こんにちは!まちっと北摂編集部だんだんです。
吹田市正雀の住宅街に、かわいらしいポストが目印の一軒家があります。
自閉症や知的障がいのある人たちが余暇活動を楽しむ場所「ワイワイプレイス」です。
運営するのは、吹田市を中心に活動する「NPO法人ワイワイセッション」。
“障がいの有無に関わらず、みんなで集まって楽しい時間を過ごそう”という想いから、2009年に活動を開始。
2018年にNPO法人となり、2022年6月からこの「ワイワイプレイス」で、
自閉症や知的障がいのある人たちの日中一時支援事業を行っています。
4月1日(土)・2日(日)に、ワイワイプレイスの利用者たちが描いたアート作品を展示する「つながる作品展」を
吹田歴史文化まちづくりセンター「浜屋敷」で初開催するにあたり、
ワイワイセッションの企画推進リーダーであり、現在ボランティアとして活躍されている田中友梨さんに
作品展への想い、ワイワイプレイスでの活動についてなどお話を伺ってみました。
思わず笑顔になれる!豊かな感性が光るアートの数々
田中さんが学生のときに立ち上げたというワイワイセッション。
大学で音楽療法を学んだ田中さんは、団体にも“セッション”と名付け、
「障がいがあっても音楽を楽しめるような場をつくりたい」と活動を始めたそう。
「今までは公民館などで音楽やアートを中心にさまざまなプログラムを実施してきましたが、
自閉症や知的障がいのある人たちが安心してくつろげて、
みんなで楽しく過ごせる場があるといいなという想いで、ワイワイプレイスが誕生しました」と話します。
ワイワイプレイスでは、10人程度の利用者がボランティアの人たちと一緒に、
音楽セッションやアート制作、クッキングやレクリエーションなど幅広い活動を行っています。
▼活動内容の詳細については、こちらのブログから!
今回の「つながる作品展」に出展される作品も、この活動中に生み出されたもの。
自由時間に何気なく描かれたものや、みんなで作り上げたものなどアートの種類もさまざま。
作品の一部を見せていただきましたが、作り手が楽しんで制作している様子がうかがえ、
見ているこちらも思わずにっこりしちゃう作品がいっぱい!
絵を描くのが好きな人も苦手な人も、興味を持って取り組めるようにと、
ボランティアの方々の多彩なアイデアが光る作品も。
制作についての話を聞きながら「ほぉ~、なるほど!」と作品の魅力に引き込まれるばかりでした。
「つながる作品展」ではミニコンサートやワークショップも実施予定
「つながる作品展」は、4月1日(土)~4日(火)に浜屋敷で行われる「さくら日和」というイベントの中で行われます。
「つながる作品展」の開催日時は、4月1日(土)・2日(日)午前10時~午後3時。午後2時からはミニコンサートを実施予定。
そのほか、名刺づくりのワークショップなども行われる予定だそう。
「ワイワイプレイスができてまだ1年足らずですが、本当にたくさんの素敵なアート作品が生まれ、もっと多くの人たちに見てもらう機会があればと思っていました。
そんなときに浜屋敷さんから作品展の話をいただき、アート作品の展示を通して、多くの人にワイワイセッションという団体を知ってもらい、
このような世界があるということ、ワイワイプレイスという場所でこんな素敵なものが生まれているということを、知ってもらうきっかけになればいいなと思っています」と話す田中さん。
「今後も継続して作品展や演奏会などを実施していきたい」とのこと、その第一歩となる今回の作品展。
作り手ひとりひとりの生き生きとした感性に、ぜひ触れてみてください!
ワイワイセッションプレゼンツ「つながる作品展」
- 日時:2023年4月1日(土)・2日(日)午前10時~午後3時
場所:吹田歴史文化まちづくりセンター「浜屋敷」(吹田市南高浜町6-21) 阪急京都線「相川」駅から徒歩約10分、阪急千里線「吹田」駅から徒歩約20分
入場無料
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この記事を書いたのは…
まちっと北摂編集部だんだん
大阪・北摂(豊中・吹田・池田・箕面・茨木・高槻)で地域密着の生活情報紙「リビング新聞」を発行する株式会社サンケイリビング新聞社が展開する地域情報プラットフォーム「まちっと北摂」の編集部、だんだんです。 大阪で生まれ育ち、社会人半ばで上京してから出産を機にUターン、憧れていた北摂住まいに。自然豊かで人があたたかく、便利で住みやすいこの街に愛着を感じる毎日です。万博記念公園の外周を走るのがお気に入りのランニングコース♪アイコンの画像は2歳のときの私です。