9月末に急に涼しくなりました。あまりに急激な季節の変化に体調を崩す方も多いようですが、皆様いかがお過ごしでしょうか。ようやく訪れた過ごしやすい季節、元気に楽しみたいですね。
秋になると食べたくなるのが、芋・栗・かぼちゃ。ハロウィンが近くなるとかぼちゃのナニガシはいろいろなところで見るようになりますが、パン屋さんでも山吹色のフィリングやトッピングが美しく彩るようになります。栗、芋もパンとの相性も良く、特に栗好きの私にとって秋は楽しみな季節でもあります。
そんな秋のパン屋に賑わいをもたらす芋・栗・かぼちゃと同じくらい大好きなのが豆です。乾燥して保存されるため、旬が分かりにくくはありますが、実は豆も秋から冬にかけてが旬。そう思うと、秋には豆が一層美味しく感じてしまいます。
流山にある「Le Paintagone」を訪れた時にも、つい気になってしまったのが豆のパンでした。
こちらのお店は昨年2022年8月のオープンから1年が過ぎたところ、開店当初から「本格的なハード系」が買えるお店として評判でした。私が訪れた9月の初旬にも行列こそ出来ていないものの、絶え間なくお客さんが訪れて賑わっていました。
こぢんまりとしたお店ですが、店頭にはハード系だけでなく、クロワッサンなどの油脂の織り込み生地の繊細な層が魅力のヴィエノワズリー、ハード系で作る惣菜系などが多種並び、目移りしてしまいます。
水分が多く、生地の扱いが難しいといわれるロデブがプレーンとバリエーションの2種おいてあったのも印象的でした。
お昼時に食べるのにぴったりのオープンサンド(フランス語でタルティーヌ)にはもうひとつの秋の味覚、きのこが使われていました。
フレンチトーストにはパン・ド・ミ、ミルクフランスはヴィエノワ(ミルク仕込みの生地のパン)が使われ、生地だけでも5~6種仕込んでいるようで、他に焼き菓子などもあることを考えると手間暇かけている様子が伺えます。
豆が使われていたのは「パン アリコベール」、うぐいす豆の甘煮が練り込まれたパンです。細長い生地を「の」の字に丸めたフォルムで、食べやすいだけでなく見た目も愛くるしくて魅惑的でした。
どこを食べても豆に当たり、まんべんなくホクホクした豆の食感が楽しめます。豆が甘すぎず、生地の塩味が丁度良くて後を引くので、もう一口、もう一口と食べ進んでしまう危険なパン、何も付けずに最後まで美味しく食べきってしまいましたが、バターを付けるとより美味しくいただけそうです。
食欲の秋、楽しみましょう。
Le Paintagone(ル・パンタゴン)
千葉県流山市平和台3-4-14
04-7114-2170
営業時間 10:00~16:00(売り切れ仕舞)
定休日 日曜、水曜、祝日
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