地域のつながりを強化し、災害時にも活かせるコーディネーター育成を目的に、
「フェーズフリー」なまちづくりコーディネーターを募集されています。
「フェーズフリー」って?
「フェーズフリー」とは、
「普段のくらし」と「もしものとき(災害など)」 をつなげる考え方のことで
たとえば…
いつも近所の人とあいさつしていると、地震などの災害があったときに、「大丈夫?」と周りの人にすぐに声をかけられたり
キャンプでごはんを作るのに慣れていると、停電しても工夫して料理が作れたり
通勤通学のカバンにいつも水筒やお菓子を入れていると、もし帰れなくなっても、しばらくの間は飢えがしのげるなど
「特別な準備をする」のではなく、普段からやっていることを
災害のときにも役に立つようにデザインする災害に関わる新しい概念です。
募集しているのはこんな人
今回募集しているのは、地域のつながりを大切にし、災害時にも活かせる「コーディネーター」になりたい人 だそうです。
また、「泉北ニュータウン型」ということで、泉北ニュータウンに在住・在学・在勤していることが条件となります。
ご自身にも当てはまるか、チェックしてみてください。
✅ 「じぶんのまち」に愛着がある人
→ 地域の課題を理解し、よりよいまちにしたいと思っている人。
✅ 人と人をつなぐことが好きな人
→ 近所の人や地域の団体、学校などと関わりながら活動できる人。
✅ まちづくりや防災に興味がある人
→ 日常のつながりを大切にし、それを災害時にも活かしたい人。
✅ 現在、地域で何らかの活動をしている人
→ ボランティアや地域貢献活動に関わっている人。(※被災地支援の経験がなくてもOK!)
✅ パソコンの基本操作ができる人
→ ワードやエクセルなどで簡単な事務作業ができること。(専門知識は不要!)
✅ 研修の全日程に参加できる人
→ オンラインやフィールドワークを含めた研修に積極的に参加できる人。
特別な資格や経験は不要で、
「まちのために何かしたい!」 という気持ちがあればOKなんだそうですよ。
実際の活動内容は?
この研修を受けた人(コーディネーター)は、地域のつながりを強化し、普段のまちづくりと災害時の助け合いの両方を支える役割を担います。実際には下記のような活動の内容が想定されます。
🌟普段からのつながりづくり(実行会議・地域活動)
✅ 地域のキーパーソン(住民、団体、行政、企業など)とつながる
✅ NPO法人 SEINと協力して、地域ごとの実行会議を開催
✅ さまざまな立場の人が関われる「しくみ」を一緒につくる
🌟災害時コーディネーション
✅ 災害が起こったときに、地域のニーズを把握し、必要な支援をつなぐ
✅ 普段のつながりを活かし、住民・団体・行政・企業と協力して対応
🌟まちづくりイベント・防災活動への参加
✅ まちづくりや防災に関するイベントに参加し、地域のネットワークを広げる
✅ 必要に応じて、住民に情報を発信したり、協力を呼びかけたりする
📌 ポイント
・地域のつながりをつくる役割 → 普段の生活のなかで自然に関係を広げる。
・災害時にすぐ動けるネットワークを準備 → 緊急時に速やかに支援をつなげる。
・「じぶんのまち」をよく知ることが大切! → どんな人が住んでいて、どんな助けが必要なのかを把握する。
📅活動期間:2027年2月まで
💰 まちの調査や実行会議の開催にかかる活動費が支給されます
この研修を通じて、「普段のまちづくり」が「災害に強いまちづくり」につながる ことを目指します!
先駆けて、公開研修会を開催!
コーディネーターの募集開始前日に、誰でも受けられる公開研修会が実施されますので、まずは公開研修会を受講してから検討するのも良いのではないでしょうか。
公開研修会の内容
📅 日時:2025年2月24日(月・祝)10:00~12:00
📍 場所:泉北ラボ
🔹 テーマ
「災害時にも強い『フェーズフリーな』まちづくりとコーディネーターの役割について」
🔹 プログラム内容
① 基調講演(講師:菅野 拓 先生)
(大阪公立大学 大学院文学研究科人間行動学専攻 准教授)
- フェーズフリーとは?
- 「普段の暮らしの延長線上で、災害時にも自然に助け合える地域づくり」の考え方を学ぶ。
- 実際の事例を紹介しながら、フェーズフリーの重要性を考える。
- 災害時に強いまちづくりとは?
- どんな地域が災害に強いのか?
- これまでの大規模災害から学ぶ「普段のつながりが活かされた事例」。
- コーディネーターの役割
- 地域のつながりを強化し、普段からの関係性を深める方法。
- いざという時に助け合える環境をどう作るか。
② ディスカッション & 交流タイム
- 参加者同士で意見交換をし、「じぶんのまち」に活かせることを考える。
- 他の参加者と交流し、今後の活動のヒントを得る。
この研修で得られること
✅ フェーズフリーの基本が学べる!
✅ 地域づくりや防災に興味のある人とつながれる!
✅ 「じぶんのまち」にどう活かせるか考えられる!
この研修会は、これから始まる「コーディネーター養成プログラム」の導入部分にもなっていてるので、興味がある方や地域をもっと良くしたいと思っている方にはピッタリの内容ですね!
応募の流れは?
公開研修を受けて、やってみたいと思った方は応募フォームからエントリー。
選考の流れを時系列でご紹介します。
📝 ① 応募~選考
📅 2025年2月25日(火)~3月14日(金)17:00まで
- 申し込みフォームから応募
- 選考・面談(必要に応じて電話等でヒアリング)
- 結果通知(2025年3月中)
- 参加が決まった人には、NPO法人SEINから通知が届きます
📖 ② 研修の受講(全6回)
📅 2025年2月24日(月・祝)~ 随時開催
▶ 1日目(3時間・座学研修)
🔹「フェーズフリー」の視点
🔹目指したいコーディネーター像について
▶ 2日目(2時間・オンライン研修)
🔹「じぶんのまち」を知るための調査
▶ 3日目(フィールドワーク)
🔹実際にまちを歩いて、多角的な「まちの見方」を学ぶ
▶ 4日目(2時間・座学研修)
🔹「じぶんのまち」のキーパーソンとつながる方法
▶ 5日目(3時間・座学研修)
🔹人と人をつなぐ視点やポイントを学ぶ
🔹ボランティアコーディネーションの基礎知識
▶ 6日目(2時間・卒業式)
🔹実行会議体験を通して、ファシリテーションを学ぶ
🔹「私はこんなコーディネーターになる!」宣言
🏡 ③コーディネーターとして活動開始(2025年4月~)
こちらのページの応募フォームより、ご応募ください。
地域のつながりが、普段の暮らしだけでなく、もしものとき(災害時)にも活かせる心強い活動。ご興味のある方は、まずは公開研修会だけでも受けてみてはいかがでしょうか。
泉北ニュータウン型 「フェーズフリーな」 まちづくりコーディネーター募集
- 【公開研修会】
日時 2月24日(月・祝) 10:00〜12:00
場所 泉北ラボ
住所 堺市南区高倉台 1丁2-1 シェアタウン泉ヶ丘ネクスト D 棟 2
講師 菅野 拓さん
【まちづくりコーディネーター 応募期間】
2月25日(火)〜3月14日(金) 17:00まで
※画像は主催からの提供です
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※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけ、サービス利用の際はHP等で最新情報の確認をしてください
この記事を書いたのは…
まちっと堺・泉北編集部さと
地域密着の生活情報紙「リビング新聞」を発行する株式会社サンケイリビング新聞社が展開する地域情報プラットフォーム「まちっと堺・泉北」の編集部、さとです。 生まれも育ちも大阪で、結婚を機に泉北ニュータウンに移り住み、居心地の良さに気付けば早8年。緑豊かな環境に癒されながら日々を過ごしています。