下水道って、どんなふうに水をきれいにしているか知っていますか?
5月10日(土)に開催された「南吹田水再生センター 春の施設見学会2025」の午前の部に、家族で参加してきました!
車椅子の私でも安心して参加でき、息子と一緒に身近な水のしくみを楽しく学べる、とても貴重な体験になりました。
実はこの見学会、2003年の開催時には応募倍率がなんと19倍という人気ぶりだったそう!
吹田市の下水道施設がどれだけ注目を集めているか、改めて感じました。
クイズで学ぶ!汚れた水はどこへ行く?
午前の部は、小学4年生程度を対象とした親子向けのプログラム。
最初に行われたのは、下水道と下水処理に関する職員さんの説明&クイズタイム!
「下水処理場では、どんな方法で水をきれいにしていると思う?」
選択肢はこちら!
(1)薬を使う
(2)洗剤できれいにする
(3)微生物の力を借りる(←正解!)
息子も「えっ!微生物ってそんなことできるの!?」と興味津々。
大人も「知らなかった!」と思うような内容ばかりで、親子で楽しく学べました。
春の施設見学会に参加!南吹田水再生センターは、吹田と大阪の境にある、とっても広い下水処理施設!
下が下水処理施設、上は市民体育館やグラウンド!?全国でも珍しい“半地下式”構造なんだそう
まずはお勉強タイム!下水処理だけじゃなく、浸水対策もしていると知って息子もびっくり!
下水がどんどんキレイに!微生物のヒミツをのぞいてきたよ♪
続いて、いよいよ施設の中を見学します。
沈砂池→ポンプ室→沈殿池→反応槽→最終沈殿池→消毒→神崎川へ放流、という工程を、実際に目で見て回りました。
中でも印象的だったのが「反応槽」。
たくさんの空気を送り込んで、微生物が活発に活動できるようにしているんだそうです。
「微生物がゴミを食べて、水がきれいになっていくんやって!」と、息子の目がキラキラ。
街を守る“巨大パーツ”!雨水用ポンプの羽根車は、1分で612㎥の排水が可能なんだそう!
汚れた水の第一ステップ!沈砂池で異物を除去し、ポンプで次の工程へ送ります。ここから“水の再生”が始まります!
最初沈殿池で汚れを分ける!水をゆっくり流して、小さなゴミや汚れを底に沈めます。
「お父さんの仕事とつながってる!」車椅子でも安心の下水処理見学
私は車椅子で参加しましたが、一部見られないエリアはあったものの、多くの見学スポットを回ることができました。
職員さんのサポートも丁寧で、移動もスムーズ。子どもへの説明もやさしく、安心して楽しめました。
実は息子、父親が浄水場で働いていることもあり、以前からこういう施設を見てみたかったんです。
当日は「お父さんの仕事とつながってる!」と大興奮でした。
反応槽で微生物パワー全開!微生物が汚れを食べて、泥のかたまり「活性汚泥」を作り水をきれいにしています。たくさんの空気を送り、微生物も元気いっぱい!
「最終沈殿池」ではゆっくり水を流し、活性汚泥を底に沈めて、きれいな上澄と分けます。
広域監視室では、24時間体制で監視・運転操作が行われています
お土産いっぱい◎大好きなミャクミャク蓋も発見!吹田市ってマンホール天国!?
見学後には、うれしいお土産もいただきました。
◾️下水道部オリジナルトイレットペーパー
◾️微生物のバッジ
◾️マンホールカード
◾️下水処理で発生した「汚泥」から作られた有機質肥料(2kg)
そしてもう一つ、息子が大喜びだったのが「ミャクミャクのデザインマンホール」!
吹田市には、1970年の大阪万博が開催されたご縁で、合計8カ所にミャクミャク蓋があるんだそう。
さらには、吹田市オリジナルデザインの蓋もなんと18種類!
「ぜんぶ見に行ってみたい!」と、新たな楽しみが増えました。
息子はたくさんのお土産に大興奮! 水に溶けやすいトイレットペーパーを使うことの重要さも学びました。
ミャクミャクのデザインマンホールを発見!大阪万博の縁で合計8カ所に設置され、オリジナルデザインも18種類あるんだそう!
夏休みも要チェック!「下水道サイエンスラボ」開催決定(申込締切:7月10日)
見学会を開催している下水道部水再生室では、夏休みにも楽しいイベントが予定されています!
その名も「下水道サイエンスラボ」。
実験や観察を通して、下水のしくみや微生物の働きについて、親子で楽しく学べる特別講座です。
【下水道サイエンスラボ(夏休み特別講座)】
◾️日程: 2025年7月30日(水)・8月6日(水)
◾️時間: 午前(10:00〜12:00)/午後(14:00〜16:00)の計4回開催(※各回内容は同じ)
◾️対象: 吹田市在住・在学の小学4~6年生とその保護者
◾️主なプログラム
・いろいろな紙の溶け方を比較する「紙の溶解実験」
・汚れた水をきれいにする「微生物の観察&図鑑づくり」 など
体験を通して下水道のしくみを学べる、自由研究にもぴったりの内容になっています!
申し込み締め切りは2025年7月10日(木)まで。
気になった方は、ぜひお早めにチェックしてみてくださいね。
おわりに:親子で学べる貴重な見学ツアー!自由研究にもぴったり◎
普段なにげなく流している生活排水が、どのようにきれいな水になって川へ戻っていくのか——
実際に見て、体験することで、私たちの暮らしや自然とのつながりを親子で実感できました。
「水って、こうやってきれいになってるんだ!」と目を輝かせる息子の姿に、私もじんわり。
社会や理科の学びにもつながる内容で、夏の自由研究のヒントにもなりそうです。
次回の施設見学会の情報は、吹田市の公式サイトで発信予定とのこと。
「お知らせメール」に登録しておけば、最新情報が届いて便利ですよ!
気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
親子で学んだ貴重な体験。普段は見えない“水の循環”を肌で感じ、水の大切さを改めて実感できました。
すいたん発見!学びと楽しさがぎゅっと詰まった、親子の大満足な一日でした。
URL: 【吹田市】下水道
【水再生センター春の施設見学会2025】(イベントは開催済み)
- ◾️開催日:2025年5月10日(土)※荒天中止
◾️時間:
・午前の部(親子向け):10:00~12:00
・午後の部(大人向け):13:30~15:30
◾️会場:南吹田水再生センター(吹田市南吹田5丁目35-1)※駐車場あり
◾️内容:下水処理の概要説明 → 水処理施設の見学
◾️対象
・午前の部:小学4年生程度の親子向け(大人のみ参加も可)
・午後の部:一般向け(子ども参加も可)
※未就学児は参加不可、小学生は保護者同伴必須
◾️参加費:無料
◾️定員:各回30名程度(申込多数の場合は抽選)
◾️主催・問い合わせ:吹田市 下水道部 水再生室(企画・施設担当) URL:https://www.city.suita.osaka.jp/kurashi/1018541/index.html
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※記事に掲載した内容は公開日時点の情報です。変更される場合がありますので、お出かけ、サービス利用の際はHP等で最新情報の確認をしてください
この記事を書いたのは…
ジモトミンゆっけ
太陽の塔が見える街で、車椅子生活をしながら子育て中。小学生の息子は警察・消防・自衛隊が大好きで、週末は北摂のイベントに出没しています!車椅子でも安心して楽しめるお出かけスポットや親子での体験を発信しながら、北摂の魅力を一緒に見つけていけたら嬉しいです!